Microsoft Arc MouseをMac用に購入



ポイントが結構貯まっていたので、外でMacを使う用に
マイクロソフトのArc Mouseを購入しました。

実は、Arc Mouseを買うのは3台目で、一番最初は、2011年に初代のArc Touch Mouseを買っています。結構、長いこと使っていたのですが、専用USBレシーバーを何かにぶつけて、壊してしまったので、2台目に乗り換えました。
2台目は、ちょっと記憶が定かでないのですが、どこかに忘れて、失くしたのかな。

その後、コロナ禍が始まり、特別、外用マウスは必要なかったのですが、最近、また、外出機会ができたので、外出用に買った、ということになります。

■なぜマウス

MacBook Proには使いやすいトラックパッドがついているのに、なぜマウス、という話しですが、自分も、トラックパッドはPowerBook 520cからですので、30年近く使っているわけで、決して慣れていない、ということではないです。

ですが、細かいドラッグ操作だけはマウスの方がやりやすいのです。
特に、仕事でエクセル、パワポを使うことが多いのですが、セルの選択や、オブジェクトの変更で、ドラッグを頻繁に使うので、マウスの方が、効率が良くなります。

■購入したArc Mouse

Arc Mouseは、Surfaceブランドで売られているものと、Microsoftブランドだけで売られているものと、2種類あって、カラーは違うのですが、スペックは同じなので、中身も同じではないかと思ってます。
自分は、カラーで選んで、グレーのSurfaceブランドのものを購入しました。

注意点としては、Microsoftは、Macをサポートしているとは言っていないので、Macで使えなくても文句は言えない、という感じです。

自分の場合は、家は、MagicMouse、外では、Arc Mouseという使い分けを想定しています。

■なぜArc Mouseなのか

なぜ、外出時にはArc Mouseを愛用しているのか、ですが、大きくは、持ち運びしやすい、ということと、これまた愛用しているMagic Mouseとの共通点が多い、ということがあります。

■持ち運びしやすい

Arc Mouseの最大の特徴は、折り曲げができて、移動時にはぺったんこになり、使う時は孤を描く形になって、ちょっと使いやすくなるところ。つまり、ぺったんこになるので、持ち運びがしやすいってことですね。
折り曲げギミックは、スイッチと連動していて、持ち運び時は、電源オフになる、というのもいいです。

決して、使いやすいわけではないけど、持ち運びやすさは、ピカイチです。

■トラックパッド式

Macユーザー、というか、MagicMouseユーザー的には、Arc Mouseもボタン部分がトラックパッドになっていて、使い勝手は似ている、というのは、便利なところです。

また、Arc Mouseは、形が特殊なので、かっこいいという意見もある一方、形状的に使いにくい、というのが、よく言われることです。

自分は、Arc Mouseも長年使っているので、操作性はMagicMouseよりは、落ちるものの、仕事で一日中使うぐらいには問題がないです。

■センサー位置が前側

今回、この動画を作るために、いくつか他の人の動画をあらためて見させていただいたのですが、マウスのセンサー位置について、言及されていた方がいらっしゃいました。

自分は、MagicMouseが長らくメインでしたので、センサー位置が他のマウスと違う、ということに気づいていませんでしたが、MagicMouseは、センサーが前方についているので、コントロールがしやすい、というのがあって、なるほど、それはそうだな、と思いました。

このArc Mouseも、センサー位置は前方にあるので、MagicMouseに使い勝手が似ている、一つの理由のようです。勉強になります。

結構、このセンサー位*置は重要だと気づきまして、マウスの持ち方、動かし方が、これによって変わってきます。

自分がイマイチはまっていないマウスとして、MX Masterがあるのですが、これは、手のひらの中央ぐらいにセンサーがあります。
形状のせいもありますが、マウスの移動は、手首や腕によって行われます。握るような感じですね。

一方、センサーが前にある、MagicMouseや、Arcマウスは、自分の場合、親指と薬指で挟み、細かい動きは指、大きな動きは手首で動かします。指の先端あたりにセンサーがあるので、指先でものを動かす感覚で、マウスカーソルを動かせます。

昔は、マウスを使いすぎると、腱鞘炎っぽくなったものですが、ここ10年ぐらい、そういったことが起きなくなったのは、センサーが前に配置されることで、手首ではなく、指でコントロールする部分が増えたからなのかもしれません。

なので、Arc Mouseは、自分にとっては、使いやすいマウスの部類に入っているということに気づきました。

一方、MX Masterのような、多ボタンマウスは、いろいろな指を使って操作をする必要があるため、手のひらを設置した状態で、使うようになっているのでしょうね。
これは、良し悪しではなくて、どういう作業をどう行うかの違いかと思います。

■ポイント・クリックは及第点

話しをArc Mouseに戻し、実際の使い勝手をみます。

ポインタのスピードが、MagicMouseと同じ設定では、めちゃ速くなるので最初は、戸惑います。ですが、少し使っている間に、慣れてくるので、まだ許容範囲。

Arc Mouseは、MagicMouseと同様に上面にトラックパッドがあります。

ボタンは、多分、MagicMouseと同じような機構で、左側に指を置いたまま、押し込むと左クリック。右だけの場合は、右クリックになります。両指の場合は、左クリックが優先されるのは、MagicMouseと同様。Magic Mouseに慣れていれば、特に問題はありません。

■スクロール感はよくない

上面のトラックパッドは、クリック以外にも、一応、縦横スクロールができます。

ただ、スクロールの感度は、MagicMouseからは、かなり落ちる感じで、特に横スクロールは、デフォルトの設定ではかなり悪いです。
エクセルは、なんとかできるレベルですが、FinalCutのタイムラインの横スクロールは、使えないレベル。

システム環境設定、アクセシビリティのポインタコントロール、マウスオプションで、スクロールの速さ設定を最速にすれば、なんとか、使える、という感じです。

また、横スクロールでは、指を1本しか使わない、LaunchPadのページ切り替えはできるのですが、マルチタッチはできないので、2本指を使った、デスクトップ切り換えはできません。

MacBookProを出先で使う場合は、ディスプレイを開いているので、デスクトップ切り替えをしたい場合は、MacBook Pro本体のトラックパッドを使うことになります。

■まとめ

というわけで、Arc MouseをMacで使う場合ですが、

良い点は、持ち運びのしやすさに加えて、センサー位置、軽さ、ボタンの使い方、トラックパッド内蔵、という点で、MagicMouseと比較的、共通点が多いため、併用するには向いている、という点でしょうか。

悪い点は、メーカーサポート外で、Macの専用設定ソフトなどはないので、MagicMouseと設定を変えられない、スクロールのしにくさ、が挙げられました。

あとは、仕方のないことですが、仕事用のMacと、プライベートのMacの両方で使いたい場合は、ペアリングをし直さないといけないところが、ちょっと面倒臭いかな、と。


マイクロソフト Surface Arc Mouse CZV-00007