M1 Pro搭載MacBook Pro 16インチを2ヶ月使ってみた



M1Pro搭載MacBook Pro 16インチを購入してから、2ヶ月ぐらいが経ちました。

前回の動画では、M1 Pro MacBook Proのファーストインプレッションをお伝えしましたが、今回は、約2ヶ月使ってみて、どうだったのかを動画にしたいとおもいます。

最初に、ざっくりとした結論をお伝えしておくと、引き続き、買った当初の満足な状態のままです。満足を維持しつつ、使うたびにいいなぁとか、ストレスのない快適さを感じている毎日です。

▷使用環境

まず、どんな環境で使っているかを簡単に説明します。
M1 Pro MacBook Pro 2021のメインの使用場所は、自宅の自分のデスクです。
デスクには、2019年モデルのときから、
Dellの27インチ4KディスプレイThundebolt 3ドックYAMAHAのモニタースピーカーを設置しています。
これらの周辺機器は、M1 Pro MacBook Proでも、そのまま使えています。

▷充電周り

純正の電源アダプタは140wに対して、ドックの電源の出力は90wしかないですが、特に問題なく使えています。
おそらく、急速充電するために、高出力のアダプタが付属しているのだと思いますが、通常利用であれば、より低い出力でも使えるのかもしれません。
付属の電源アダプタは、ほとんど使っていません。

▷スタンド

2019年モデルの時と使い方を変えているのは、以前は、クラムシェルモードで、垂直のスタンドに立てかけて使っていましたが、2021年モデルでは、XDRディスプレイを活かせるように、ディスプレイを開いて使えるBoYaTaのスタンドを新たに設置しました。
視線を大きく動かすのが嫌なので、あまりマルチディスプレイは好きではないのですが、HDR動画を確認するには、せっかくのXDRディスプレイを活かさないわけにはいきません。
BoYaTaのスタンドに、MacBook Proを設置し、ThunderBolt3ケーブルを接続するだけで、より快適にディスプレイを使えるようになります。
デメリットは占有面積でしょうか。ディスプレイをアーム式にしているので、MacBook Proもアームでマウントできるといいのかもしれません。

▷キーボードとマウス

デスクで使う場合は、
キーボードはロジクールのMX keys、マウスは、MagicMouseを使っています。
MX Keysは、複数のマシンに接続できるので、このプライベート用のMacBook Pro以外にも、仕事用のMacBook Proにも接続していて、簡単に切り替えられるのが便利です。
MagicMouseは、軽さと、Multi-Touchでのジェスチャ操作が手放せません。

キーボード、マウス以外にも、左手デバイスとして、Stream Deck XLを使用しています。
USB-C-Cのケーブルを使って、電源とは逆側から接続しています。仕事用のMacBook Proでも使うので、繋ぎかえやすいようにということです。ワイアレスにしてくれるといいのですが。

▷カードリーダー

MacBook Proの本体にカードリーダーがつきましたが、内蔵リーダーは、GoProなどのマイクロSDカードはそのままでは使えないのと、マイクロSDカードアダプタとの相性がシビアなのか、よくエラーを出します。
ディスプレイ裏には、
UHS-II対応のカードリーダーをつけているので、デスクで作業するときは、こちらをつかっています。

▷サウンド周り

音周りでは、
SteinbergのUR22CとYAMAHA HS-5がつながっていて、音を出せる状態であれば、このシステムを使っています。そうでないときは、最近、購入した、AirPods Maxを使っています
以前は、モニタヘッドフォンや、AirPods Pro、ゼンハイザーのモニタイヤフォンなどを使い分けていましたが、全部、AirPods Maxに集約できました。
ドックには、有線LANポートもあるので、Thunderbolt ケーブルをMacBook Proに挿すだけで、ディスプレイ、サウンド、ネットワーク、リーダーが一気に切り替えられ、快適に使えてます。

▷内蔵スピーカー

予想通りですが、内蔵スピーカーは、あまり活用できていないです。デスク以外で、音を出してもいい状況、というのがあまりないですね。ちょっと勿体無いですが、しょうがない。

▷デスク以外の自宅内

自宅の中では、デスク以外に、ソファやダイニング、ベッドの上でも使います。
デスク以外で使う場合は、16インチディスプレイは、やはり快適です。
仕事で13インチMacBook Proも使っていますが、こちらは、画面を狭く感じがちなので、やはり、プラス2万円を払って、16インチにしたのは正解でした。

▷内蔵SSDとNAS

以前は、動画素材を入れるSSDを外付けにしていたので、デスク以外の場所でMacBook Proを使おうとすると、その都度、取り外しが必要でした。2021モデルでは、内蔵SSDを2TBに増やしたので、今、作っている動画素材は、入れっぱなしにでき、デスクから、Thunderboltケーブルを引っこ抜いて持っていくだけでよくなり、機動性が上がりました。

編集し終わって、しばらく経って使わなくなったファイルは、NASに移動して、ストレージを空けるようにしています。Final Cutのファイルは、内蔵SSDと、NASの両方にライブラリを置いて、Final Cutの中で、イベントを移動させることで、バックアップ代わりになります。

NASは、SynologyのDS420+を使っていて、3つのハードディスクで、7TBのRAID5相当のファイル置き場と、2TBのTimeMachine専用のHDDで構成しています。

▷ベランダでの利用

MacBook Proが新しくなって、最近、よくやるのが、ベランダでの利用です。もう冬ですが、我が家の場合、午前中だとベランダが暖かくてちょうどいい感じです。ワンコと一緒に日向ぼっこをしながら作業ができます。
外だと車の音が、結構するのですが、AirPods Maxのノイズキャンセリングを使うことで、静かな状態で作業できるのがグッドです。

▷外出での利用

コロナも少し落ち着いてきたので、気分転換にちょっと外出してMacBook Proで作業するということも出てきました。
今、ちょうど、近所の珈琲店でこの原稿を書いています。
外での作業だと、今までは、文章作成作業ぐらい、というのが多かったのですが、新しいMacBook Proだと、動画の作成、編集もできてしまう、というのが素晴らしいところです。
これもAirPods Maxとの組み合わせが最高です。
ちょうど、今、お隣に小さいお子さんを連れたお客さんが来られて、とっても賑やかですけど、ノイズキャンセリング機能のおかげで、自分の作業に集中できています。

▷持ち運び方法

MacBook Proの16インチにした時に、それまでの使っていた鞄に入らないということが発生したので、
ちょっとした外への持ち歩きに、MinZ Thin Packという鞄を購入しました
これは、MacBook Pro16インチのサイズギリギリの大きさの鞄で、名前の通り、非常に薄い作りになっています。
先代の16インチ用に購入したのですが、コロナの影響でなかなか使う機会がなかったところ、ようやく出番が出てきました。
結構ギリギリなので、もう少し余裕があってもいいかな、とは思います。
Thin Packの2.0は、サイズが少し大きくなったらしいですが、1.0を全然使っていないので、ボロボロになったら考えようかと思います。

▷外出時のネット利用

ネット接続は、お店のWi-Fiが使えない場合は、iPhoneに入れたIIJmioのデータeSIMでテザリング接続しています。
こんな感じで、色々な場所で、MacBook Proを楽しめています。

▷バッテリーの持ち

バッテリーの持ちは、やはり優秀です。
テキスト編集ぐらいだと、1時間ぐらい作業しても、そもそもバッテリーが100%から減らないですし、バリバリの動画編集の作業をやっても、5時間ぐらいはもちます。
バッテリーが持ちすぎて本格的に使ったわけではありませんが、モバイルバッテリーでも充電できるみたいなので、より長時間でもいけそうです。

▷M1Pro搭載MBPの良さ

M1Pro MacBook Proをしばらく使ってみて、感じる良さを他に挙げるとすれば、何をやっても、引っかかるところがほとんどないことです。
Intel Macの時は、ちょくちょくレインボーカーソルのお世話になっていた気がしますが、M1 Proは、印象に残るような待たされ方は、ほとんどありません。
自分の場合は、重い作業は、動画編集ぐらいですが、かなり快適になりました。

▷FinalCut Proの使い心地

Final Cutの場合は、10.6になって、高機能になった一方で、バグがあったのが強制終了が頻繁に起きていました。
あと、ライブラリを開くときや、イベントの切り替えなんかでも、結構時間がかかっていました。
なので、M1 ProのMacBook Proが来た当初は、動作はサクサクしてたのですが、けど、Final Cut Proの不具合のせいで、快適な作業とはいかなかったです。
それが、FinalCut Proがアップデートされて、10.6.1になってから、先ほどの不具合が解消されました。それ以降は、編集作業は、サクサクかつ、快適になりました。

▷メモリ16GB

メモリは16GBですが、今までの作業で、特にメモリ不足を感じたことはなかったです。アクティビティモニタでたまにモニタリングしていたのですが、ほとんど問題がないので、飽きてやめてしまうぐらい、問題がなかったです。

▷Wi-Fi6

Wi-Fi6になって、ちょっと速度アップを期待していたのですが、うちの環境だと、今の所、それほど速くはなっていないですね。特に、不便を感じていないですが。

▷Windows 11も使ってみた

パフォーマンスというところでは、Paralles Desktopを試用して、Windows 11も入れてみました。特に、Windowsでやりたい作業が今のところないので、正しい評価はできていないのですが、普通に使えそうな雰囲気でした。

▷M1Pro vs. M1Max

M1 Maxではなく、M1 Proを選んだ、ことはどうだったのかという点ですが、これで良かった、むしろProで良かった、と感じてます。
使い比べての結論ではないですが、Maxの方がハイパワーな分、消費電力が多く、バッテリー持ちもやや短くなる、という話しがでています。一方で、自分のやる作業の中で、M1 Proのパフォーマンスで、物足りないと思うことはなかったですし、これからもおそらく当分はないでしょう。
今のMacは、バッテリー優先の設定などができないみたいなので、パフォーマンスとバッテリーのバランスのいいM1 Proが、自分の選択としては良かったようです。

▷vs. 無印M1

無印のM1でも良かったのではないか、というのはありますが、自分的には、16インチのディスプレイを気に入っていて、無印M1には16インチはありません。そうなると16インチのM1系搭載のMacの中で、一番下のグレードである、M1 Pro MacBook Pro 16インチは、妥当な選択だった、ということになります。

▷16インチの重さ

16インチは重い、という問題はありますが、当然軽くはないので、持って行ける場所は限られています。ただ、自分の場合は、Magic Keyboard付きのM1 iPad Proがあるので、用途がカバーできるなら、軽さが重要な場面では、こちらをもっていけばいい、となります。
近所のカフェぐらいであれば、まったく問題ない重さ、でしょうか。

▷支払い金額に対して

払った金額についてですが、2019モデルが、15万円程度で売却できたので、差額20万円ぐらいで、このぐらいのグレードアップができたことは、割と良かったかなと。

▷まとめ

2019年モデルの時から、デスク周りを中心に、できるだけ快適に使えるような環境を構築しようとしてきましたが、M1Pro MacBook Proになって、これらが、さらに活かせるようになったと感じてます。

それに加えて、パフォーマンス向上とバッテリーの持ちの良さで、MacBook Pro単体でも、色々な場所で、作業ができるようになったのは、コロナが落ち着いている状況とあいまって、価値を感じているところです。

こんな感じで、2ヶ月経っても、まったく後悔もせずに、満足しているという話しでした。何かしら、参考になれば幸いです。





2021 Apple MacBook Pro (16インチ, 10コアCPUと16コアGPUを搭載したApple M1 Proチップ, 16GB RAM, 1TB SSD) - スペースグレイ