M1 Pro MacBook ProでFINAL FANTASY XIV / FF14を遊ぶ




M1Pro MacBook Proを快適に使っていますが、今回は、購入当初には、想定していなかった使い方について紹介します。

■FF14にハマっている

最近、動画のアップが完全に滞ってしまっていますが、原因は、ゲームのFinal Fantasy 14にハマっています。

ファイナルファンタジーシリーズは、3以降のナンバリングタイトルは、11以外は全てプレイしてます。
14も、7-8年前に、当時PS3で、ガルーダ討滅戦までプレイしてましたので、復活組ということになります。

復活したのは、去年の年末ぐらいのニュースで、FF14が人気すぎて販売中止、というのをみて、そんなに人気なら、またやってみようかな、というのがきっかけでした。

自分の場合は、PS3で遊んでいたからか、PS5用ゲーム本体をPS Storeで、無料でダウンロードできました。
スクウェアエニックスのサイトで調べると、以前のプレイ権がまだ残っていました。新規購入は、販売中止で買えなかったと思うのですが、自分は、復活だったので、始められそうでした。
ワンタイムパスワードの再設定が必要だったのですが、運営に無事対応してもらい、復活できました。

PS5で、プレイ再開したのですが、前に使っていたキャラは、見つからなかったので、新キャラでスタート。
ストーリーもほとんど忘れていたので、初見のような気持ちで、進めはじめられました。

再開した当初は、単に、人気なんだったら面白いのかな、というぐらいでしたが、やり始めると、メインのストーリーがなかなか面白くて、はまってプレイしているわけです。
ほとんどメインストーリーしか進めていないのに、すでにプレイ時間は、200時間を超えています。今は、シーズン6的なパートの序盤が終わったところ、でしょうか。

簡単にFF14の個人的な魅力を挙げるとすると
  • ストーリーの展開が面白くて、割と丁寧にエピソードが語られるので、ボリュームもたっぷり
  • FF3-6ぐらいのドット絵時代の世界観が、3Dキャラクター、マップで実現されている
  • 他のプレイヤーもいるけど、ソロプレイ部分もかなり多く、煩わしさはほとんどない
となります。

特にボリュームはすごくて、映画で言えば、ロードオブザリング3部作が5本分、みたいな感じです。

操作などが、若干とっつきにくいところもありますが、慣れれば快適に遊べます。

■MacでFF14を遊ぶ

ここまでは、ゲームの説明でしたが、話しを徐々にMacBook Proに戻します。

普段は、家のリビングのテレビでPS5でプレイしていますが、長時間プレイとなると、テレビを独占してしまいます。
そういう時は、PS5のリモートプレイ機能で、Macからも、プレイできます。

この場合、PS5のコントローラー、DualSenseをMacにUSBで有線接続していました。
Bluetoothでも接続できますが、PS5でも使うので、その度にペアリングし直す必要があります。USB接続にしておけば、自由度は下がりますが、ペアリングの必要はなくなります。

PS5のリモートプレイは、基本的には、遅延もほぼなく、快適にプレイできるのですが、多少制約があります。
我が家の場合は、PS5も、MacBookProも有線LANになっているので、快適なのですが、MacBook Proを無線のWiFiにすると、途端にプレイができなくなるぐらい、画面荒れ、遅延が発生します。
本来のスペック的には、Wi-Fiでも快適にプレイできそうな気がしますが、我が家の環境では、改善しませんでした。

FF14は、PS5だけでなく、Windows版や、Mac版もあるので、Mac版をM1Pro MacBookProで遊べないか、というのにチャレンジしてみました。

結論としては、M1Pro MacBookProで、Mac版FF14を結構、快適に遊べています。

有線LANでも、Wi-Fiでも快適ですし、内蔵ディスプレイでも、外部ディスプレイでもOK、音も、AirPodsMaxが使えてます。
コントローラーは、トラックパッドや、マウスでもプレイできると思いますが、自分はPS4のDualShock4を新たに購入して、MacBook Pro専用にしています。

FF14は、同じキャラクターをPS5でもMacでも、共通に使えるので、PS5で遊んで、続きをMacでプレイ、ということができています。

■注意点

注意点としては、まず、発売元のスクウェアエニックスは、Mac版のFF14は、公式にM1などのApple Siliconには対応していない、と言っているのでサポート外、使えなくても文句は言えない、です。

あと、自分としては、基本的には快適に使えている時間がほとんどですが、内蔵スピーカーだと、音がブツブツ切れたりしますので、ある程度、不完全な動作も許容、ということになります。

注意点はあるものの、元々、M1Pro MacBookProは、ハイパワーで、スペック的にはゲームも遊べそうだが、対応ゲームがない、と言われていたところ、がっつりと遊べるゲーム機として使えているのは、想定外の使い方でした。

■自分の環境

ここからは、もう少し詳細に説明していきます。

まず、マシン環境ですが、公式は、今はこのような動作環境になっています。

自分の場合は、サポート外のM1ProのMacBook Proで、RAMは16GB、OSは、Monteleyでも一応動いています。
FF14は、CrossOverというWindowsアプリをMacで動かせる仕組みを採用していて、このCrossOverが、M1対応もある程度できているそうですが、問題も残っているので、公式にはサポート外ということみたいです。

メモリ、SSD、グラフィックスカード、ディスプレイ性能は、M1Pro MacBookProの内蔵のもので、問題がなさそうです。

■購入するアプリ

購入するアプリですが、Mac版FF14入は、スクウェアエニックス公式e-Storeからダウンロード購入しました。
PS4/5版を持っていても、新たにMac版を購入する必要があります。

ゲーム本体と、追加シナリオがあり、本体は、スターターパックか、コンプリートパックを買わないと遊べないと思います。自分は、間違えてMac版の追加シナリオを購入してしまったのですが、その時は、スターターパック、コンプリートパックが販売中止になっていたため、特別に返金してもらえて、買い直すことができました。今は、販売再開していて、そういう対応もないと思いますので、間違えて買わないように気をつけてください。
Macでできるのかわかりませんが、無料トライアルもあるそうなので、興味のある方は、調べてみても良さそうです。

■用意するアカウント

スクウェアエニックスのアカウントが必要です。さらに、そのアカウントに紐づいたサービスアカウント、というのもあって、FF14は、MogStationというところで管理します。
ここで、どのプラットフォームの使用権を持っているかとか、月額費用を支払ったりします。

自分は、PS5とMacで遊べますが、月額費用は、アプリの購入費とは別に必要で、エントリーコースは1408円。この金額で、PS5、Macの両方で遊べるみたいです。

■ワンタイムパスワード

スクウェアエニックスアカウントのセキュリティ対策として、ワンタイムパスワードが導入されています。
スクウェアエニックスのワンタイムパスワードアプリもあるのですが、この扱いが結構面倒で、機種変更すると使えなくなったりします。
ただ、スクエニのアプリだけでなく、Google、Microsoftのアプリも使えるので、自分の場合は、仕事などでも使う、MicrosoftのAuthentificatorのアプリを使っています。
ワンタイムパスワードは、面倒ではありますが、いいこともあります。
FF14だと、ゲーム内で、テレポートするには、ゲーム内のお金ギルが必要なのですが、距離によって、価格があがるので、終盤に近づくになるほど、結構お金が掛かってきます。ワンタイムパスワードを使っていると、そのテレポ場所が1つ、どこからでも無料になるので、お得ではあります。

■インストール

インストーラーは、普通のアプリアイコンをアプリフォルダに、ドラッグ&ドロップすることで始まります。
インストールの途中で、ちょっとした問題があった気がしますが、最終的にはインストールできています。記録を取っておらずすいません。

■起動

インストールが終了し、アプリを起動したら、作っておいたスクウェアエニックスのアカウントと、パスワード、ワンタイムパスワードを入力します。スクエニアカウントのパスワードは、PS5なら記憶してくれるので、ワンタイムパスワードの入力だけでいいのですが、Mac版は記憶ができないので、毎回パスワードを2つ入力しないといけないのは、ちょっと面倒なところです。

起動をする前の注意事項としては、うちの環境だけかもしれませんが、FF14のアプリを起動する前に、コントローラーと、ヘッドフォンの接続をしておいてから、FF14を起動する必要があります。
今のところ、アプリを起動したあと、コントローラーやサウンドデバイスを途中で変更したり、認識させることができないみたいです。

■コントローラー

コントローラー、ゲームパッドを使う場合は、PS4のDualShock4が推奨です。

PS5のDualSenseは、そのままでは使えず、キーマッピングを変更するツールが必要でした。
自分は、Mac用にHORIのMFi認証のゲームコントローラーも持っていますが、同じような感じで、そのままでは使えませんでした。
最初は、多少面倒でも、PS5とDualSenseを共用していたのですが、プレイ時間も長くなってきて、まだまだ終わりそうにもないので、専用があった方がいいかなと思い、新たに、MacのためにDualShock4を買い直しました。

Macで、DualShock4を使えば、ほとんどのボタンは、特別な設定なしに、そのまま使えます。×ボタンと○ボタンの入れ替えも、設定でできます。
振動機能と、パッドボタンには対応してません。パッドボタンの代わりはSHAREボタンで行います。

■サウンド環境

サウンド周りは、不具合が多めのところで、先に述べたように、内蔵スピーカーだと、音が断続的に切れます。純正ヘッドフォンポートで、有線ヘッドフォンを接続しても同様の現象が起きます。

なぜか外部オーディオだと使えるようで、自分の環境では、BluetoothのAirPods Max、Pro、有線USBオーディオインターフェースのUR22Cでは大丈夫でした。

音切れは、大きな問題のようにも思えますが、自分が実際に使う場合は、AirPods Maxを使うので、それほど問題とは思っていません。

あと、先ほども話したように、起動時のサウンド機器から、途中で出力を変更できない、という問題もあります。
ゲームの設定

起動はできるとして、どのぐらい快適に遊べるか、というところですが、設定次第のところはあります。
解像度は1920x1080のフルHDで、グラフィック設定のプリセットを5段階中の真ん中、Highの設定では、秒間50-60コマの表示ができます。PS4並、といったところでしょうか。
FF14は、アクションゲームではないので、まぁこのぐらいであれば、普通にゲームを遊ぶ分には、支障はない感じです。
一つ下のスタンダードだと、60コマは確保できるみたいです。
最大画質のマキシマムだと、40コマぐらい、フル解像度にするとちょっとカクツキを感じますね。
私は、Highの設定で、フルスクリーンモードで、快適に遊んでいます。

■遊び方

PS5とMacは、同じキャラを使えるので、一人の時は、テレビでPS5、家族がテレビを使っている時は、Macでプレイしてます。
コントローラーは、DualShock4、音は、AirPods Maxです。

Macで遊ぶ場所ですが、自分のデスクで、4K27インチの外部ディスプレイと接続して遊ぶこともありますし、MacBook Pro本体のディスプレイでも遊べます。家の中だと、デスクか、寝る前のベットの中で、というのが多いパターンです。
デスクでのプレイは、リモートプレイとそれほど変わらない環境ですが、ベッドの中、というのは、PS5のリモートプレイではできなかった遊び方なので、面白いですね。

この間、実家の用事で、数日、関西の実家に泊まっていたのですが、その際も、MacBook Proとコントローラーを持っていったので、実家のWi-Fiで、ゲームの続きを快適にプレイできました。

速度低下や発熱ですが、M1Pro MacBookProは、普段の利用時では、熱を持つ、というのが、あまりないですが、さすがにFF14は、パワーがいるらしく、あったかくなるぐらい発熱します。
バッテリの消費具合は、正確に測ってはいませんが、1時間で25%ぐらい減る感じでしょうか。
さすがに、外出時にコントローラーでプレイするつもりはないので、遊ぶ時は、電源を接続しながら、ということになります。

■まとめ

というわけで、あくまでメーカーサポート外で、誰にもお薦めはしませんが、これだけの長編作品を遊べるのであれば、MacBook Proも、立派にゲームマシンとしても成立している、と思いました。

何かしらの参考になれば幸いです。


(Mac ダウンロード版)ファイナルファンタジーXIV コンプリートパック[新生エオルゼア~暁月のフィナーレ]