MacBook Pro 16 2021

ようやくCalDigit TS4が買えた



以前から購入予定だったThunderbolt4ドック、
CalDigit TS4を購入したので、紹介します。

■TS4を買った理由

まず、なぜCalDigit TS4を買ったのかというところを最初に説明しておきます。

自分の環境は、プライベートと仕事用の2台のMacを使っていて、プライベートMacはThunderboltドック、仕事MacはUSB-Cハブを使っています。

以前は、この両方を4Kディスプレイで接続していて使えていたのですが、この夏に5K2Kのディスプレイを購入しました。

この5K2Kディスプレイの入力ポートには、Thunderboltと、DisplayPort、HDMIがあるのですが、仕事Macと接続しているUSBハブでは、5K2Kの入力に対応していませんでした。
なので、5K2Kで表示するには、USBハブとは別に、Thunderboltケーブルでディスプレイを直に接続しなくてはいけません。

つまり、Macと接続するケーブルは2本になってしまうので、これを解消するために、5K2K出力に対応したドックを買い足す必要があったわけです。

■ドック選び

自分が、最初に買ったThunderboltドックはケンジントンのものですが、これは良かったです。
ポート数は少ないものの、DisplayPortもあり、安定性があり、5K2Kディスプレイでも使えて、今でも現役で使用中です。
ただこれは、廃番になっていて、買い足すことはできません。

仕事用のMacBook Pro用にも、以前は、安めのThunderboltドックを使ってきたのですが、紆余曲折がありました。
ベルキン、アンカーのドックを買ってみたのですが、途中でカメラなどが動作しなくなる、ということが起こりました。

仕事でリモート会議の時に、急にカメラが使えなくなると結構焦ります。

ドック自体が熱を持ったり、ファンがかなりの勢いで回っていたので、熱が原因かもしれません。

安めのThunderboltハブは電源一体型なので、そこがダメなのかもと思い、電源は純正アダプタを使い、他の接続をUSB-Cハブにしたところ、無事、安定しました。

4Kの時はこれで安定していたのですが、USB-Cハブでは、今の5K2Kの出力に対応していないため、電源別タイプの本格的なThunderboltドックが必要になったわけです。

どのドックがいいのか選択肢を挙げる作業ですが、まず自分が実際に買って問題のあったベルキン、アンカーを避けるとすると、残る有力候補はCalDigitか、OWCあたりになります。

自分に取って必要な条件を整理すると、

条件
  • 5K2Kモニタ対応
  • DisplayPort
  • イーサネット
  • 給電可能
  • マイクロSDカードポートが独立

ほとんどの条件は、OWCでもOKでしたが、最後のマイクロSDカードポートが独立してるのは、CalDigit TS4だけになりました。

自分の場合、GoProなど、マイクロSDカードを使う機会があります。
マイクロSDカード専用ポートがあると、アダプタを噛ませなくていいので、便利なのです。
通常のSDカードスロットは、MacBook Pro本体にもありますので、どうせなら、マイクロSDカードのスロットが独立している方が、良かったわけです。

ただ、コスパを考えれば、空いてるポートにカードリーダーをつけた方が安上がりにはなります。

CalDigitは、自分は使ったことないですが、ネット上での評判はかなり良いことは知っていました。ドックは何台も失敗したので、評判の高いものにしておきたいという心理も働き、CalDigit TS4に決めました。


■TS3 Plus と TS4

CalDigitには、TS4の一つ下のモデルとして、TS3 Plusというのがあり、2万円近く安いです。

一応違いを見ておくと、マイクロSDカードのポートがないのと、TS3 Plusは、Thunderbolt 3対応のドックです。

Thunderbolt の3と4の違いはそれほど多くないのですが、速度の出るケーブルの長さの違いと、Thunderboltポートが増やせる、というのがあります。

今現在の自分の使い方であれば、Thunderbolt 3でも大丈夫なのですが、しばらくは買い替えたくないので、今後の発展性を考えて、Thunderbolt 4対応のTS4にすることにしました。


■TS3 Plus と TS4

結構、早い段階で機種はTS4に絞り込めてましたが、今年の夏頃はなかなか在庫がありませんでした。

その間に、値段が上がったりもしたのですが、10月になってAmazonに在庫が復活、さらにポイントが多くもらえるCalDigit公式ストアに在庫が出たので、すかさず購入しました。

■購入

箱の段階でわかりましたが、かなり重いです。

CalDigitのドックは、以前は、もっさりとした印象があったのですが、このデザインは、結構好きです。
この印象の違いですが、TS3の頃は、写真だけでしかみたことがなく、縦置きにした時の長さが、TS4よりも1.5cmぐらい短くて、ずんぐりした印象でした。

ですが、あらためて見直してみると、大きな違いはないようにも見えますね。

付属品ですが、横置き用の脚がついています。
電源が大きいのですが、これは給電と熱を考えると仕方ないところです。
Thunderboltケーブルは80cmのものが付属しています。
Thunderbolt 3の時には、速い速度を出すためには、長さの制限があったのですが、Thunderbolt 4になってなくなりました。
いずれにせよ短すぎるので、これは使いません。

背面ポートはさすがに豊富ですが、全部は使わないでしょう。特に、4つもあるUSB-Aポートは、今は用途がないです。

前面も、ポートが充実しています。
ワイヤレスキーボードなど、デスク上で充電したい時には、重宝しそうです。

■セットアップ

設置場所は、ディスプレイ右側のスピーカーの下、オーディオインターフェースの上にしました。ディスプレイの左側は、Mac本体を2つも置いてあるのと、ケーブルやカードの抜き差しには、利き手側が良さそう、という気がしたので。

仮設置したところ、ケーブルの長さが足りないものがあったので買い足しました。

Cable Mattersの2mのThunderbolt4ケーブルと、NIMASOの2mのUSB-C 2本セットです。

Thunderbolt 4ケーブルは、本体との接続用です。
ドックは右側ですが、本体は左側なので、このぐらいのケーブルの長さでも割とギリギリです。

USB-Cは、一本はディスプレイとの接続用、もう一本は、StreamDeck用です。
ここで失敗があって、ドックとディスプレイの接続は、事前に他のUSB-Cケーブルで試した時は、表示できたと思ったのですが、新しく買ったUSB-CケーブルではNGでした。
いったん、手持ちの1.5mのThunderboltケーブルでなんとかなりました。

セットアップの出来上がりですが、TS4に接続したのは、本体、オーディオインターフェース、ディスプレイ、StreamDeck、サウンド出力、イーサネットで、これらが常設になります。

裏面のThunderbolt / USB-Cポートは全て埋まりました。やはり、USB-Aポートは埋まっていません。

オーディオインターフェース以外にも、TS4のサウンド出力も使用しています。
Steinbergのオーディオインターフェースは、本体にボリュームがある分、Macからの音量調節は効かないので、Macから音量調節を使いたい場合は、こちらを使います。出力はどちらにせよ、ミキサーで纏めているので、同じスピーカーから出力されます。
TS4背面のサウンドポートは、入力と出力が別、前面は入力と出力が一体で、4極プラグのEarPodsも使用できます。
前面と背面のサウンドポートは同時には使えず、前面のヘッドフォン端子に刺すと、前面が優先されます。

イーサネットは、2.5Gbps対応ですが、残念ながら、我が家のハブやNASは1Gbps対応のものしかないので、今のところ性能は活かせそうにないです。NASを買い替えるタイミングがあれば、その時に検討になるでしょうか。

■リフレッシュレート

LGの5K2Kディスプレイはリフレッシュレートが72ヘルツまで対応していますが、TS4経由でも72ヘルツで表示できているようです。
TS4のマニュアルには、60ヘルツと書かれていますが、USB-Cではなく、Thunderbolt入力されているから、なのでしょうか。

実際の使い方

TS4の実際の使い方ですが、
Macを持ち出して、Thunderboltのケーブルを接続すると、ディスプレイ、有線LAN、サウンド、StreamDeckが一気に接続でき、使えるようになります。充電も、急速ではありませんが、問題なくできます。
逆に持ち出したい時は、ケーブルを抜くだけです。

以前に使っていたケンジントンのThunderboltドックは、仕事用のMacで使い、DisplayPortで、5K2Kディスプレイに入力。
これで、抜き差しするケーブルは1つのMacにつき1本だけになり、理想通りにできました。
以前は、ケンジントンのドックを経由したDisplayPort出力ではチラつきが出ていたのですが、その問題もなくなっていて、ラッキーでした。

左手デバイスのStreamDeckとの接続も、TS4にまとめました。
以前のドックではStreamDeckが接続できるUSBポートが余っていなかったのと、仕事用とのMacと付け替えることも想定して、MacBookPro 本体と直接接続していました。
仕事内容で繰り返し作業が減ったため、StreamDeckはプライベート専用にして、TS4に接続することにし、少しスッキリしました。

■SDカードポート

TS4のSDカードポートですが、カチッと止まって、プッシュすると出てくるタイプです。通常のSDカードと、マイクロSDカードの2つのポートがありますが、同時使用が可能のようです。
実際に使う場面はなさそうですが、SDカード同士のコピーもできました。

■発熱

過去の電源一体型ドックでは、発熱がすごかったので、今回は電源別のTS4にしたわけですが、電源別でも本体の発熱自体はそれなりにあります。
ただ、動作不良などは今のところなさそうです。


■Thunderboltである必要

Thunderboltのメリットは、高速のデータ転送ですので、真っ先に思い浮かべるのは、大容量ストレージとの接続です。
自分の場合は動画の作成もしているので、大容量ストレージを接続して使いそうなところですが、自分はTS4には、ストレージは接続していません。

以前のintel MacBookProの時は、内蔵SSDが1TBで、外部ストレージに大容量のHDDを使っていたのですが、使い勝手が悪かったのでやめました。

使用するファイルを外部ディスクに移すと、ドックから外すときに、接続を外す処理をしないといけないのと、当然外部ディスクにあるファイルは使えません。
せっかくのラップトップタイプである機動性を損なうわけです。

なので内蔵のSSDを奮発して2TBにして、古くなったファイルをNASに逃すようにしました。これで、Mac本体とドックをケーブル1本で接続するだけの運用がしやすくなっています。

ストレージを接続して使う場合は、CalDigitには、Docking Station Utilityというのがあります。これは、ドックにマウントされている外付けディスクを一斉にアンマウントしてくれるアプリです。
自分もUnDockという似たようなユーティリティアプリを使っていました。

大容量ストレージを使わないなら、正直Thunderboltである必要性も少ないのですが、もう一つの理由が、ディスプレイです。

動画の最初の方でもあったように、5K2Kディスプレイに出力するには、HDMIポートしかないUSB-Cハブでは難しいので、高価なThunderboltドックを使わざるを得ない、ということになります。


■ちょっとした困った

TS4を使うようになって、全体的な使い勝手は上がったのですが、ちょっと困ったことが発生。
TS4とは直接関係ないのですが、仕事用のMacで使っている、ケンジントンのドックに接続したウェブカムのLEDが点灯を繰り返すようになってしまいました。
給電されているのに、信号が来ていない、ということなのでしょうか。これまで使っていたUSB-Cハブや、Thunderbolt3ドックでは起きなかった現象でした。

仕方ないので、HomeKit対応のスマートコンセントで、ドック全体の電源をコントロールするようにしました。平日の朝8時になると、自動でドックの電源がオンになり、デスクライトを消灯する時には、一緒に消えるようにオートメーションをセットしています。

TS4とは直接関係ないですが、こんな工夫も必要でした。

■まとめ

CalDigitのThunderboltドックは、数年前から定評があるのは知っていたのですが、デザインがそれほど好きではない印象だったのと、価格が高い、オーバースペック、ということで、あまり購入したい、という感じではありませんでした。

ですが、実際のTS4は、デザインもその後洗練されたのか、あまり気にならなかったですし、スペックは、確かに全部は使い切らないのですが、自分に必要なものは入っているので、大は小を兼ねています。

価格については、めちゃ高いのですが、ここまで何度もドックを乗り換えたことを考えると、仕方ないのかな。
できるだけ長く使いたいと思っています。



CalDigit TS4





家族のMac環境を入れ替える




今日は、家族のMac環境を入れ替えたので、実際にやった方法を紹介したいと思います。

■状況

我が家では、高校生のムスメにMacBook Air 2017モデルを渡していまして、自分と奥さんは、プライベート用として、MacBook Pro 16インチを共有していました。

ムスメは、勉強に使う以外にも、ペンタブを使ったり、映像編集したりなど、クリエイティブ用途で使っています。

最近、奥さんが、フリーでも仕事を始めたので、専用のPCが一台あったほうがいい、ということになりました。用途は書類作成、事務周り、ということになります。

それぞれに必要な性能を考えると、奥さんには、ムスメの使っていたMacBook Air 2017を渡し、
ムスメに、新しくM1 MacBook Airを購入する、ということにしました。
ムスメも2017年モデルを、4年使ったので、まぁ頑張ったかなと思います。

整理すると、ムスメの環境をMacBook Air 2017から、M1 MacBook Airへ、と、奥さんの環境をMacBook Pro16から、MacBook Air2017に移す、ということになります。

■購入したM1 MacBook Air

ムスメ用に購入した、M1 MacBook Airを軽く説明しておくと、下位のメモリ8GBモデルで、SSDだけは1TBに増設しました。
ビックカメラの注文生産(CTO)モデルで、注文してから3週間ぐらいかかりましたが、ポイントが1万円ぐらい付いたので、Apple製品としては割安に買えたと思います。

■環境移行

M1 MacBook Airも到着したので、環境の移行をしていきます。

移行の手順ですが、2段階になります。
まず、ムスメの環境を新しいM1 MacBook Airに移し、奥さんの環境をMacBook Pro16インチから、空いた2017モデルに移す、ということになります。

環境を移す、という言い方をしましたが、具体的には、TimeMachine機能でバックアップを取って、移行アシスタントアプリで、バックアップから新しいマシンに環境をコピーする、という方法になります。

何をつかって、ムスメの環境をMacBook Air 2017からM1 MacBook Airに移すか、ですが、最終的には、外付けSSD経由で移行しました。

最初は、MacBook Air同士を直接ケーブルで接続するターゲットディスクモードで移行しようとおもったのですが、ターゲットディスクモードは、Thunderboltケーブルが必要で、USBケーブルではダメでした。2017モデルは、Thunderbolt2、M1 MacBook Airは、3なので、Thunderbolt 2-3というレアなケーブルが必要になるのですが、持っていないので、諦めました。

次には、WiFi経由で移行しようとしたのですが、これは、死ぬほど時間がかかりそうなので中止。

ということで、余っていた外付けSSDを使うことにしました。

元々、MacBook Airで使っているストレージも多くなかったので、SSDであれば、バックアップを取るのは、めちゃくちゃ速かったです。
バックアップが取れたら、M1 MacBook Airを起動し、移行アシスタントで、環境をSSDから移します。
外付けSSDとの接続は、2017は、USB-A、M1は、USB-Cと違うのですが、たまたま2種類とも持っていたので助かりました。

動作チェックをして、これで、ムスメの環境はほぼ移行完了。

ムスメは、ワコムの液晶タブレットを使っているのですが、液晶タブレットは、HDMIとUSB-Aのポートが必要です。
ですが、M1は、USB-Cポートが2個しかありません。なので、自分のiPad Pro用のUSBハブを貸して動作確認しつつ、ANKERのUSBハブを急いで注文しました。

■奥さんの環境をMacBook Pro→2017に移す

先ほどと同様に、外付けSSDを経由しますが、MacBook Pro16で、TimeMachineでバックアップを取る際に、どのフォルダのバックアップを取るのかを指定できるので、自分のユーザーフォルダは除外し、奥さんのユーザフォルダだけのバックアップを作成しておきます。

あとは、MacBook Air2017をクリーンインストールして、移行アシスタントで、奥さんのユーザーを移せば完成です。

これで無事、環境移行ができ、我が家の中で、ひとりMac一台体制が構築できました。

ムスメのM1 MacBook Airの感想を聞いてみると、絵が綺麗、音がいい、学校でつかっているSlackがサクサク、とのこと。

奥さんの方は、専用のMacができたのはいいのですが、バッテリーがかなりへたっていて、システムから修理が必要なレベル、というアラートがでていました。
これはまた、対処したいと思います。

MacBook Pro 16もアームマウントしたい




デスクでのMacBook Proの設置方法として、今までは、BoYaTaのスタンドを使っていました。
しっかりと設置できるので、その点は良かったのですが、デスクの上の領域を占有してしまうのと、それによって、MacBook Proの位置を自由に動かせないのが気になっていました。

自分の場合は特に、左手デバイスとして、StreamDeck XLを机の上に設置して使っているので、スタンドに場所を取られると、StreamDeckの設置場所も限られてしまいます。

そこで、ディスプレイと同じように、
アーム式のスタンドを買ってみましたので、紹介します。

購入したのは、Amazonでパッと目に入ったErGearというメーカーのもので、4000円台で購入しました。

構成は、クランプでデスクにポールを立てて、そこから、水平方向にVESA対応のディスプレイアームを伸ばし、VESA対応のPC台が付属しているという感じの商品です。

すでに組み立てて、設置していますが、アーム自体はしっかりしています。

動かせるのは、水平方向とPC台の角度で、高さは固定です。高さを変えるには、一旦ネジを緩めて、動かして、締め直す、という作業が必要です。
自由度は低いですが、ノートPCがガクンと落ちる、というような不安はありません。

可動部は、ネジの締め付け具合で調整する感じで、エルゴトロンのものなどと比べて、滑らかではなく、頻繁に動かす用途には向いていなさそうです。

PC台は割と大きくて、MacBook Proの16インチでも、幅はほぼぴったり、奥行き方向は余るぐらいです。
天面は、ゴムパッドの保護などはないので、自分でつけました。

商品自体の満足度は、あんまり高くないですし、おすすめする気もあまり起きないのですが、MacBook Proを宙に浮かせて、その下をちゃんと有効活用したい、ということはできています。
ディスプレイアームをお使いの人は、ノートPCもアーム設置がありですよ、ぐらいは言えるかなと思います。

オプション的な使い方ですが、ポール部分は結構高さがあるので、撮影用のクランプを使って、プロジェクタを設置したり、モバイルモニタを設置したりもできそうです。


ErGear ノートパソコンアーム



M1 Pro MacBook ProでFINAL FANTASY XIV / FF14を遊ぶ




M1Pro MacBook Proを快適に使っていますが、今回は、購入当初には、想定していなかった使い方について紹介します。

■FF14にハマっている

最近、動画のアップが完全に滞ってしまっていますが、原因は、ゲームのFinal Fantasy 14にハマっています。

ファイナルファンタジーシリーズは、3以降のナンバリングタイトルは、11以外は全てプレイしてます。
14も、7-8年前に、当時PS3で、ガルーダ討滅戦までプレイしてましたので、復活組ということになります。

復活したのは、去年の年末ぐらいのニュースで、FF14が人気すぎて販売中止、というのをみて、そんなに人気なら、またやってみようかな、というのがきっかけでした。

自分の場合は、PS3で遊んでいたからか、PS5用ゲーム本体をPS Storeで、無料でダウンロードできました。
スクウェアエニックスのサイトで調べると、以前のプレイ権がまだ残っていました。新規購入は、販売中止で買えなかったと思うのですが、自分は、復活だったので、始められそうでした。
ワンタイムパスワードの再設定が必要だったのですが、運営に無事対応してもらい、復活できました。

PS5で、プレイ再開したのですが、前に使っていたキャラは、見つからなかったので、新キャラでスタート。
ストーリーもほとんど忘れていたので、初見のような気持ちで、進めはじめられました。

再開した当初は、単に、人気なんだったら面白いのかな、というぐらいでしたが、やり始めると、メインのストーリーがなかなか面白くて、はまってプレイしているわけです。
ほとんどメインストーリーしか進めていないのに、すでにプレイ時間は、200時間を超えています。今は、シーズン6的なパートの序盤が終わったところ、でしょうか。

簡単にFF14の個人的な魅力を挙げるとすると
  • ストーリーの展開が面白くて、割と丁寧にエピソードが語られるので、ボリュームもたっぷり
  • FF3-6ぐらいのドット絵時代の世界観が、3Dキャラクター、マップで実現されている
  • 他のプレイヤーもいるけど、ソロプレイ部分もかなり多く、煩わしさはほとんどない
となります。

特にボリュームはすごくて、映画で言えば、ロードオブザリング3部作が5本分、みたいな感じです。

操作などが、若干とっつきにくいところもありますが、慣れれば快適に遊べます。

■MacでFF14を遊ぶ

ここまでは、ゲームの説明でしたが、話しを徐々にMacBook Proに戻します。

普段は、家のリビングのテレビでPS5でプレイしていますが、長時間プレイとなると、テレビを独占してしまいます。
そういう時は、PS5のリモートプレイ機能で、Macからも、プレイできます。

この場合、PS5のコントローラー、DualSenseをMacにUSBで有線接続していました。
Bluetoothでも接続できますが、PS5でも使うので、その度にペアリングし直す必要があります。USB接続にしておけば、自由度は下がりますが、ペアリングの必要はなくなります。

PS5のリモートプレイは、基本的には、遅延もほぼなく、快適にプレイできるのですが、多少制約があります。
我が家の場合は、PS5も、MacBookProも有線LANになっているので、快適なのですが、MacBook Proを無線のWiFiにすると、途端にプレイができなくなるぐらい、画面荒れ、遅延が発生します。
本来のスペック的には、Wi-Fiでも快適にプレイできそうな気がしますが、我が家の環境では、改善しませんでした。

FF14は、PS5だけでなく、Windows版や、Mac版もあるので、Mac版をM1Pro MacBookProで遊べないか、というのにチャレンジしてみました。

結論としては、M1Pro MacBookProで、Mac版FF14を結構、快適に遊べています。

有線LANでも、Wi-Fiでも快適ですし、内蔵ディスプレイでも、外部ディスプレイでもOK、音も、AirPodsMaxが使えてます。
コントローラーは、トラックパッドや、マウスでもプレイできると思いますが、自分はPS4のDualShock4を新たに購入して、MacBook Pro専用にしています。

FF14は、同じキャラクターをPS5でもMacでも、共通に使えるので、PS5で遊んで、続きをMacでプレイ、ということができています。

■注意点

注意点としては、まず、発売元のスクウェアエニックスは、Mac版のFF14は、公式にM1などのApple Siliconには対応していない、と言っているのでサポート外、使えなくても文句は言えない、です。

あと、自分としては、基本的には快適に使えている時間がほとんどですが、内蔵スピーカーだと、音がブツブツ切れたりしますので、ある程度、不完全な動作も許容、ということになります。

注意点はあるものの、元々、M1Pro MacBookProは、ハイパワーで、スペック的にはゲームも遊べそうだが、対応ゲームがない、と言われていたところ、がっつりと遊べるゲーム機として使えているのは、想定外の使い方でした。

■自分の環境

ここからは、もう少し詳細に説明していきます。

まず、マシン環境ですが、公式は、今はこのような動作環境になっています。

自分の場合は、サポート外のM1ProのMacBook Proで、RAMは16GB、OSは、Monteleyでも一応動いています。
FF14は、CrossOverというWindowsアプリをMacで動かせる仕組みを採用していて、このCrossOverが、M1対応もある程度できているそうですが、問題も残っているので、公式にはサポート外ということみたいです。

メモリ、SSD、グラフィックスカード、ディスプレイ性能は、M1Pro MacBookProの内蔵のもので、問題がなさそうです。

■購入するアプリ

購入するアプリですが、Mac版FF14入は、スクウェアエニックス公式e-Storeからダウンロード購入しました。
PS4/5版を持っていても、新たにMac版を購入する必要があります。

ゲーム本体と、追加シナリオがあり、本体は、スターターパックか、コンプリートパックを買わないと遊べないと思います。自分は、間違えてMac版の追加シナリオを購入してしまったのですが、その時は、スターターパック、コンプリートパックが販売中止になっていたため、特別に返金してもらえて、買い直すことができました。今は、販売再開していて、そういう対応もないと思いますので、間違えて買わないように気をつけてください。
Macでできるのかわかりませんが、無料トライアルもあるそうなので、興味のある方は、調べてみても良さそうです。

■用意するアカウント

スクウェアエニックスのアカウントが必要です。さらに、そのアカウントに紐づいたサービスアカウント、というのもあって、FF14は、MogStationというところで管理します。
ここで、どのプラットフォームの使用権を持っているかとか、月額費用を支払ったりします。

自分は、PS5とMacで遊べますが、月額費用は、アプリの購入費とは別に必要で、エントリーコースは1408円。この金額で、PS5、Macの両方で遊べるみたいです。

■ワンタイムパスワード

スクウェアエニックスアカウントのセキュリティ対策として、ワンタイムパスワードが導入されています。
スクウェアエニックスのワンタイムパスワードアプリもあるのですが、この扱いが結構面倒で、機種変更すると使えなくなったりします。
ただ、スクエニのアプリだけでなく、Google、Microsoftのアプリも使えるので、自分の場合は、仕事などでも使う、MicrosoftのAuthentificatorのアプリを使っています。
ワンタイムパスワードは、面倒ではありますが、いいこともあります。
FF14だと、ゲーム内で、テレポートするには、ゲーム内のお金ギルが必要なのですが、距離によって、価格があがるので、終盤に近づくになるほど、結構お金が掛かってきます。ワンタイムパスワードを使っていると、そのテレポ場所が1つ、どこからでも無料になるので、お得ではあります。

■インストール

インストーラーは、普通のアプリアイコンをアプリフォルダに、ドラッグ&ドロップすることで始まります。
インストールの途中で、ちょっとした問題があった気がしますが、最終的にはインストールできています。記録を取っておらずすいません。

■起動

インストールが終了し、アプリを起動したら、作っておいたスクウェアエニックスのアカウントと、パスワード、ワンタイムパスワードを入力します。スクエニアカウントのパスワードは、PS5なら記憶してくれるので、ワンタイムパスワードの入力だけでいいのですが、Mac版は記憶ができないので、毎回パスワードを2つ入力しないといけないのは、ちょっと面倒なところです。

起動をする前の注意事項としては、うちの環境だけかもしれませんが、FF14のアプリを起動する前に、コントローラーと、ヘッドフォンの接続をしておいてから、FF14を起動する必要があります。
今のところ、アプリを起動したあと、コントローラーやサウンドデバイスを途中で変更したり、認識させることができないみたいです。

■コントローラー

コントローラー、ゲームパッドを使う場合は、PS4のDualShock4が推奨です。

PS5のDualSenseは、そのままでは使えず、キーマッピングを変更するツールが必要でした。
自分は、Mac用にHORIのMFi認証のゲームコントローラーも持っていますが、同じような感じで、そのままでは使えませんでした。
最初は、多少面倒でも、PS5とDualSenseを共用していたのですが、プレイ時間も長くなってきて、まだまだ終わりそうにもないので、専用があった方がいいかなと思い、新たに、MacのためにDualShock4を買い直しました。

Macで、DualShock4を使えば、ほとんどのボタンは、特別な設定なしに、そのまま使えます。×ボタンと○ボタンの入れ替えも、設定でできます。
振動機能と、パッドボタンには対応してません。パッドボタンの代わりはSHAREボタンで行います。

■サウンド環境

サウンド周りは、不具合が多めのところで、先に述べたように、内蔵スピーカーだと、音が断続的に切れます。純正ヘッドフォンポートで、有線ヘッドフォンを接続しても同様の現象が起きます。

なぜか外部オーディオだと使えるようで、自分の環境では、BluetoothのAirPods Max、Pro、有線USBオーディオインターフェースのUR22Cでは大丈夫でした。

音切れは、大きな問題のようにも思えますが、自分が実際に使う場合は、AirPods Maxを使うので、それほど問題とは思っていません。

あと、先ほども話したように、起動時のサウンド機器から、途中で出力を変更できない、という問題もあります。
ゲームの設定

起動はできるとして、どのぐらい快適に遊べるか、というところですが、設定次第のところはあります。
解像度は1920x1080のフルHDで、グラフィック設定のプリセットを5段階中の真ん中、Highの設定では、秒間50-60コマの表示ができます。PS4並、といったところでしょうか。
FF14は、アクションゲームではないので、まぁこのぐらいであれば、普通にゲームを遊ぶ分には、支障はない感じです。
一つ下のスタンダードだと、60コマは確保できるみたいです。
最大画質のマキシマムだと、40コマぐらい、フル解像度にするとちょっとカクツキを感じますね。
私は、Highの設定で、フルスクリーンモードで、快適に遊んでいます。

■遊び方

PS5とMacは、同じキャラを使えるので、一人の時は、テレビでPS5、家族がテレビを使っている時は、Macでプレイしてます。
コントローラーは、DualShock4、音は、AirPods Maxです。

Macで遊ぶ場所ですが、自分のデスクで、4K27インチの外部ディスプレイと接続して遊ぶこともありますし、MacBook Pro本体のディスプレイでも遊べます。家の中だと、デスクか、寝る前のベットの中で、というのが多いパターンです。
デスクでのプレイは、リモートプレイとそれほど変わらない環境ですが、ベッドの中、というのは、PS5のリモートプレイではできなかった遊び方なので、面白いですね。

この間、実家の用事で、数日、関西の実家に泊まっていたのですが、その際も、MacBook Proとコントローラーを持っていったので、実家のWi-Fiで、ゲームの続きを快適にプレイできました。

速度低下や発熱ですが、M1Pro MacBookProは、普段の利用時では、熱を持つ、というのが、あまりないですが、さすがにFF14は、パワーがいるらしく、あったかくなるぐらい発熱します。
バッテリの消費具合は、正確に測ってはいませんが、1時間で25%ぐらい減る感じでしょうか。
さすがに、外出時にコントローラーでプレイするつもりはないので、遊ぶ時は、電源を接続しながら、ということになります。

■まとめ

というわけで、あくまでメーカーサポート外で、誰にもお薦めはしませんが、これだけの長編作品を遊べるのであれば、MacBook Proも、立派にゲームマシンとしても成立している、と思いました。

何かしらの参考になれば幸いです。


(Mac ダウンロード版)ファイナルファンタジーXIV コンプリートパック[新生エオルゼア~暁月のフィナーレ]


Microsoft Arc MouseをMac用に購入



ポイントが結構貯まっていたので、外でMacを使う用に
マイクロソフトのArc Mouseを購入しました。

実は、Arc Mouseを買うのは3台目で、一番最初は、2011年に初代のArc Touch Mouseを買っています。結構、長いこと使っていたのですが、専用USBレシーバーを何かにぶつけて、壊してしまったので、2台目に乗り換えました。
2台目は、ちょっと記憶が定かでないのですが、どこかに忘れて、失くしたのかな。

その後、コロナ禍が始まり、特別、外用マウスは必要なかったのですが、最近、また、外出機会ができたので、外出用に買った、ということになります。

■なぜマウス

MacBook Proには使いやすいトラックパッドがついているのに、なぜマウス、という話しですが、自分も、トラックパッドはPowerBook 520cからですので、30年近く使っているわけで、決して慣れていない、ということではないです。

ですが、細かいドラッグ操作だけはマウスの方がやりやすいのです。
特に、仕事でエクセル、パワポを使うことが多いのですが、セルの選択や、オブジェクトの変更で、ドラッグを頻繁に使うので、マウスの方が、効率が良くなります。

■購入したArc Mouse

Arc Mouseは、Surfaceブランドで売られているものと、Microsoftブランドだけで売られているものと、2種類あって、カラーは違うのですが、スペックは同じなので、中身も同じではないかと思ってます。
自分は、カラーで選んで、グレーのSurfaceブランドのものを購入しました。

注意点としては、Microsoftは、Macをサポートしているとは言っていないので、Macで使えなくても文句は言えない、という感じです。

自分の場合は、家は、MagicMouse、外では、Arc Mouseという使い分けを想定しています。

■なぜArc Mouseなのか

なぜ、外出時にはArc Mouseを愛用しているのか、ですが、大きくは、持ち運びしやすい、ということと、これまた愛用しているMagic Mouseとの共通点が多い、ということがあります。

■持ち運びしやすい

Arc Mouseの最大の特徴は、折り曲げができて、移動時にはぺったんこになり、使う時は孤を描く形になって、ちょっと使いやすくなるところ。つまり、ぺったんこになるので、持ち運びがしやすいってことですね。
折り曲げギミックは、スイッチと連動していて、持ち運び時は、電源オフになる、というのもいいです。

決して、使いやすいわけではないけど、持ち運びやすさは、ピカイチです。

■トラックパッド式

Macユーザー、というか、MagicMouseユーザー的には、Arc Mouseもボタン部分がトラックパッドになっていて、使い勝手は似ている、というのは、便利なところです。

また、Arc Mouseは、形が特殊なので、かっこいいという意見もある一方、形状的に使いにくい、というのが、よく言われることです。

自分は、Arc Mouseも長年使っているので、操作性はMagicMouseよりは、落ちるものの、仕事で一日中使うぐらいには問題がないです。

■センサー位置が前側

今回、この動画を作るために、いくつか他の人の動画をあらためて見させていただいたのですが、マウスのセンサー位置について、言及されていた方がいらっしゃいました。

自分は、MagicMouseが長らくメインでしたので、センサー位置が他のマウスと違う、ということに気づいていませんでしたが、MagicMouseは、センサーが前方についているので、コントロールがしやすい、というのがあって、なるほど、それはそうだな、と思いました。

このArc Mouseも、センサー位置は前方にあるので、MagicMouseに使い勝手が似ている、一つの理由のようです。勉強になります。

結構、このセンサー位*置は重要だと気づきまして、マウスの持ち方、動かし方が、これによって変わってきます。

自分がイマイチはまっていないマウスとして、MX Masterがあるのですが、これは、手のひらの中央ぐらいにセンサーがあります。
形状のせいもありますが、マウスの移動は、手首や腕によって行われます。握るような感じですね。

一方、センサーが前にある、MagicMouseや、Arcマウスは、自分の場合、親指と薬指で挟み、細かい動きは指、大きな動きは手首で動かします。指の先端あたりにセンサーがあるので、指先でものを動かす感覚で、マウスカーソルを動かせます。

昔は、マウスを使いすぎると、腱鞘炎っぽくなったものですが、ここ10年ぐらい、そういったことが起きなくなったのは、センサーが前に配置されることで、手首ではなく、指でコントロールする部分が増えたからなのかもしれません。

なので、Arc Mouseは、自分にとっては、使いやすいマウスの部類に入っているということに気づきました。

一方、MX Masterのような、多ボタンマウスは、いろいろな指を使って操作をする必要があるため、手のひらを設置した状態で、使うようになっているのでしょうね。
これは、良し悪しではなくて、どういう作業をどう行うかの違いかと思います。

■ポイント・クリックは及第点

話しをArc Mouseに戻し、実際の使い勝手をみます。

ポインタのスピードが、MagicMouseと同じ設定では、めちゃ速くなるので最初は、戸惑います。ですが、少し使っている間に、慣れてくるので、まだ許容範囲。

Arc Mouseは、MagicMouseと同様に上面にトラックパッドがあります。

ボタンは、多分、MagicMouseと同じような機構で、左側に指を置いたまま、押し込むと左クリック。右だけの場合は、右クリックになります。両指の場合は、左クリックが優先されるのは、MagicMouseと同様。Magic Mouseに慣れていれば、特に問題はありません。

■スクロール感はよくない

上面のトラックパッドは、クリック以外にも、一応、縦横スクロールができます。

ただ、スクロールの感度は、MagicMouseからは、かなり落ちる感じで、特に横スクロールは、デフォルトの設定ではかなり悪いです。
エクセルは、なんとかできるレベルですが、FinalCutのタイムラインの横スクロールは、使えないレベル。

システム環境設定、アクセシビリティのポインタコントロール、マウスオプションで、スクロールの速さ設定を最速にすれば、なんとか、使える、という感じです。

また、横スクロールでは、指を1本しか使わない、LaunchPadのページ切り替えはできるのですが、マルチタッチはできないので、2本指を使った、デスクトップ切り換えはできません。

MacBookProを出先で使う場合は、ディスプレイを開いているので、デスクトップ切り替えをしたい場合は、MacBook Pro本体のトラックパッドを使うことになります。

■まとめ

というわけで、Arc MouseをMacで使う場合ですが、

良い点は、持ち運びのしやすさに加えて、センサー位置、軽さ、ボタンの使い方、トラックパッド内蔵、という点で、MagicMouseと比較的、共通点が多いため、併用するには向いている、という点でしょうか。

悪い点は、メーカーサポート外で、Macの専用設定ソフトなどはないので、MagicMouseと設定を変えられない、スクロールのしにくさ、が挙げられました。

あとは、仕方のないことですが、仕事用のMacと、プライベートのMacの両方で使いたい場合は、ペアリングをし直さないといけないところが、ちょっと面倒臭いかな、と。


マイクロソフト Surface Arc Mouse CZV-00007



2021年の買って良かったもの



あけましておめでとうございます。

毎年、ブログでは、買ったものでその年を振り返る、ということはやっているのですが、今年は、動画で振り返ってみたいと思います。
上位3つは、ランキング形式で、残りは別の動画で、ジャンルごとに一言コメントをつけて、紹介します。

3位:M1Pro MacBook Pro 2021

第3位は、M1Pro搭載MacBook Pro 16インチ。
数えてみたら、初のMacだった、Macintosh Plusから数えて、多分15代目のメインMacです。
非常に満足度が高いのですが、発売時期が遅かったのと、使用頻度的には、上位の2つよりもやや落ちるので、3位にしました。
同じ16インチの2019年モデルからの買い替えでしたが、パフォーマンスと、バッテリー持ちが劇的にパワーアップして、快適になりました。
特に今年は、9月ごろから、ブログから動画に、主軸を移したので、動画編集が多くなったのですが、今まで躊躇っていた4Kでも難なく扱える、というのは、めっちゃよかったです。

2位:
SONY Bravia XRJ-75X90J+AVR-X1600H

第2位は、
SONYの75インチ液晶テレビBravia XRJ-75X90Jと、AVアンプDENON AVR-X1600Hのセット。
それまで使っていたのは、REGZAの65インチとYAMAHAのAVアンプでしたが、結構、使用年数が経ってきたので、オリンピック前に思い切って、購入しました。
75インチの迫力のある画面サイズと、直下型LEDライトで、鮮やかな表現ができるというところ。
スピーカーは今までは、5.1chだったのですが、Dolby Atmos対応7.1chで、映像に負けない迫力ある音空間になりました。
特にPS5との組み合わせは最高ですし、Android TV対応で、YouTubeも内蔵アプリでサクサクです。家族の評判がいいのもポイント高いです。オリンピックも4K放送で楽しめました。
65インチのレグザは、まだ壊れていないのでZwift専用で毎日使っています。

1位:
M1 iPad Pro 12.9

1位は、M1搭載iPad Pro 12.9インチ。数えてみたら、自分の中では9代目のメインiPadです。
M1チップになったのが、購入のきっかけになったのですが、コロナ禍前は、通勤で使えるよう11インチにしていたところ、在宅勤務が主体になったので、4年ぶりに画面サイズの大きなiPadにしました。
手持ちのデバイスの中では、一番使用時間が長いかもしれません。
液晶は、これもミニLED採用で、鮮やかになりましたし、MagicKeyboardが、どこでもスタンドになる、というのが、とても使いやすいです。もっと頻繁にキーボードから取り外すかな、と思っていましたが、ほとんどつけっぱなしです。
それまでは、楽譜やマニュアルの閲覧で、ソニーのA4電子ペーパー端末を便利に使っていたのですが、ほぼ置き換えることになりました。
11インチに比べると、重量増にはなったのですが、在宅メインでは、さほど問題ではありませんし、16インチのMacBook Proからすると、むしろ軽いデバイスでもあります。
買った直後は、いつものiPadという感じだったのですが、時間が経ってみると、一番使っているデバイスになっているのは、ちょっと予想外でした。
Macアプリが使えるようになるのを期待していたのですが、そこが唯一の期待はずれだったかもしれません。まぁ、でもそこは、MacBook Proのモバイル性が上がったので、今は、それほど気にしていません。

番外:
AirPods Max

ベスト3には、入らなかったですが、AirPods Maxも、生活を変えてくれた感があります。
再生音と環境音のミックスを絶妙にできるというのが、本当にすごい。
あとは、重量が2/3ぐらいになってくれれば、言うことなしです。

まとめ

ベスト3を振り返ると、全てHDR表示ができるデバイスですね。iPhone 12 Proで、初めてHDRに触れたのですが、4Kが当たり前になったように、今後は、自分達のような一般の人の動画もHDRが当たり前になっていくように思います。

あとは、全部、ワンサイズ、大きなディスプレイ、というのも共通しているところです。これは、確実に、コロナ禍からの在宅率の高さが影響していますね。在宅時間をできるだけ、快適に、というのが表れています。
長年、モバイルデバイスを使ってきて、小型、軽量、という流れで来ていたのですが、逆になるのは面白いところです。

在宅率は、去年から高くなったのですが、去年は、まず揃える、という感じだったのが、今年は、さらにクオリティアップというものが多い気がしました。

2022年は、iPhoneを買い替える年ですが、それ以外は、これ、という購入予定がないですね。ですが、去年もiPadぐらい、と言っていて、テレビ、Macと買い換えてましたので、また何かしらあると、期待してます。
もちろん、買うだけでなく、しっかりと使っていきたいと思いますので、何かしら紹介できればと思います。



M1Pro MacBook Pro 2021
SONY Bravia XRJ-75X90J
AVR-X1600H
M1 iPad Pro 12.9
AirPods Max

M1 Pro搭載MacBook Pro 16インチを2ヶ月使ってみた



M1Pro搭載MacBook Pro 16インチを購入してから、2ヶ月ぐらいが経ちました。

前回の動画では、M1 Pro MacBook Proのファーストインプレッションをお伝えしましたが、今回は、約2ヶ月使ってみて、どうだったのかを動画にしたいとおもいます。

最初に、ざっくりとした結論をお伝えしておくと、引き続き、買った当初の満足な状態のままです。満足を維持しつつ、使うたびにいいなぁとか、ストレスのない快適さを感じている毎日です。

▷使用環境

まず、どんな環境で使っているかを簡単に説明します。
M1 Pro MacBook Pro 2021のメインの使用場所は、自宅の自分のデスクです。
デスクには、2019年モデルのときから、
Dellの27インチ4KディスプレイThundebolt 3ドックYAMAHAのモニタースピーカーを設置しています。
これらの周辺機器は、M1 Pro MacBook Proでも、そのまま使えています。

▷充電周り

純正の電源アダプタは140wに対して、ドックの電源の出力は90wしかないですが、特に問題なく使えています。
おそらく、急速充電するために、高出力のアダプタが付属しているのだと思いますが、通常利用であれば、より低い出力でも使えるのかもしれません。
付属の電源アダプタは、ほとんど使っていません。

▷スタンド

2019年モデルの時と使い方を変えているのは、以前は、クラムシェルモードで、垂直のスタンドに立てかけて使っていましたが、2021年モデルでは、XDRディスプレイを活かせるように、ディスプレイを開いて使えるBoYaTaのスタンドを新たに設置しました。
視線を大きく動かすのが嫌なので、あまりマルチディスプレイは好きではないのですが、HDR動画を確認するには、せっかくのXDRディスプレイを活かさないわけにはいきません。
BoYaTaのスタンドに、MacBook Proを設置し、ThunderBolt3ケーブルを接続するだけで、より快適にディスプレイを使えるようになります。
デメリットは占有面積でしょうか。ディスプレイをアーム式にしているので、MacBook Proもアームでマウントできるといいのかもしれません。

▷キーボードとマウス

デスクで使う場合は、
キーボードはロジクールのMX keys、マウスは、MagicMouseを使っています。
MX Keysは、複数のマシンに接続できるので、このプライベート用のMacBook Pro以外にも、仕事用のMacBook Proにも接続していて、簡単に切り替えられるのが便利です。
MagicMouseは、軽さと、Multi-Touchでのジェスチャ操作が手放せません。

キーボード、マウス以外にも、左手デバイスとして、Stream Deck XLを使用しています。
USB-C-Cのケーブルを使って、電源とは逆側から接続しています。仕事用のMacBook Proでも使うので、繋ぎかえやすいようにということです。ワイアレスにしてくれるといいのですが。

▷カードリーダー

MacBook Proの本体にカードリーダーがつきましたが、内蔵リーダーは、GoProなどのマイクロSDカードはそのままでは使えないのと、マイクロSDカードアダプタとの相性がシビアなのか、よくエラーを出します。
ディスプレイ裏には、
UHS-II対応のカードリーダーをつけているので、デスクで作業するときは、こちらをつかっています。

▷サウンド周り

音周りでは、
SteinbergのUR22CとYAMAHA HS-5がつながっていて、音を出せる状態であれば、このシステムを使っています。そうでないときは、最近、購入した、AirPods Maxを使っています
以前は、モニタヘッドフォンや、AirPods Pro、ゼンハイザーのモニタイヤフォンなどを使い分けていましたが、全部、AirPods Maxに集約できました。
ドックには、有線LANポートもあるので、Thunderbolt ケーブルをMacBook Proに挿すだけで、ディスプレイ、サウンド、ネットワーク、リーダーが一気に切り替えられ、快適に使えてます。

▷内蔵スピーカー

予想通りですが、内蔵スピーカーは、あまり活用できていないです。デスク以外で、音を出してもいい状況、というのがあまりないですね。ちょっと勿体無いですが、しょうがない。

▷デスク以外の自宅内

自宅の中では、デスク以外に、ソファやダイニング、ベッドの上でも使います。
デスク以外で使う場合は、16インチディスプレイは、やはり快適です。
仕事で13インチMacBook Proも使っていますが、こちらは、画面を狭く感じがちなので、やはり、プラス2万円を払って、16インチにしたのは正解でした。

▷内蔵SSDとNAS

以前は、動画素材を入れるSSDを外付けにしていたので、デスク以外の場所でMacBook Proを使おうとすると、その都度、取り外しが必要でした。2021モデルでは、内蔵SSDを2TBに増やしたので、今、作っている動画素材は、入れっぱなしにでき、デスクから、Thunderboltケーブルを引っこ抜いて持っていくだけでよくなり、機動性が上がりました。

編集し終わって、しばらく経って使わなくなったファイルは、NASに移動して、ストレージを空けるようにしています。Final Cutのファイルは、内蔵SSDと、NASの両方にライブラリを置いて、Final Cutの中で、イベントを移動させることで、バックアップ代わりになります。

NASは、SynologyのDS420+を使っていて、3つのハードディスクで、7TBのRAID5相当のファイル置き場と、2TBのTimeMachine専用のHDDで構成しています。

▷ベランダでの利用

MacBook Proが新しくなって、最近、よくやるのが、ベランダでの利用です。もう冬ですが、我が家の場合、午前中だとベランダが暖かくてちょうどいい感じです。ワンコと一緒に日向ぼっこをしながら作業ができます。
外だと車の音が、結構するのですが、AirPods Maxのノイズキャンセリングを使うことで、静かな状態で作業できるのがグッドです。

▷外出での利用

コロナも少し落ち着いてきたので、気分転換にちょっと外出してMacBook Proで作業するということも出てきました。
今、ちょうど、近所の珈琲店でこの原稿を書いています。
外での作業だと、今までは、文章作成作業ぐらい、というのが多かったのですが、新しいMacBook Proだと、動画の作成、編集もできてしまう、というのが素晴らしいところです。
これもAirPods Maxとの組み合わせが最高です。
ちょうど、今、お隣に小さいお子さんを連れたお客さんが来られて、とっても賑やかですけど、ノイズキャンセリング機能のおかげで、自分の作業に集中できています。

▷持ち運び方法

MacBook Proの16インチにした時に、それまでの使っていた鞄に入らないということが発生したので、
ちょっとした外への持ち歩きに、MinZ Thin Packという鞄を購入しました
これは、MacBook Pro16インチのサイズギリギリの大きさの鞄で、名前の通り、非常に薄い作りになっています。
先代の16インチ用に購入したのですが、コロナの影響でなかなか使う機会がなかったところ、ようやく出番が出てきました。
結構ギリギリなので、もう少し余裕があってもいいかな、とは思います。
Thin Packの2.0は、サイズが少し大きくなったらしいですが、1.0を全然使っていないので、ボロボロになったら考えようかと思います。

▷外出時のネット利用

ネット接続は、お店のWi-Fiが使えない場合は、iPhoneに入れたIIJmioのデータeSIMでテザリング接続しています。
こんな感じで、色々な場所で、MacBook Proを楽しめています。

▷バッテリーの持ち

バッテリーの持ちは、やはり優秀です。
テキスト編集ぐらいだと、1時間ぐらい作業しても、そもそもバッテリーが100%から減らないですし、バリバリの動画編集の作業をやっても、5時間ぐらいはもちます。
バッテリーが持ちすぎて本格的に使ったわけではありませんが、モバイルバッテリーでも充電できるみたいなので、より長時間でもいけそうです。

▷M1Pro搭載MBPの良さ

M1Pro MacBook Proをしばらく使ってみて、感じる良さを他に挙げるとすれば、何をやっても、引っかかるところがほとんどないことです。
Intel Macの時は、ちょくちょくレインボーカーソルのお世話になっていた気がしますが、M1 Proは、印象に残るような待たされ方は、ほとんどありません。
自分の場合は、重い作業は、動画編集ぐらいですが、かなり快適になりました。

▷FinalCut Proの使い心地

Final Cutの場合は、10.6になって、高機能になった一方で、バグがあったのが強制終了が頻繁に起きていました。
あと、ライブラリを開くときや、イベントの切り替えなんかでも、結構時間がかかっていました。
なので、M1 ProのMacBook Proが来た当初は、動作はサクサクしてたのですが、けど、Final Cut Proの不具合のせいで、快適な作業とはいかなかったです。
それが、FinalCut Proがアップデートされて、10.6.1になってから、先ほどの不具合が解消されました。それ以降は、編集作業は、サクサクかつ、快適になりました。

▷メモリ16GB

メモリは16GBですが、今までの作業で、特にメモリ不足を感じたことはなかったです。アクティビティモニタでたまにモニタリングしていたのですが、ほとんど問題がないので、飽きてやめてしまうぐらい、問題がなかったです。

▷Wi-Fi6

Wi-Fi6になって、ちょっと速度アップを期待していたのですが、うちの環境だと、今の所、それほど速くはなっていないですね。特に、不便を感じていないですが。

▷Windows 11も使ってみた

パフォーマンスというところでは、Paralles Desktopを試用して、Windows 11も入れてみました。特に、Windowsでやりたい作業が今のところないので、正しい評価はできていないのですが、普通に使えそうな雰囲気でした。

▷M1Pro vs. M1Max

M1 Maxではなく、M1 Proを選んだ、ことはどうだったのかという点ですが、これで良かった、むしろProで良かった、と感じてます。
使い比べての結論ではないですが、Maxの方がハイパワーな分、消費電力が多く、バッテリー持ちもやや短くなる、という話しがでています。一方で、自分のやる作業の中で、M1 Proのパフォーマンスで、物足りないと思うことはなかったですし、これからもおそらく当分はないでしょう。
今のMacは、バッテリー優先の設定などができないみたいなので、パフォーマンスとバッテリーのバランスのいいM1 Proが、自分の選択としては良かったようです。

▷vs. 無印M1

無印のM1でも良かったのではないか、というのはありますが、自分的には、16インチのディスプレイを気に入っていて、無印M1には16インチはありません。そうなると16インチのM1系搭載のMacの中で、一番下のグレードである、M1 Pro MacBook Pro 16インチは、妥当な選択だった、ということになります。

▷16インチの重さ

16インチは重い、という問題はありますが、当然軽くはないので、持って行ける場所は限られています。ただ、自分の場合は、Magic Keyboard付きのM1 iPad Proがあるので、用途がカバーできるなら、軽さが重要な場面では、こちらをもっていけばいい、となります。
近所のカフェぐらいであれば、まったく問題ない重さ、でしょうか。

▷支払い金額に対して

払った金額についてですが、2019モデルが、15万円程度で売却できたので、差額20万円ぐらいで、このぐらいのグレードアップができたことは、割と良かったかなと。

▷まとめ

2019年モデルの時から、デスク周りを中心に、できるだけ快適に使えるような環境を構築しようとしてきましたが、M1Pro MacBook Proになって、これらが、さらに活かせるようになったと感じてます。

それに加えて、パフォーマンス向上とバッテリーの持ちの良さで、MacBook Pro単体でも、色々な場所で、作業ができるようになったのは、コロナが落ち着いている状況とあいまって、価値を感じているところです。

こんな感じで、2ヶ月経っても、まったく後悔もせずに、満足しているという話しでした。何かしら、参考になれば幸いです。





2021 Apple MacBook Pro (16インチ, 10コアCPUと16コアGPUを搭載したApple M1 Proチップ, 16GB RAM, 1TB SSD) - スペースグレイ





M1Pro MacBook Pro 2021ファーストインプレッション



発売日よりは少し遅れましたが、我が家にもM1 Proチップを搭載した新型MacBook Pro 16インチが到着しました。

同じ16インチの一つ前のモデルからの買い替えなので、比較しつつ、
初日で、気づいたこと、感想などをお伝えしたいと思います。

いままで使っていたのは、

  • Intel Core i9 2.3GHz 8コア
  • メモリ 16GB
  • SSD 1TB
  • 32万円

購入したのは、

  • M1 Pro
  • 10コアCPU 16コアGPU
  • メモリ 16GB
  • SSD 2TB
  • 37万円

差は、SSDを1TB増やしていて、それが4.5万円ぐらいなので、SSD以外は、ほぼ同じような価格の乗り換え、ということになりました。

■環境移行

今まで使ってきた、2019年モデルから、Thunderbolt 3ケーブルで環境を移行したのですが、全ファイルを移行するのに2時間ぐらいかかりました。

■外観デザイン

それほど変わらないと思っていたのですが、結構違いますね。
前の2019年モデルの外側は、カーブが多用されていますが、2021年モデルは、上面も底面も、真っ平です。

質感も、2019年モデルは、アルミの塊感があるのですが、2021年モデルは、ただの板、下手すると樹脂のパネルのようにも感じます。
叩くと音もペコペコします。

デザイン的な面白みは、減じているとは思いますが、内部の空気の通りなんかは、  良くなりそうな雰囲気です。

2019年モデルは、高級感があるとも言えるのですが、逆に、2021年モデルは、気軽さ、カジュアルさがあって、手に取りやすさを感じます。

キーボード周りは、黒くなっていて、大きなファンクションキーがつきました。色的には、2019年モデルの方が、ファンクションキーを目で認識しやすいので、好きかも。
大きなファンクションキーですが、通常のキー部分と区別がつきにくいので、サイズは小さい方がよかったかもしれません。

キータッチは、2019年モデルとは、それほど大きくは違わないような感じです。

ディスプレイ側は、確かにベゼルは細くなったのですが、16インチモデルは、画面が大きいこともあり、使っている最中は、ベゼルまで目が届かないので、あまり気付きませんね。

ノッチ部分も、メニューバーが、暗い色の時は、予想通り、ほとんど気づきません。

■XDRディスプレイ

以前の2019年モデルも、十分綺麗な液晶でしたが、2021年モデルは、226ppiから、254ppiと、ピクセル密度がちょっと上がっているので、文字などの精細さが、若干あがっているように感じます。

それ以外は、通常の使用時には、ものすごく違いがあるようには感じません。

ただ、HDRコンテンツを表示した時は、iPad Pro同様、めちゃくちゃ綺麗です。
しかもiPad Proよりも、さらに大きな画面で楽しめるので、最高です。

そして何より、自分で作成しているHDR動画を正しい鮮やかさで、プレビューできるのはありがたい。
今まで、動画を書き出した後に、iPhoneやiPad Proで、HDRの明るさを確認していたので、編集時に確認できるのは助かります。

ディスプレイの輝度が、屋外でのディスプレイの見やすさに影響を与えるか、ですが、10月後半の日の光の下では、2019年モデルも、2021年モデルも、同じような見え方でした。
2021年モデルの1000ニトのディスプレイは、HDR映像のためにあると考えてよさそうです。

■処理速度

MacBook Proの最大の期待は、パワーな訳ですが、自分の作業の中でどのぐらい速くなるのかを試してみました。

GeekBenchの結果だと、マルチコアスコアで1.8倍でした。

まずはテストしやすく、わかりやすいもの、ということで、過去にアップした動画の書き出し速度を2019年モデルと比較してみました。

まずフルHDの10分ぐらいのFinalCut Pro Xで編集した動画をCompressorを使って書き出しました。

2019年モデルが11:30かかっていたのが、3:38秒、なんと1/3以下でした。

4K60Pの動画は、2019年モデルが44:47に対して、2021年モデルは16:08と、これまた1/3ぐらい。

すごないですか?!

後、うちで重そうな処理といえば、GoPro Max 360度動画のエクスポートというのがあります。
これは、2019年モデルが1 分17秒、2021年モデルは、17秒!
1/5ぐらいで済みました。

ベンチの差は、2倍ぐらいでしたが、それ以上の作業時間の短縮になっていました。ProResや、HEVCを使っているので、メディアエンジンの恩恵を受けていそうです。

そして、この作業をしていても、ファンが全く動きません。熱くもなりません。
かたや2019年モデルは、ファンがフル稼働。
技術の進歩、M1チップの進歩に乾杯です。

■スピーカー

スピーカー性能ですが、まずは、ミュージックで比較してみました。
ですが、2019年モデルとは、音質的な違いはそれほど感じられませんでした。元々、2019年モデルの時点で、かなり良かったです。
違いは、2021年モデルは、Appleの空間オーディオに対応しているので、定位感は、結構変わります。

個人的には、音楽の場合は、必ずしも空間オーディオが上位というわけではないと思うので、選択肢が増えた、というところでしょうか。

映像の方ですが、内蔵スピーカーで空間オーディオ対応、ということになり、
Dolby Atmosのデモコンテンツで試しました。
6スピーカーとはいえ、正面側にしかスピーカーがないので、背面の音が感じられるのかは、疑問だったのですが、ちゃんと空間を感じられました。素晴らしい。

ただ、今回、改めて2019年モデルでも、Dolby Atmosコンテンツを再生してみたんですが、2019年モデルでも、同じように空間を感じられました。元々Dolby Atmos には対応していたようです。認識不足でした。

2021年モデルの差は、Dolby Atmos以外の空間オーディオだったり、ヘッドトラッキング対応、ということですので、スピーカー性能そのものは、2019年モデルを踏襲している感じでしょうか。

■内蔵SSD

今回、奮発して、SSDを2TBにしました。

容量を食う動画ファイルの作業領域を2019年モデルでは、外付けSSDにしていたのですが、2021年モデルでは、内蔵SSDで賄えるようにしました。

結果は、やはり快適です。
以前は、小さいとはいえ、ポートにドライブがぶら下がっているので、設置、取り回し、移動などが煩わしくなり、ファイル管理、マウントのし忘れ、など運用も手間がかかりました。これを内蔵に変えたので、一気になくなりました。

読み書き速度を計測してみると、同じ内蔵SSDでも、2019年モデルの2-3倍速いので、値段に見合った投資だったと思い込むことにします。

■まとめ

まだ、新しいMacBook Proが到着してから24時間経っていない状態で、気になっていたところを駆け足で見てきました。
この段階ですが、新しいMacBook Pro 2021年モデル、かなり満足しています。

最大のポイントは、2019年モデルと同価格帯ながら、2-3倍の処理速度になったことで、作業効率があがりそう。
XDRディスプレイで、HDR映像をプレビューしながら編集できる。
SSDを増やしたことで、最近、力を入れている動画作成をスタンドアローンでこなせること。
これら全ての作業を行なっても、ファンが回らず、発熱もせず、バッテリーも長時間保つ。

これだけの利点があれば、買い替えは成功ですね。

2019年モデルは、バッテリー駆動での作業は、ほとんど望めないので、持ち運べるオールインワンデスクトップ、みたいな感じでした。
高級感がある一方で、持ち運ぶには気を遣う、という一面もありました。

2021年モデルは、性能が圧倒的に向上した上で、バッテリー駆動が実用的にできるので、2021年モデルの外観デザインの持ち歩きやすさ、カジュアルさが、マッチしているようにも感じられます。

2年前の2019年モデルは、性能的にハイエンドに近い方だったのですが、2021年モデルは、この上にM1 Max搭載モデルもあるので、いかに、Intel Macが性能の限界だったのか、Appleが独自チップに移行したのかも、よくわかりました。

M1 Proか、Maxか、でいうと、自分の場合は、やはりProでよかったなと思います。
すでにかなりの時間短縮が現時点でできているので、これ以上の性能アップは、自分には当分は必要ないな、とも思いました。
44分の書き出し時間が、11分になるのは、30分の短縮になりますが、ここからさらに半分になっても、5分の短縮にしかならない、ということですね。

というわけで、しばらくは、この2021年MacBook Proを使い倒していきたいとおもいます。




2021 Apple MacBook Pro (16インチ, 10コアCPUと16コアGPUを搭載したApple M1 Proチップ, 16GB RAM, 1TB SSD) - スペースグレイ



M1 Pro MacBookPro 16インチを予約



予約できたはずのApple Watch 7が全然来ないまま、次のAppleイベントが開催されました。

予想していたiMac 27インチ、Mac miniは、出ませんでしたが、ガチ予想のMacBook Proはちゃんと出ましたね。

リアルタイムでは見ずに、朝起きてから、買うべきMacBook Proを選ぼうと思ったのですが、たまたま夜中に起きてしまったので、夜中にiPhoneの画面から注文してしまいました。

ただ、ベッドの中で、かなり迷いました。事前に考えていたつもりなんですが、あまり役に立たなかったです。

結局、何を買ったかですが

M1 Pro チップを搭載したMacBookPro 16インチ、メモリ16GB、SSD 2TB

にしました。

元は、14インチにするつもりだったのが、なぜ、こうなったのか、について説明しておきたいと思います。

まず、16インチにした理由です。

Appleイベント前は、14インチを考えていた理由として、外出機会が減っていて、外部ディスプレイも活用しているので、本体のディスプレイはそれほど必要ないのでは、と思っていました。

ですが、一応、保険で、コスパがよければ、16インチにするかも、とは言ってました。
で、発売されたものを見たのですが、14インチと16インチの価格差があまりなかった、と感じました。

同じスペックで、14インチと16インチを比較すると

14インチ:299800円
16インチ:321800円

と、価格差は、2.1万円。いままでも、これぐらいの差でしたっけ?

ディスプレイの対角で2インチの差が2万円、ピクセル数は1.3倍です。
表示領域が増えて、バッテリー持続時間も4時間増えます。

これは、コスパがいい、と受け取ってしまいました。

あと伏兵だったのですが、XDRディスプレイが搭載されたことも効きました。
MacBook ProにXDRディスプレイが載る噂は知ってはいましたけど、あまり具体的に考えていませんでした。

最近、自分の中ではHDRがブームになっていて、動画もHDRで作成しています。
本当は、FinalCut Pro XでもHDRの映像を見ながら編集したいのですが、MacBookPro 2019もHDR対応ではないですし、今使っているDELLのモニタはHDR対応ではありますが、350カンデラしかありません。
そもそも1000ニト以上ある、モニタってそんなにない印象です。

そこで、今回のMacBook Proは、ミニLEDを採用し、XDRディスプレイとして、ピーク時1600ニト、1000ニトの明るさがあるので、iPhoneや、iPad ProのようにHDRらしく美しく表示できるわけです。

もちろん、これは14インチでも同じですが、14インチだと、今使っている12.9インチのiPad Proとそれほど大きさ的な違いがありません。
そうなると、どっちかが存在として、あぶれてしまうのでは、と考えました。

16インチであれば、同じHDRが表示できる液晶でも、大きく見たいときは、16インチMacBook Pro、コンパクトに使いたい時は、12.9インチのiPad Proと使い分けられるかな、と思いました。

ということで、コスパが良い、のと、サイズ的な被りがないので、16インチを選びました。

チップの選択も迷いました。
今回のMacBook Proは、14インチと16インチで、チップ的な性能差がないのは、読み通りだったのですが、チップにProとMaxがあり、コア数に結構バリエーションがついていました。

自分の使い方的には、M1でも概ね満足できそうなところですので、そんなに上限を攻める必要はなかったのですが、Maxを選んだとしても、思ったよりも価格差がない。GPUを16から、24コアに増やしても、2.2万円しか増えません。

だったら、積めるだけ積んでおくか、という発想になっていたのですが、他も色々考えると、結構なお値段になってしまいます。どこかで性能を下げる必要がある、というところで迷い。
最終的には、Maxは、納期が、かなり遅くなるので、これは、ガチのプロ向けのやつ、と考えて、納期の早目な10コアCPU、16コアGPUのProを選びました。

後から、他の動画を見ると、ハイスペックなものからどんどん売れているみたいでしたね。

最後に迷ったのは、ストレージ。
MacBook Proの内蔵ストレージは、割高ですが、後から変更できない、というところがあります。
基本は、1TBで考えるべき、だと思いますが、今の1TBでは、結構やりくりが必要です。なんとかやりくりして、空き300GB。
これに動画編集用に1TBの外付けSSDを付けて運用しています。
外部のストレージは、コスパはいいのですが、機動性はやはり下がります。

2TBにすると、+1TB増えるだけのようですが、使える空き容量は、300GBに1TBが増え1.3TBになります。空き容量が4倍になるのは、かなり大きいです。

ファイル管理のメンテは必要になりますが、外付けストレージを常用しなくていいのは、かなりグラっときました。
1TB4.4万円と割高なのですが、エイっと。

迷わなかったのは、メモリだけですかね。M1チップは、インテルと同じような感覚でメモリを盛らなくていい、との話しもあり、FinalCutPro Xぐらいしか、重いアプリは使わないと思うので、16GBでよしとしました。

以上が、カスタマイズのポイントでしたが、注文が終わってから、他のMacBook Proのポイントをあらためてじっくり見れたので気になったところを見ていきます。

CPU的なところでは、メディアエンジンというのが載るんですね。
ProResやHEVCなど、動画でよく使うコーデックに対応しているので、CPUの性能アップ以上に、エンコードやデコードがスピードアップしそうで、楽しみです。

内蔵スピーカーで空間オーディオに対応するとは。立体音響が感じられるのか、これも楽しみです。

ポート類も拡充されました。が、これは、嬉しい気もするけど、自宅の環境は、かなり整えてしまっていて、Thunderboltケーブルでつなぐだけなので、ものすごく嬉しい、というわけではないです。
持ち歩く機会が多い人は、USBハブなんかを持っていかなくてもよくなりそうではあります。

Thunderbolt 4になりました。3とは互換があるのでしょうか。
ちょっと調べた感じですと、40Gbpsで転送可能なケーブル長が3では0.8mまでだったのが、4では2mになった、とのこと。
自分は、今まで、Thunderboltドックを0.8mのケーブルで使ってきたのですが、取り回しがしにくく、ちょっと不便だと思ってました。これが、Thunderbolt 4だと2mまで伸ばせるわけです。
もっとも、よく考えると、Thunderbolt3の転送速度を生かすような、ストレージを使っていたわけではないので、0.8mにこだわる必要はなかったんですけど。

あと、互換性はあるみたいですので、ドックの買い替えなどは必要なさそうです。

M1で既に対応されていましたが、MacBookPro 2019にはなかったものでは、Wi-Fi6に対応になります。有線よりも速いんでしょうか。

後は、ディスプレイにノッチがつきました。
つきました、というのは変な表現ですね。ノッチを気にしている方は、結構いるようですが、個人的には、気になりません。
映画などにノッチがかかるという心配だと思いますが、当然、Appleは、そうならないように設計していると思います。

ノッチは画面にはみ出ていると考えるのではなく、ノッチの左右の部分をベゼルに食い込ませて表示領域にし、そこにメニューなどを表示させている、と考えるのが正しいのでしょう。

本来、自分の場合、Macのメインマシンは、5-6年以上は使って、買い換えるものでしたが、今回はM系チップへの転換という、大きな節目でしたので、わずか1年半程度の早目の買い替えとなりました。
新しい、MacBookProは、大事に使っていきたいところです。



2021 Apple MacBook Pro (16インチ, 10コアCPUと16コアGPUを搭載したApple M1 Proチップ, 16GB RAM, 1TB SSD) - スペースグレイ


ハイパワーなM1X Macに期待



(2021/10/18にアップした動画です)

Appleの新製品発表イベントが近づいてきました。
今回は、M1X、あるいは、M2と言われる、M1チップを強化したAppleシリコンを搭載したMacが発表されるのではないか、と期待されています。

自分は、去年のM1 Macは、全部スルーしたのですが、今回は、購入をするつもりで、待ち構えています。

今のメインマシンは、MacBook Pro 2019の16インチですが、これをリプレイスするマシンが出て欲しい、と思っています。

何が出るのか、という予想ですが、MacBook Proがアップデートされる、というのがガチな予想ですよね。
個人的な予想としては、MacBook Proに加えて、M1Xチップ搭載のiMac 27インチモデル、Mac miniなんかもでるのでは、なんて思っています。

Mac Proは、どうなんでしょう。パフォーマンスの上限が高ければ、あるのかもしれません。

自分の場合、何を買うか、というところですが、あり得るのは、M1X版のMac miniか、MacBookProの小さい方かな、と思っています。

今の16インチのIntel MacBook Proは、ある程度、気に入っているのですが、熱とファンの騒音については、不満を感じています。
特に、Logic Pro Xなど音楽の場面で、ファンの音が大きくなるのは、せっかくいいスピーカーを使っていても台無しになってしまいます。

この2つの不満は、M1X系チップになれば、おそらく解消されると期待しています。

サイズの方ですが、16インチのリッチな画面サイズはいいのですが、この1年ぐらいで、デスク周りの環境を整えすぎて、快適になりすぎたのと、M1 iPad Proを購入したおかげで、MacBook Pro本体のディスプレイとキーボードを使う機会が激減しました。
なので、ここで16インチにする必要があんまりないんですよね。

ハイパワー版のMac Miniが出れば、デスクトップとして使い、移動時はM1 iPad Proを使う、という組み合わせか、移動先でMacも使いたい場面がありそうであれば、ハイパワー版の13か14インチのMacBook Proかな、と思っています。

ハイパワー版が必要か、というところですが、M1では、4K30Pの動画編集はサクサクらしいですが、60Pだとちょっともたつく、という話しはよく聞きます。
自分の場合、趣味の動画作成で、ロードバイクのハイパーラプスなんかは、4K60Pでないと、YouTubeにアップした時に、粗々の画質になってしまうので、まぁ、ハイパワー版が無難かな、と思ってます。

逆に、これは買わないな、というのは、ハイパワー版のiMac。
24インチのM1 iMacは、ものすごく手軽で良いと思うのですが、メインマシンとしては、やはり画面の大きさが欲しいので、外部ディスプレイを選択。ディスプレイ一体型のデスクトップはないと思います。

16インチのMacBook Proは、コスパがめちゃくちゃよかったら考えます。
あるいは、14インチ版との性能差がある場合は、迷いますね。
でも、M1 Macは、形は違ってもチップの性能はほぼ同じだったので、M1Xも、機種間の性能差は、大きくないのでないかと踏んでます。

Mac Proは、そこまでの性能は必要ないので、これもなし、です。

こんな感じで、一番、購入しそうなM1X Macは、MacBook Pro 14インチ、というところでしょうか。
何が発表されるのか楽しみですね。


2021 Apple MacBook Pro (16インチ, 10コアCPUと16コアGPUを搭載したApple M1 Proチップ, 16GB RAM, 1TB SSD) - スペースグレイ