July 2024
Vision Pro 1ヶ月で試してみたこと
2024/07/29 14:05 カテゴリ:Vision Pro
Vision Proが来て、早くも1ヶ月ぐらい経ちました。
引き続き色々な使い方を試してみているので、紹介します。
■バッテリーホルダー
Vision Proの重量バランスを改善するために、付属バッテリーは後頭部にマウントしています。
この後頭部マウントする時に便利になるかと思って、バッテリーホルダーを購入しました。
バッテリホルダーは、BelkinのものがApple Storeでも取り扱われていますが、機能の割に価格がかなり高い。
ほぼ似たようなもので、半額ぐらいのものを買ってみました。
届くのに2週間ぐらいかかりましたが、無事に到着し、一応、期待通りのものでした。
選んだポイントは、横置きでマウントしたかったので、カバーに回転するクリップがついている点ですね。
他には、肩掛けストラップとケーブルクリップが付属。
ちょうど、BOBO VRにこのカバーのクリップが通る穴があったので、そこに差し込んでいます。これだけだとちょっとブラブラするので、面ファスナーで固定しています。
一点問題があるとすれば、硬くはまっているので、外すのにかなり苦労する点でしょうか。
■レンズ保護クッション
続いて小物ですが、レンズ保護クッションを買ってみました。
Vision Proの大事な部分は、外側よりも内側のレンズなので、移動の際に保護するためのクッションです。
これは選んだというより、たまたま目についたものを買っただけ。元はQuest3用だと思いますが、特に問題はなかったです。
■移動用にひらくPCバックnano
Vision Proをどうやって持ち歩くかで、さすがに純正のケースは高いし、嵩張りすぎだなと思ってました。
ちょっと前に、家を片付けていたら、ひらくPCバックnanoがでてきました。コロナ前に会社のなかで、社用PCを保管したり、社内を移動するときに使っていたものですが、リモートワークになったので、出番がなくなっていたんですよね。
これにVision Proを入れてみると、なかなかいい感じ。
幅は結構余裕があり、ACアダプタやモバイルバッテリーなども入れられます。しばらくはこれでよさそう。
■車でVision Pro
持ち運び対策も取れてきたので、車の中でVision Proが使えるか試してみました。
後部座席で、頭にはVision Pro、膝上にはMacBook Pro 16インチを置いて、Macの仮想ディスプレイを表示してみています。
いい感じです。
テストですので駐車場でしたが、Vision Proは、狭いところでも、大きなディスプレイを展開できるので、季節によっては、景色のいいところなどに移動しながら作業とか、いいかもしれませんね。
■BOBO VRのセットアップ改良
以前の動画で、BOBO VRを使ったマウント方法を紹介しましたが、セットアップを少し改良しました。
縦方向に面ファスナーを追加しています。
自分が使っている3Dプリンタでのアダプタの形状では、Vision Proの縦位置が下になりがちです。
下になると、Vision Proからも上にあげてくださいと警告がでますし、スイートスポットが少し外れるためか、画像が少しぼやけて、目が疲れやすくなっていました。
これを防ぐため、Vision Proの位置をあげるよう、上にバンドを追加して、必要以上にストラップが開かないようにして、位置が落ちてこないようにしたわけです。
この対策はかなり有効で、目の疲れは減りましたし、警告は出なくなり、被り位置も早く決まるようになりました。
■モバイルバッテリーをMagSafe的に
Vision Proをモバイルバッテリーで運用する動画で、触れ忘れていたのですが、Vision Proバッテリーとモバイルバッテリーの間はケーブルで繋がれていて、このケーブルが結構危険です。
Vision Proを外した際に、ケーブルが繋がっているのを忘れがちで、本体を床に落とすか、バッテリーを落とす、ということが発生します。
この対策として、以前買ったけど最近使っていなかった、ThunderBoltケーブルをMagSafeのようにマグネットで接続するアダプタが2つあったので、Vision Proとバッテリーを繋ぐケーブルの間に挿してみました。
これは2台のバッテリーを交換しやすくなりましたし、力がかかると外れるので、落下の危険性は少し減ったかな。ケーブルが何かに引っかかった時も、パッと外して付け直せばいいです。
CIOのこのバッテリーは、USB-Cポートが2つあるので、充電する時も抜き差ししなくて大丈夫です。
バッテリーの熱が伝わるのか、Vision Proへの給電中は、結構熱くなるのは注意。
■文字入力はMOBO Keyboard 2
Vision Proの文字入力は、アイトラッキングとジェスチャでできますが、できる、というだけで、特に大量の文章を入力するときには、実用的とは言えません。
普通に実用するためには、外部キーボードを使うわけですが、自分の場合は、MOBO Keyboard2という折りたたみキーボードを使っています。
元々は、PS5のチャットやマクロ入力用として購入したものですが、2台までペアリングできるので、片方をPS5、もう片方をVision Proとペアリングして使っています。
買ってから調べた感じですと、iPad用の外付けキーボードとして愛用している人が多そうですね。
自分の場合は、ペアリング枠が余っていたから、使ってみたに近いのですが、この組み合わせはかなりいい感じです。
Vision Proは、場所にとらわれず、好きな場所で使えるのが利点だと思いますが、折りたたみキーボードは、軽くて移動しやすかったり、移動するときにもコンパクトにできる、という点で、Vision Proに結構あっていると思いました。
ソファに持って行って、ちょっと検索したくなったら、パッと開いて入力。ダイニングのところで、パッと開いて原稿作成、とかですね。
MOBO Keyboard 2自体、キー配置にちょっとクセがありますが、おおむねフルキーボードに近い感覚で入力できるので、かなり実用的に使える、いいキーボードだな、と思います。
折りたたみ式なので、膝上に置いてはちょっと使いにくいのですが、雑誌とか、何か板状のものがあれば、入力しやすくなります。
■Magic TrackPadも買ってみた
Vision Proのアイトラッキング性能やハンドジェスチャの精度は高いと思うのですが、文字や図形の選択、編集などが快適に行えるかといえば、そこまでではありません。
デバイス側の精度の問題というより、目や手は、指ほど、繊細に安定させたり、動かせないわけです。
Macを使っているときは、マウスを使えばいいのですが、Vision Pro単体のときは、まだマウスが使えません。
Apple純正のMagic TrackPadであれば、現在のvisionOSでもポインタが使える、というので、貯まっていたビックカメラのポイントを使って買ってみました。
実際にやってみたところ、これはかなり快適ですね。
普通にPCを操作しているのとあまり変わらない感覚でVision Proのアプリを使うことができ、作業効率は格段にアップです。
Magic TrackPadは、初代の乾電池式のものは持っていて、今でもMac miniで使っていますが、最新のものは表面の滑りもよく、使いやすいですね。MacBookProの内蔵トラックパッドよりもいいかもしれない。
大きさが、MOBO Keyboard2を折り畳んだ大きさとほぼ同じで、重ねて持ち運ぶのも簡単です。
■音声はAirPods Pro
普段仕事中のリモート会議は、バッテリーが長持ちのAirPods Maxを使うことが多いのですが、Vision Proとの相性はよくないです。パッド部分が物理的に干渉するので、綺麗に耳にはめることができません。
なので、Vision Proをイヤフォンで使うのであればAirPods Pro、ということになるのですが、個人的にはほぼ必須級の組み合わせだと思っています。
Vision Proは、生活空間に、ウィンドウを重ね合わせて使える、というのが大きな特徴ですが、その音バージョンがAirPods Proという感じでしょうか。
発売はAirPods Proの方が早いので、Vision Proの方が、AirPods Proのビジュアル版という方が正しいかもしれません。
AirPods Proの外音取り込みが、Vision Proでは空間とウィンドウの重ね合わせですし、AirPods Proのノイズキャンセリングが、Vision Proのイマーシブモードみたいな感じです。
Vision Proは、他の人がいる時でも、自分にだけウィンドウが見えている状態ですが、音はダダ漏れになってしまいます。
AirPods Proを使うと、音は自分にだけ聞こえる状態にできるので、他人を邪魔することがなくなります。
AirPods Proの心配はバッテリーの持ちなので、他のBluetoothイヤフォンで長時間使えるものを使おうとしたのですが、なぜか手持ちの機器ではVision Proとペアリングができないんですよね。
他のBluetoothスピーカーもペアリングができないので、たまたま相性的なものなのか、Vision Proのサウンドデバイス登録は、なにか制限がかかっているのでしょうか。
今後、Vision Proを長時間使う、となった場合は、AirPods Proをモバイルバッテリーの時のように2台持ちにして、交代で運用するのが解なのかもしれません。
■折りたたみ机を買ってみた
Vision Proの大きな利点は、今まで作業できなかった場所でも、作業できるようになる点だと思っています。
ただやってみると、単にVision Proがあればいい、というだけでなく、キーボードやマウスなどを、いつものデスクではない場所でどうやって使うか、という点も気にする必要があるな、と思い始めました。
Vision ProアプリやiPadアプリを使った作業であれば、折りたたみキーボードとトラックパッドがあればいいので、愛用しているエルゴヒューマンのチェアのタブレットスタンドを使えば、椅子が移動できるところであれば、家のどこでも作業できます。
ですが、Macでマウスを使わないといけない作業の場合は、水平な机が必要になります。
そういえば、昔奥さんが使っていた、組み立て式の机があったので、試しに使ってみると快適に作業できました。
しばらくこれで使っていたのですが、欲がでてきて、ローチェアでも使えるものがあれば、ベランダで作業したり、外に持っていてアウトドアでも作業できるかも、と思いはじめました。
要は高さを調整できるタイプで、できればアウトドア用品でそういうものがあれば、持ち運びもしやすいし、強度、耐久性も良さそう。
で目についたのが、このテーブル。
足の長さは、かなり自由に調整できて、簡単に折り畳み、展開できます。
これでMacでのマウス作業も、どこでもVision Proでこなせそう。
■Vision Proアプリの探し方
Vision Pro対応のアプリですが、増えるスピードはかなり遅いですね。
本体の価格が高い上に、市場が小さい、さらにアプリやコンテンツを作るのも大変そう。かなり長い間はこういうゆっくりとしたスピード感ではないかと思います。
その間は、iPadアプリが使えるのですが、今のVision ProのAppStoreでは、あんまり紹介されないですよね。対応アプリが少なく見えてしまいます。
iPadを持っていれば、AppStoreにいって、「visionOS」と入力して検索すると、かなりの確率でVision Pro対応のiPadアプリを探せます。
自分がよく遊ぶゲームの原神を出しているHeoyoverseですと、崩壊3rdや、崩壊スターレイルなどは、Vision Proでそのまま遊ぶことができますね。
自分が遊んでいる原神、ゼンレスゾーンゼロが出ていないのが残念なのですが、主要5作品のうち、3作品はVision Proでも遊べるので、出せるゲーム、出せないゲームを判断している感じです。
出しているゲームは、アクション性が低めっぽいので、処理の重そうなゲームは、今のVision Proでは難しいのかもしれません。
Vision Proは、4K映像2枚分を描画しないといけないので、アクションゲームはM2チップには荷が重いのか、激熱になるのか、バッテリーが極端に減ったりするんでしょうか。
■Vision Proの不安定さ
Vision Proの動作は、比較的安定しているとは思いますが、たまに挙動がおかしかったり、再起動がかかることがあります。
一度、ベランダで作業していた時に、急に映像が歪んだり、チラついたと思ったら、真っ暗になってしまったことがありました。この時期なので、熱が原因かもしれませんが、いきなり視界がゼロになるのは、ちょっとしたパニックです。
家で、椅子に座っていたので、大事に至りませんでしたが、こういうことがあることを考えると、外を歩きながらVision Proを被るとか、絶対にやめておこう、と思いますね。
あと、以前の動画で、メガネをストラップで身につけていて便利というのを紹介しましたが、こういった急に視界が真っ暗になったときに、Vision Proを外しても、手元にメガネがないと危ないので、自分みたいな強度近視の人は、何らかの方法で常にメガネを身につけておいた方がよいと思います。
■オプティカルインサートその後
オプティカルインサートの左右間違い問題は、一段落したのですが、正しい度数でもピントが微妙に合っていないかも、と思い始めました。
結果的には、別のメガネの度数を入力した新しいオプティカルインサートを注文して、この動画の原稿も、新しいオプティカルインサートで作成しています。快適。
経緯とかは、別の動画にまとめたいとは思っています。
■最後に
こんな感じで、Vision Proの最初の1ヶ月は思ったよりもあっという間でした。入力デバイスや机関係は、別の動画としてまとめるかもしれません。
今までは、ピントが微妙にずれている問題があったので、Macでの細かい長時間作業はVision Proではできなかったのですが、新しいオプティカルインサートもきたので、本格的なMac作業や仕事でVision Proを使ってみたいと思っています。
■商品紹介
↓バッテリーホルダー
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↓ひらくPCバッグnano
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↓BOBO VR
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↓モバイルバッテリー
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↓MOBO Keyboard 2
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↓Magic TrackPad
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↓AirPods Pro
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↓折りたたみ机
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Vision Proソロニットバンドで使いやすくする
2024/07/18 13:52 カテゴリ:Vision Pro
Vision Proの標準ストラップである、ソロニットバンドでより快適に装着するための方法を試行錯誤していますので、現時点での自分なりの最適セッティングを紹介します。
■ソロニットバンドの使い所
自分の場合、普段、家ではBOBO VRを使って、ライトシールドを外して快適に作業していますが、樹脂製のフレームでかなりごつくなってしまいます。
ちょっと出先で使いたい、という場合は、布製の純正ソロニットバンドの方が被りやすいです。
ただソロニットバンドでは、顔面圧迫の問題があるので、面ファスナーを使って、快適なセッティングをする方法を探ってみました。
■用意したもの
基本的には面ファスナーだけです。自分は、amazonで6m、2cm幅、999円のものをカットして使っています。
ポーチは滑り止めになるものならなんでもいいと思います。
面ファスナー
- 55x cm x2
- 45x cm x1
- 25cm x1
- 8cm x1
- バッテリーのケースになるようなポーチ
■セット方法
まず、アームの根本から横方向に面ファスナーを一本通します。
付属バッテリーをマウントする場合は、そのままだとツルッと滑るので、滑り止めとして適当なケースを用意します。
バッテリーケースでクリップ留めも試してみましたが、クリップの部分が頭に当たって痛くなるので、布のケースの方が良さそうです。自分は、PeakDesignというカメラアクセサリーにおまけでついていたポーチを使っています。
次に同じ長さの長めの面ファスナーを2本用意して、ソロニットバンドの後ろ側にケースと一緒に固定します。
ソロニットバンドのニット部分に、面テープが接触すると、くっついてしまい、外す時にケバだってしまうことがあるので、気になる場合は、布や短い面テープなどでガードしてあげる必要があります。
この2本の逆側は、先ほど横方向に通した面ファスナーに固定します。
あとは、2本の縦の面ファスナーが離れすぎないよう、短めの面ファスナーで固定します。
最後にケースにバッテリーを装着します。
■装着方法
固定する長さは、装着感やVision Proのセッティングをみながら調整します。
面ファスナーの噛み合いなどを確認して出来上がり。
この状態でかなりバランスが取れています。
そのおかげでソロニットバンドのダイヤルは、締めなくても使えますので、顔面圧迫は最小限で済んでいます。
■ポイント
面ファスナーしかつかわないので、非常に安価で、軽く、折りたたんでの収納もできます。
伸縮性がないので、決めた位置が変わりにくいのもいい点です。
バッテリーを後ろにマウントするので、縦方向のベルトで力が伝わるようにしつつ、頭が痛くなりにくいように、2本で分散しています。
■問題点
問題点は、見た目がチープ、髪型が乱れる、ライトシールドを使うので夏は蒸れて暑い、というところでしょうか。
■まとめ
自分は、家の中ではBOBO VR、短時間の外出時はソロニットバンドを使うという使い分けで行こうと思っています。
■商品紹介
↓面ファスナー
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↓BOBO VR M3 Pro
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↓Vision Pro用カバー
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Vision Proをモバイルバッテリーで使う
2024/07/13 11:58 カテゴリ:Vision Pro
Vision Proは、バッテリーでの稼働時間が1-2時間しかありませんが、その弱点をカバーするためのモバイルバッテリーでの運用方法を試してみたので紹介します。
まず、今のところこれが良いのでは、というところですが、
- 2台の1万mAhのモバイルバッテリーを用意する
- 片方で給電する
- 使い終わったら交換
- 使った方は充電
- 繰り返し
という感じになります。
2つのモバイルバッテリーをローテーションしながら使う、ということですね。
■直接の給電ではない理由
Vision Proを長時間使うには、ACアダプタから直接給電する方法もあります。
電源の心配がいらない一方で、常に体とコンセントがケーブルで繋がれている状態になります。ここから、ちょっと飲み物を飲みにいく、何か道具を取りに行く、となると、その度にケーブルを抜き差ししなくてはいけなくなります。
ケーブルを抜くのを忘れると、引っ張られてしまいますし、下手をすると高価なVision Proを落としてしまう可能性もあります。
MagSafeならまだ良かったのですけどね。
せっかくの空間コンピュータなのに、ケーブルのせいで空間を有効活用しにくくなってしまいます。
その点、モバイルバッテリーなら、体に装着してバッテリーごと移動できるので、ちょっとした移動を邪魔されることはないわけです。
■2台使うのは
モバイルバッテリーは1台でも、大容量のものを使えば使用時間を延ばせるので、Vision Proの使用時間が読めるのなら、その使用時間に合わせたバッテリーを用意すればいいです。
ですが、バッテリーを2台用意して、2台で給電と充電を入れ替えながら使えば、使えなくなる時間がなくなります。
今日はVisionProをどのぐらいつかうかな、と使用時間自体を考えなくてよくなるわけです。
■必要な仕様
モバイルバッテリーでVision Proを運用するにあたって、モバイルバッテリーに必要そうな要素を考えてみました。
重要そうなのはこの5つ。
- 容量
- 出力w数
- 充電時間
- ポート数
- 大手メーカー
容量は、連続使用時間に直結します。大きい方が長時間使えます。
一方で容量を大きくすると、重さ、充電時間、価格に跳ね返ってくるので、バランスのいいところを見つけたいところです。
出力w数ですが、まずVision Proの標準ACアダプタは30wが付属しています。
Vision Proは、付属バッテリーが満充電の場合で、ACアダプタが繋がっている時は、バッテリーを消費せずにACアダプタ側の給電で動きます。
モバイルバッテリーの出力が30wより大きければ、ACアダプタを繋いでいる時と同じよう動作するのでは、と考えられます。
つまり、Vision Pro自体のバッテリーは減らさずに、モバイルバッテリーの充電を優先的に消費するわけです。
付属バッテリーの方は、いざという時にとっておきたいので、できるだけ使わないようにするには、30w以上の出力があればよいのでは、と思いました。
充電時間は、モバイルバッテリーを使い切った後に、満充電にかかる時間のことです。これはもちろん早いに越したことはないのですが、ポイントは、Vision Proで充電を使い切る時間に収まっているか、という点です。
Vision Proに給電しながら2時間使うことができたとき、もう一つのバッテリーの充電が2時間以内に終わるのであれば、2本でぐるぐる回せるわけです。
ただもし、充電が2時間以上かかったとしても、バッテリーの本数を増やす事で、運用することはできます。
ポート数は、基本は1個でいいのですが、USB-Cポートが2個以上あると、片方はVision Proに給電しつつ、今は直接ACアダプタから給電できる、というときに、つなぎ換えせずに充電や給電ができます。
最後の大手メーカー、というのは、廃棄時のリサイクルを考えてのことです。名もないメーカーだと、リサイクルできない可能性があります。
この条件に合いそうなものがCIOにありました。
それが、このSmart Coby Pro Slimです。
1万mAh、30w、90分の充電時間、USB-Cポート2つとAポート1つがついています。
実物ですが、本当に1万mAhなのか、と思うほど、コンパクトで軽いですね。
ボタンを押すと数字で残量表示されるのもわかりやすいです。
カラーは、黒と白の2色あるのですが、どちらが使っていた方かなどわかりやすいように、1色ずつにしてみました。
急速充電について、あまり知らなかったですが、15wぐらいあればいいらしいので、Vision Proの純正ACアダプタであれば、急速充電できそうです。
■セッティング
まずVision Proのセッティングですが、自分の場合は、純正のバッテリーは後頭部マウントにしています。
ここからVision Pro付属のUSB-Cケーブルを伸ばして、体の右側にだします。
ベルト通しに、カラビナでスマホポーチを取り付けて、ここにバッテリーをいれています。利き手で交換や確認がしやすくなります。
バッテリーは使用中は結構熱くなるので、夏はポケットにはいれたくない、というのもあります。
純正の30w充電アダプタには3mケーブルを接続して、もう一つのバッテリーを充電しておいたり、直接給電するときに使います。
■実際にやってみた
実際にバッテリー2本で運用してみました。
1時間おきに、残量をチェックして、使い切ったら、バッテリーを交換して、2本めを使い終わる前に、1本目の充電が終わっていれば、イメージ通りの運用ができることになります。
まず1本目ですが、1時間で、ちょうど50%。
2時間で5%ぐらいになり、ほどなくして0になりました。
1本目は、充電し、2本目にチェンジ。
1時間後、2本目も半分ぐらいで、充電も半分ぐらいです。
2時間後は、2本目も使い切り、1本目の充電は終わってました。
というわけで、想定通りの運用ができそうです。
あとはこれを繰り返せば、ずっと自由な状態でVision Proを使うことができるわけです。
■まとめ
純正バッテリーのオプションもありますが、値段的にも、容量的にも、運用の自由度的にも、バッテリー交換のたびにVision Proの電源を落とす必要もなく、サードパーティのモバイルバッテリーでの複数運用の方が良さそうです。
■商品紹介
↓モバイルバッテリー
CIO SMARTCOBY Pro SLIM
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↓スマホポーチ
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Vision Pro1週間で気づいたこと
2024/07/07 11:47 カテゴリ:Vision Pro
Vision Proが来てから、一週間ぐらい経ちましたが、この期間で気づいたことなどを共有したいと思います。
■YouTubeはJUNOでいい
初日の動画のフォローアップをさせてください。
まず、YouTubeの公式アプリが欲しいといったのですが、JUNO for YouTubeという有料アプリがありました。
これはVision Proの専用アプリになっていて、少し機能が足りないところとか、若干バグっぽいところもありますが、ほぼこれで大丈夫でした。
登録しているチャンネルをみれたり、プレイリストなども使えます。視線、ハンドジェスチャに最適化されている感じではありませんが、Safari版よりは、かなり使いやすいです。
■タッチ操作ができる
アイトラッキングとジェスチャが慣れない、ということも言ったのですが、視線とジェスチャ以外にも、画面を直接指で操作する、つまりタッチ操作ができることに気づいていませんでした。
もちろん、タッチといっても、実際の画面はないので、Vision Pro上で見えている、仮想のウィンドウに、カメラ越しにスキャンされた仮想の指がタッチするわけですが、これで、もう少し直感的にも作業できます。
visionOSは、なぜ閉じるボタンが下なのか、と思っていたのですが、タッチ操作ができるのであれば、直接指で触りやすい下にあるのは納得です。
アイトラッキングの方ですが、視線がちゃんと思い通りのところをポイントできているか不安ですが、視線をポインタとして表示する方法がありました。
設定のアクセシビリティ、ポインタコントロールをオンにすると、自分の見ているところがポインタとして表示されるようになります。
加えて、先日、正しい度数のレンズが届いたのですが、正しいレンズだと、誤爆は結構減ったように思います。ピントがきちんと合うことで、視線が安定するのかもしれません。
■iPadがわり
そういえばタッチ操作ができるんだと、あらためて気づくと、Vision Proの便利さが
かなり強く感じられるようになってきました。
iPadといえば、13インチや、11インチなど、画面の大きさを選び、その中で、Split VIewや、ステージマネージャーなどで、工夫して複数のアプリを同時に使えるようにしてきたわけです。
それがVision Proは、アプリの大きさは、好きなものを自分で選べて、しかもアプリごとに何枚も表示させ、空間に配置できるわけです。
そして、どれもiPadと似た感じでタッチ操作できます。
つまりiPadを使いたいアプリの数だけ、買ったのと同じような効果があるわけです。
これは、iPad派には最高ですね。
iPadとの違いは、アプリの種類と、Apple Pencil対応ですが、自分は手書きの重要度はそれほど高くないので、アプリが揃ってくれば、iPadは概ね置き換えられそうです。
■被るのは気楽、準備が少ない
今まで、Oculus QuestとPSVRシリーズを使っていましたが、Vision Proは今までのヘッドセットにくらべて、かなり気軽に被れる気がします。
形状とか、重さ的にはヘルメットみたいな感じですが、あご紐を締める必要もないので、帽子ぐらいの感覚でしょうか。
自分の場合、バッテリーをヘッドマウントにしているので、コードも気にしなくていい、というのはあります。
この気軽さは、めちゃくちゃな数のセンサー類とR1チップで、実現しているということなんでしょうね。自由は、重くてお金がかかる。
■交換レンズが届いた
メガネ族がVision Proを使うには、自前のメガネは使うことができず、専用のレンズを用意する必要があります。
このレンズが、注文したものと左右の度数が入れ替わってしまう、というトラブルがありましたが、収束しました。
発売日に左右違ったレンズが届き、サポートに電話すると、注文し直してくれ、ということだったので、再注文。
すると、そのすぐ後に、間違った人全員に正しいレンズを送り直すことにしたので、再注文したレンズは受け取り拒否してください、という指示。
正しいレンズは2セット同時に到着するものの、ひとつはそのまま持って帰ってもらいました。
ここまで5日でしたが、これだけでは終わりませんでした。
サポートから連絡があり、交換用に送ったものが刻印されていなかったので、刻印済みのものを送ります。今のものは予備として、そのまま使ってください、ということでした。
2つめに自分で再注文したものは、多分、刻印がされていたと思うので、返却しなければ、3つで済んだのですが、それは後知恵というものです。
自分の場合は、左右の度数がそれほど離れておらず、Vision Proを初日からある程度、使えていたので、あまり怒りとかはなく、大変だなというぐらいでした。
が、刻印つきを送りますと聞いた時は、さすがにちょっと気の毒になってきました。
というわけで、4つのZwissレンズを作成し、1つは間違ったもの、2つは正しいものが手元に残る、と結構な騒動になってしまいました。
今回、レンズを作っているのは外部のメーカーで、しかも天下のZwiss、ということで、コントロールが難しかったんでしょうか。
さらに数もそれほど多くなく、初物ですから、自動化が進んでいないとか、テストが不十分だった、というのはあるかもです。
歴史的な新製品の初日のトラブルを、コスト無視でも最速で収束させてやる、というAppleの気概みたいなものは感じましたね。
当たり前ですが、届いたレンズはピントもしっかり合いますので、画質的にも操作的に、かなり快適になりました。
ただ、元の処方が80cmの位置にあるPCに合わせたものになっているので、これが、Vision Proにぴったりあっているかでいえば、もうちょっとよくできる気もしています。
Vision Proの想定の焦点距離がわかれば、眼科でそこにフォーカスした処方をもらうか、メガネ屋でその距離に合わせたメガネを作って、その処方でレンズを再作成をしてみてもよいと思っています。
■メガネストラップがいいかも
前の動画で、メガネを外すのが不安といいましたが、試しに、外したメガネを首からかけるストラップを導入しました。
これは思ったよりも効果的でした。
自分がどこに移動しても、メガネもいっしょに移動してくれるので、どこでもVision Proを着脱できるようになりました。
ストラップが鬱陶しいかな、とも思ったのですが、かけている時も、外している時も、意外と気になりません。
■画質
新しいレンズも届きましたし、少しVision Proの映像も見慣れてきたので、今の時点の画質の感想を述べてみたいとおもいます。
まず、今まで見たことのあるヘッドセットデバイスに比べれば、段違いの画質であることは間違いないです。
一方で、リアルなディスプレイを自分の目で見たものに比べると、一段解像度が落ちる気がします。
さらに、映し出される、自分の現実空間の周囲の映像は、そこからさらに2段ぐらい、解像度が落ちる感じです。
Macのディスプレイとしては、今の40インチ5K2Kディスプレイには届かないかな。3Kぐらいの解像度で使うのであれば、十分に使える。
VisionProw専用や、iPadアプリの範疇であれば問題なし。
映像作品やゲームなどであれば、まったく気にならない、むしろ綺麗に感じる。
みたいな感じです。
Macの極小文字は、片目4Kでも厳しいとなると、片目6Kとか8Kとかが必要なんでしょうか。
今は、5K2Kのリアルディスプレイを前提に作業を考えていたので、解像度が低いときにはどうするかは、これから考えたいところ。
自分の周囲の映像は、MacやiPad作業をしつつ、ちょっと何かをする分には実用の範囲。飲み物を飲んだり、トイレにいったりぐらいは全然できます。
一方で、現実空間の作業が主の場合は、ちょっと難しいかも。
料理であれば、レトルトパックを温めるぐらいであれば問題ないけど、包丁を使うには厳しい、みたいな感じでしょうか。
1日中、ずっとつけっぱなしができるかな、と思っていたのですが、この解像度では、安全のために外すべき時は、しっかり外すことが大事、と考えを改めました。
先に述べた着脱のしやすさと、メガネストラップが効いてきていて、着脱は簡単なのでこれもありですね。
現実世界の映像に遅延は感じないので、処理速度を上げるために、現実世界のカメラの解像度を落としているのではないかと思っています。
いずれにせよ、今、現実的に使える最高クラスの技術、部品を使っているのでしょうから、これ以上の進化は、未来に期待です。
■暗闇NG
生活のいろいろなシーンでVision Proが使えるかを試しているところですが、寝る前に使うのはNGでした。寝る前というか、暗闇がダメですね。
考えれば当たり前のことですが、カメラを使って、指をトラッキングしていますので、暗闇だと指が判別できず、エラーがでて、何も操作できなくなってしまいます。
なので、明かりは少し落とすぐらいの時に、ベッドに寝っ転がって動画をみるなどには、Vision Pro最高、ですが、本当に寝る直前、寝落ち上等のときにはVision Proは充電。iPadの出番となります。
■かなり暖かい
MacBook ProやiPadが暖かくなる、というのはあまりないですが、Vision Proは、上面の排気口から、常に暖かい空気が排出されています。
それだけの処理をリアルタイムで、ずっとやっているということだと思うので、仕方ないことですが、夏は厳しい場面とかでてくるのでしょうか。
■コードは邪魔
最近のApple製品は、長時間駆動が持ち味みたいなところがありますが、Vision Proは、1−2時間しか持たないので、それ以上使いたい場合は、給電が必要になります。
USB-Cケーブルは1.5mのものが付属していますが、バッテリーを頭にマウントしてしまうとケーブルの長さが足りないので、Ankerの3mのものを注文しました。
これで椅子に座っている状態であれば、どこかにケーブルが引っ張られる、ということは無くなりました。
ただ、これではほとんど移動ができないんですよね。
BOBO VRに付属のバッテリーを使うと、少しバッテリーを延命できて、煩わしさはほとんどなかったので、Vision Proを快適に日常生活で使うには、バッテリー運用がよさそうです。
というわけで、以前、候補に考えていた、CIOのSMARTCOBY Pro SLIMというモバイルバッテリーを注文しました。
ケーブル付属タイプの発売を待つ案もあったのですが、
さすがに全部のバッテリーを頭にマウントできないことを考えると、ケーブルは別の方がよさそう、むしろUSB-Cポートが2つあったほうがよいのでは、とおもい、ケーブルなしの方にしました。
届いて早速使っているので、このへんは別の動画にまとめようかと思っています。
■商品紹介
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BOBO VRをVision Proで使用する
2024/07/04 11:38 カテゴリ:Vision Pro
Vision Proの装着性を改善するために、Quest3用のサードパーティ製ストラップ、BOBO VR M3 Proを購入してみたので、紹介します。
■BOBO VRの特徴
BOBO VRは、PSVR型のストラップで、基本的な構造が輪っかを頭に乗っけて、そこから本体を吊り下げる形になっています。
なので、本体が顔に押しつけられることがないため、前後挟み込みタイプよりは、快適です。
輪っかの前後は、ダイヤルで締めることができますし、縦方向に沈み込みすぎないよう、押さえがついています。
頭にあたる箇所は、柔らかめのクッションが施されていて、痛みは感じにくくなっています。
つくりは、薄いプラステイックが多く、全体的にチャチに感じますが、おそらくこれは、軽量化に貢献している感じです。
■使ってみての感想
実際にVision Proで使った感想ですが、個人的には、純正のソロニットバンドなどよりも、圧倒的に自分に合っていて、Vision Proを長時間利用することができるようになりました。
純正バンドは、前後挟み込むタイプなのに加えて、Vision Proの全重量が前にかかっているので、どうしても顔面が強く押し付けられます。
BOBO VRのセットでは、ライトシールドを外して、本体を全く顔に接着させないこともできるので、顔が圧迫されることもなければ、ムレなどもないですし、汗などが本体につくことはありません。
■使うまでの準備
BOBO VRは、Questシリーズ用なので、そのままではVision Proに使うことはできません。
Chris Busilloさんという方が、BOBO VRをVision Proで使うためのアダプタの3Dモデルを無料で配布されています。
Quest3は、ストラップが交換できるようにレールがあるようで、そのレールと互換性がありつつ、VisionProのストラップ部分を繋ぐアダプタになっています。
このアダプタを自分で3Dプリントすれば、BOBO VRがVision Proで使えるわけです。
自分は3Dプリンタを持っていないのですが、その代わりにネットで注文すれば、配送してくれるサービスがあり、自分はこちらを利用しました。
■具体的な手順
このパーツ入手の具体的な手順はこんな感じでした。
- 3Dモデルのダウンロード
- 左右分割
- 3Dプリントサイトへのアップロード
- アカウント・支払い
- 受け取り
まず、Printablesという3Dモデルの配布サイトから、3Dプリントをダウンロードします。
自分は、
Apple Vision Pro Rails M3 v6.stl
を選びました。stlというのは、3Dプリンタ用のフォーマットだそうです。
Macにダウンロードすると、そのままプレビューで見ることができて、プレビューアプリの中で回転もできますね。
■Blenderで左右のパーツをわける
次が一番難度が高いかもしれません。
自分が利用した3Dプリントサイトは、パーツが一つずつ分かれている必要があるのですが、配布されていた3Dモデルは、左右が一体となって、ひとつのファイルになっていました。
なので、左右を分割する必要があるのですが、自分の場合は3DモデリングアプリのBlenderで、片方を消したファイルを作成して、分割することができました。
Blenderを使ったことがない人は難しい気もしますが、Blenderにstlファイルを読み込み、片方を消して、新しいstlでエクスポートする手順で、最終的には使えました。
■3Dプリント会社選び
左右に分割したファイルができたら、これを3Dプリントサイトにアップロードします。
自分が利用したのはJLCPCBというところです。
どこか外国の会社のようですが、細かいことはよく調べていなかったです。
国内でも見積もりをとってみたのですが、1万円以上かかったので、安そうなところを探してみて、見つけました。
この会社に依頼して、自分の場合、実際に支払った金額は、送料込みで1187円でした。
セキュリティも心配ではありますが、アカウントはGoogleを使い、支払いはApplePayを使ったので、そんなに重要な情報は渡っていないのかな、と思います。
■アップロード
注文には、3Dモデルのファイルをアップロードする必要がありますが、行き方はトップページから、リソースを選び、3D Printingを選びます。
Add 3D Filesを選び、まず、左右どちらかをアップロードします。
素材などの指定ができるようでしたが、よくわからないのでデフォルトを選びました。
もう片方も同じようにします。
SAVE to CARTでカートに保存します。
■アカウント支払い
ここで、Googleアカウントでログインし、配送先は、アルファベットで入力。
ApplePayで支払い
■届くまでの日数
支払いが終わった日から
1日後に製造、
2日後に出荷、
5日後に日本に到着、
7日後に自宅に到着しました
■取り付け
到着したパーツをBOBO VRに取り付けます。
Vision Proから、純正のバンドを外します。
ストラップを、Vision Proのアームに取り付けます。
自分は、前面カバーをつけているので、このカバーにBOBO VRの上側の面テープを通すことで、万が一、落下した時に引っ掛かるようにしてみました。
一旦これで装着できますが、Vision Proのバッテリーもこのストラップに取り付けてしまいます。
自分は、スマホポーチを後部に、面テープでくくりつけています。
バッテリー自体は、着脱しやすくはなっています。
BOBO VR M3 Proには、外部バッテリーが付属していますが、これを使うこともできます。
パワー的に、出力が弱いのか、Vision Proを使いながら充電することはできないのですが、延命にはなっている感じです。
■装着方法
複雑な形状をしているように見えますが、装着方法は割と簡単です。
BOBO VRは、真ん中で2つ折りになるのですが、これがかなり便利で、折った状態で前半分を頭にあてたら、そのまま後ろ半分を伸ばします。
これで終わり。ダイヤルで締めることはできますが、バランスが取れているので、締める必要はありません。
■最後に
このセットの重量を測ってみると、1.25kgもあるため、正直、誰にでもおすすめできるものではないのですが、Vision Proを長時間使いたいけど、顔面がきつい、という方は検討してみてもよいかとおもいます。
明らかに今のVision Proの重量バランスは、よくないと思うのですが、かたや1.25kgもあると、さすがに使える人も減ってしまうので、今のVision Proのバランスは苦渋の選択なんでしょうか。
個人的には、前面ガラスやEyeSightディスプレイを削除して、軽量化してくれるといいかな、と思っています。
■商品紹介
↓BOBO VR M3 Pro
https://amzn.to/45CZNZW
↓Vision Pro用アタッチメント
https://www.printables.com/model/772403-apple-vision-pro-to-bobovr-rails-m2m3
↓3Dプリントサイト
https://jlcpcb.com