MacでUX50を考える

実際にUX50に触って、自分にとっての「面白いもの」としての魅力は感じた。がしっと掴まれた、といっていい。相変わらず気になるのは値段のことだが、もうちょっと気になることが出てきた。
母艦がMacでの運用のことなのだが、HotSyncについてはあまり心配していない。

これまでの実績からいってMissingSyncがそのうち対応するだろう。英語版PalmDesktop4.1を使えばHotSyncは可能だろうが、これだけではMissingSyncが対応しているMSImportが使えない。
普段のHotSyncはBluetooth経由も考えられる。
お台場のレポート書き忘れていたが、UX50のUSBコネクタは蓋が小さくて結構開けにくく、毎日使うのには面倒感がありそうだ。Cube用にも専用Bluetoothアダプタは必要だが、HotSyncをBluetoothで行えば、部屋に入ったらClieで操作をしてほっておけばいい。
今のClieはUSB経由でHotSyncしているので、クレードルもCubeのすぐ前に置いてあるが、Bluetooth経由にすれば、クレードルの位置はベッドサイドでも、棚の中でもどこでもよくなる。今でも、Clie、Cube共に使えるBluetoothアダプタがあるので、Bluetoothでの運用は可能なのだが、カードを抜き差しするのが面倒。やっぱり内蔵はありがたい。 さて、気になることの本題だが、どうやらMacでUX50用の動画フォーマットは作成できないらしい。お台場の説明員の人も、そう言っていたのだが、ソニーの人だから、Macで使えますとは言えないだろう、ぐらいの受け取り方だった。
しかし、クリクラのNX掲示板での結論?として、ダメらしい。 そうなると、なんとか動画を使える方向で環境を考えるか、日常的な動画利用をあきらめるか、ということになる。 UX50のソニーとしての最大のウリは、専用開発ハンドヘルドエンジンを搭載した動画再生機能なワケだが、そこが使えなくなると、かなりもったいない。 どうりでこっちが「Mac」を使っていると聞いたときの説明員の人の顔が軽いショックを受けた感じだったわけだ。(ややこしいのでMacと言うつもりはなかったけど、同行者がなんの躊躇もなく聞いてしまった。客としては正しい姿勢だと思うが)
愛車S2000もF20Cという9000回転までスムースに回るVTECの専用エンジンなのだが、Windowsがないと6000回転(ローカム側)までしか回りませんよ、てなもんだ。それで400万円と言われた日には...。
もちろんS2000はエンジンだけでなく、ハンドリングの楽しさや、スタイル、オープンカーなどと他にいくつもいいところがあるように、UX50にもハンドヘルドエンジン/動画再生以外にいいところがいくつもあるわけだ。(わりとうちやすいキーボード、さくさく操作感、メモカメラ、Bluetoothでウェブ/メール、etc.)しかし、7万という価格がでてきたときに、使えない機能があると高く感じてしまうのは仕方がない。
使える方向に持っていくとしたら、一番簡単なのは、VirtualPCにWindowsXPHomeあたりを入れることだが、それでも+2万ぐらいの出費になってしまう。それとも98SEをヤフオクあたりで仕入れるか...。
ん?今、NX80Vの仕様とUX50の仕様を比較していると、ちょっとした違いに気が付いた。

• 再生フォーマット:動画の項
• NX80V:MoviePlayer形式、MPEGムービー形式
• UX50:MoviePlayer形式(MPEG4準拠)、MPEGムービー形式*1

NX80Vには無かったが、UX50の方に「MPEG4準拠」の文字が。

今、MPEG4の準拠ムービーを作ることができるのは、QuickTime6だけということらしいが、これはなにか期待できるのか?NX80Vでは、MPEG4準拠でなかったため、ムービーは使えなかったが、UX50でMPEG4準拠になり、QuickTimeでムービーが作成できるようになったのか?先の掲示板の発言では、ほとんどMPEG4だがClie用にチューニングしているため準拠でないような印象だったが、ハンドヘルドエンジンを搭載したため、標準フォーマットのデータでも滑らか動画ができるようになったのか? この辺は、実際に発売になってみないとわからないところだ。
ほかに期待があるとすれば、3rdパーティが対応するということ。 MissingSyncは、iPhoto、iTunesと連携してくれたのだから、iMovieからの書き出し、なんていうのがあってもいいかな。5000円までなら喜んで出します。 もうひとつは、Kinomaの対応。ハンドヘルドエンジンが、普通にKinomaPlayerにもいい影響を与えるなら、今のままのKinomaPlayerでもいけるかもしれない。そうでなくてもSonyがハンドヘルドエンジンを3rdパーティに解放すれば、そのうちKinoma2.0あたりで対応してくるかも。

本命登場?横置きClie



ついiSightで楽しく遊んでしまう日々だったが、突然、びっくりするClie、

iSightにはG4?

ibook600では、QVGA(320x240)で30fps、VGA(640x480)で15fpsがやっとだったが、Cube450ではVGAでも30fpsでいけた。
iSightの動作条件で、「G3なら600Mhz以上、もしくはG4、G5」という表記があるが、いくらクロック周波数が高くても、ベロシティエンジンが使えるG4の方が有利と言うことのようだ。

もっとも、我が家の場合、iSightをCubeにつなげても、それこそiChatAVぐらいにしか使い途がないのであまり意味はないのだが。

PowerBook12inchを使っている人には魅力的かも。

iPodを純正カーオーディオで聞く

4年前くらいに今のクルマを買ったとき、自分のカーオーディオのメインフォーマットはMDだった。

一番最初のクルマのときは、ポータブルDATをカセットアダプタで聞いていた。
DATはロングプレイで音飛びしないというメリットがあったが、テープはランダムプレイができないし、巻き込んだりするトラブルがあった。
一つ前のクルマの時に、ポータブルMDプレーヤーをやっぱりカセットアダプタで聞くことにしていたが、今のクルマにするときに、見栄えも悪いし車内にポータブルMDプレーヤーを置くところもないので、ヘッドユニットをMDデッキにしてしまった。
CDは、そのときはまだ編集やコピーできるメディアではなかったので、一応の予備のつもりでチェンジャーをつけた。

しばらくはMDメインに聞いていたのだが、CD-Rドライブとメディアが安価になって、チェンジャーがメインになってしまった。

そして、今の世の中、ハードディスクプレーヤーもでてきた。
自分もiPodを持っているわけだから、当然、クルマでも聞きたくなる。
iPodは車載専用型ハードディスクプレーヤーよりも、聞いた音楽をクルマ以外を含めて管理できる、プレイリストが作りやすい、エンコードの二度手間を省く、といったメリットがある。
かといって、iPodをカーオーディオに繋ぐのは簡単でもない。

カーオーディオがカセットプレーヤーなら、カセットアダプターを使えばいいが、今はMDヘッドなので使えない。

ヘッドユニットを外部入力対応の非純正品に換えるという手は、今回は取りたくなかった。というのは、今のクルマはステアリング右側にオーディオコントロールのリモコンパネルがついている。これがステアリングからあまり手を離さず操作できて便利がいい。
この便利なリモコンは純正オーディオのみに対応になっている、というわけ。

最後の選択肢が、FMトランスミッター。もう、ほとんどiTripを買うところまでいっていたのだが、やはり混線、音質などが気になる。

そこで考えた第4の方法。それが純正オーディオの入力を乗っ取るという方法。

純正オーディオは、たいてい電源やスピーカーへの入出力が1本のケーブルでできるようになっている。(ホンダの場合はGA-NETという14ピンの規格)
そのケーブルのどこかにオーディオ入力があれば、そこにiPodの出力をブチこめばいい、というわけだ。

幸い、先達がいたこともあり、構想から半年でiPodを純正オーディオにつなげることができた。

これでロングドライブの楽しみが増えるというものだが、見栄え的には、ワイアレスのiTripの方がすっきりしていたかもしれない。