May 2023
最小構成のM2 Mac miniを買った
2023/05/27 13:32 カテゴリ:Mac mini
仕事用にM2 Mac miniを最小構成で購入しましたので、紹介します。
■必要になった背景
このMac miniは、仕事用で買ったのですが、なぜ購入したのかを簡単に紹介しておきます。
自分は普通の会社員で、リモート勤務がほとんどです。
所属の会社からは、仕事用のMacを支給されているので、本来は自分で仕事用のPCを買う必要はありません。
所属している会社のネット環境は、この支給されているMacで、自宅からVPN接続すれば、社内のネットワークが普通に使える、という環境です。
通常の業務はこれで十分なのですが、最近、関連会社の仕事も手伝うようになりました。
新しく手伝う会社の環境ですが、所属会社の方式とは違っていて、その会社から支給されているPCは、自宅に持ち帰ることはできず、自宅のPCなどから、VPN接続した上で、会社に置いてあるPCにリモートアクセスする、というパターンでした。
ローカルのPC環境と、リモートPCの間は、一切のファイル交換などはできずに、切り離されているので、環境さえインストールできれば、どんなPCでもいいみたいです。
なので所属会社で支給されているMacから、手伝っている会社のネット環境に接続して業務をすることはできるので、今まではそうやって使っていました。
ただ、VPN接続は、両社で別の製品を使っているため、同時に使用することはできず、それぞれ接続し直す必要があります。
今までは切り替えながらで凌いでいたのですが、業務が本格的になってくると、この切り替えが結構面倒になってきました。
Macが2台あるといいなぁ、と。
幸い、手伝っている方の会社は、当初より、私物PCなどでのリモートアクセスを最初から想定して、環境が構築されているので、自分で用意してしまおうと思ったわけです。
■M2 Mac miniにした理由
追加でリモート用のPCを用意する、と考え始めたあとは、最終的にMac miniにするまでに、いくつかのポイントがありました。
- 新規購入 or 既存活用
- Mac or Windows
- デスクトップ or ノート
- 新品 or 中古
- 最小構成 or スペック増し
■新規購入 or 既存活用
用意するPCは、私物のPCで良いので、手持ちのM1 Pro MacBook Proでも使えないことはありません。
ですが、プライベートMacに仕事の環境が入っているのが、なんか気持ち悪いですし、このMacBookProは、プライベートで持ち歩く可能性があるので、そこにアクセス管理をされているとはいえ、仕事の環境をインストールした状態で、持ち歩くのはリスクもあります。
なので、新しく別途、仕事用のPCとして用意して、環境的には完全に独立させることにしました。
■Mac or Windows
新しく用意するわけですし、仕事の内容は、リモート側のPCで行うので、クライアント側は、WindowsでもMacでもいいのですが、このPCは、この仕事にしか使わない予定です。
今、自宅ではMacしかなく、Windowsは持っていないのですが、OSの種類が増えると、気にしなくてはいけないことも増えます。自分で管理するには、Macの方が慣れているので、ここで余計な労力は増やさずにMacでいくことにします。
■デスクトップ or ノート
Macの中でも、持ち運べるMacBook系、据え置き型のmini系か、という選択もあります。
リモートアクセスしかしないので、とにかく安く済ませることを考えると、MacBook系には、液晶、カメラ、キーボード、バッテリーなど、便利だけど高くつくものが、満載されています。
一方miniは、そういったものがない代わりに価格は抑えられています。
もちろんMac miniは、単体では使えませんが、幸い自分の場合は、マルチ入力のできる5K2Kディスプレイ、3台まで切り替え可能なキーボードなど、マルチマシンで必要なものは、すべて揃っていますので、買い足す必要はありません。
今まで、2台で使っていたので、1台増えて3台になっても、大した違いはない感じです。
■新品 or 中古
ここまで来ると、中古のM1 Mac miniで、安いものがあればいちばん良かった、ということになります。
ですが、M1 Mac miniの相場的には5万円台後半から6万円台ぐらいと、結構値下がりしてません。5万円以下のものがあれば、中古にしたのですが。
新品のM2 Mac miniの最小構成ですと8.5万円なので、このぐらいの差であれば、保証があって、不具合の可能性が低い、新品のM2でいいか、となりました。
■最小構成 or スペック増し
M2 Mac miniの中では、CPUのコア数、メモリ、ストレージでいくつかの選択肢があります。
最小構成はCPU8コア、8GB RAM ストレージは256GBで、8.5万円というのはでているので、これで十分かを確認しました。
当面の用途としては、会社のPCにリモートアクセスするだけなので、CPUコア数も、メモリもストレージも必要ありません。
一応、それ以外の用途で使うケースも考えておきますが、あくまでメインマシンは、MacBook Proですので、サブマシンとしての位置付けになります。
まずCPUですが、M2チップは、M1Proチップとほぼ同等とまではいかないものの、かなり近い性能ですので、これで十分。
メモリは、サブマシンであれば8GBで十分。
ストレージは、環境ごと持ち運ぶMacBookであれば、ストレージは多い方がよく、実際に自分のM1ProのMacBookProは、動画ファイルも扱えるよう、2TBを載せています。
ですが、据え置きタイプは、外付けのSSDやハードディスクも常用できるので、本体の内蔵ストレージは、システムとアプリが入れば十分だと思います。
というわけで、M2 Mac miniの最小構成で十分、という結論になりました。
近所のビックカメラにちょうど在庫があったようなので、店頭で購入。ポイントがあって、実質7.8万円でした。
■開封
我が家初の最新のM2チップ搭載Macですが、中身はいつものMacですし、仕事専用ですので、あまりテンションは上がりません。
ポート類は一通りありますが、自分の場合は、ディスプレイのみHDMIを使用であとは使いません。
ディスプレイはLGの5K2KディスプレイのHDMI2ポートに接続です。
このディスプレイの音声出力は、メインスピーカーにもつながっていますので、Mac miniの音声は、HDMI経由でメインスピーカーから出力されます。
ネットは、有線で繋いでもいいのですが、いったんWiFiにしておきます。
キーボード、マウスはBluetooth接続で、
キーボードは、ロジクールのMX Keysを使います。一つのキーボードで、3台使えますので、プライベートMacBookPro、仕事用MacBook Proと使っていて、今回の仕事用Mac miniで全部埋まりました。
初期設定の時には、サードパーティ製のワイアレスキーボードを使うことができないので、余っていた有線の古いApple MagicKeyboardを使いました。
ポインティングデバイスは、これまた余っていた初代Apple TrackPadを接続。
一応、Mac mini専用のキーボードとTrackPadを用意しましたが、普段は、ユニバーサルコントロールで、仕事用のMacBookProで使っているマウスとキーボードをそのまま使えます。
リモート会議用のウェブカメラは、会社支給のMacBookの方で使えますので、Mac miniには用意しませんでした。
ソフト的なセットアップは、VPNとリモートアクセスの環境をインストールするだけなので、簡単に済みました。
■2台体制は楽
実際に、仕事用のMacを2台体制にして、使ってみたのですが、導入して大正解でした。
- 環境の切り替え作業が要らなくなった
- 同時作業ができるようになった
ということになります。
切り替え作業が要らない
まずは狙い通りですが、環境の切り替えそのものの作業がかなり減らせました。
今までは、
- ネットワークを使うアプリは一度全部落とす
- VPN1を切断
- VPN2を接続
- リモートデスクトップを起動
- 会社2環境にログイン
- 作業開始
- リモートデスクトップをクローズ
- VPN2を切断
- VPN1を接続
- アプリ一式を起動
こんな手順が必要だったのですが
みたいな手順が必要だったのですが、
これがそれぞれの業務をするごとに切り替えが発生していたので、かなり大変。
メールを確認するにも、VPN接続が必要なので、その度に、この切り替えをやってました。
- 2台体制にすると、
- 始業時に両方を起動、終業時に両方を切断
■同時作業できる
切り替え作業が必要ということは、2つの作業環境は、同時に存在できない、ということですが、環境が独立していれば、同時に起動しておくことができます。
5K2KディスプレイのPbP機能で左の2.5Kに会社1、右の2.5Kに会社2を表示させているので、両方のスケジューラーを見ながら、スケジュール調整もできるようになりました。
セキュリティ的に、両方の環境でファイルをやりとりすることなどはできないのですが、同時に画面表示できるだけでも、かなりマシです。
この2つの環境を行き来する際に、便利なのが、MacOSのユニバーサルコントロールです。
片方のMacに接続されているマウス、キーボードを別のMacでもそのまま使える、という機能です。
これのおかげで、Macの環境は2つあるのですが、触っているマウス、キーボードは1つだけ。
使い分ける意識をせずとも、画面の左の領域はMac A、右の領域はMac Bと、あたかも一つのMacのような感覚で使うことができます。
■導入してみて
会社の仕事に使うMacを自分で用意するのは、どうかな、と思わなくはないですが、一応、会社からは、切り替えながらでも使える環境は提供されています。
それ以上の利便性は、自分で用意する、というのも、これはこれでありかもしれません。工夫できる余地があったのは、ラッキーかも。
Macを一台買うのは、大金が必要ですが、必要がなくなれば、Macの場合は、売却額も大きく下がらない傾向なので、無期限レンタルと思えば、それほどの出費ではない、とも考えられます。
仮に、1年で2万円下がるとすれば、月1600円ぐらいなので、まぁ納得できる範囲かな、と。
■M2 Mac miniについて
ノートではないデスクトップのMacを購入したのは、iMac 2012以来ですので、11年ぶり。
ディスプレイの付いていないデスクトップタイプのMacを購入したのは、G4 Cube以来ですので、22年ぶりになります。
Intel時代のMac miniは、いかにも廉価版という感じでしたが、M1以降は、コンパクトながらも主力ラインのマシンになっていて、なんの不便もありません。
メインマシンにするならば、いろいろと盛りたくなってしまいますが、サブマシンとして、Mac mini最小構成をお手頃価格でラインナップしておいてくれて、助かります。
今回、動画作成にあたって、あらためてM2チップのベンチマークなんかも調べたのですが、M1Proと遜色なくて、ちょっとびっくりしました。
M1 ProのMacBook Proをメインマシンにしていましたが、ディスプレイ、キーボードなんかも揃えてしまっているので、次期メインマシンを考えるときには、Mac miniとかに、スペックを盛った方が快適で、コスパもいいかもしれませんね。
Apple 2023 Mac mini M2 チップ搭載デスクトップコンピュータ
iPhoneにJoy-Conを装着してみた
2023/05/01 13:29 カテゴリ:iPhone & mobile phone | games
OS 16の目玉機能といえば、Nintendo SwitchのコントローラーJoy-Conの対応。
というのは、大げさですが、iOS16で、iPhoneでJoy-Conが使えるようになりました。
iPhoneとJoy-Conを使うのに、便利そうなアダプタがあったので、買ってみました。
■iPhoneでゲーム
自分自身、ゲームはPS5、iPad Pro、Macでかなりプレイしますが、iPhoneではあまりやっていません。
外出機会がそれほど多くないのが大きな理由でしょうか。
そんな中でも、アクションRPGの原神は、マルチプラットフォームなので、PS5をメインに、iPad Proでもプレイしています。iPhoneにもインストールしてあって、外出した際には、少し触ってみることがあります。
ただ、iPhoneの小さな画面では、指で画面を隠してしまうので、操作が難しいわけです。
iPad Proでプレイするときには、DualShockを接続して、快適にプレイできていますので、iPhoneにも、外付けのコントローラーがあれば、比較的、プレイしやすいかなと思っていました。
■iPhoneとJoy-Con
iPhoneでも、プレステのDual Senseや、DualShock4には、以前から対応していましたが、iOS16から、NintendoのJoy-Conや、Proコンにも対応するようになったわけです。
DualShock4などは、持ち運ぶには嵩張りますが、Joy-Conですと、使いやすさは劣りますが、持ち運びにはコンパクトで便利そうです。
iPhone専用Joy-Con
iPhoneでJoy-Conを使ってみようと思ったのは、Joy-Conが余っていた、からというのもあります。
自分のSwitchは、2017年に購入で、もう5年も前のものなので、操作をしなくてもスティックが方向入力されてしまう、いわゆるドリフト現象が出ていました。
このままだと使いにくいので、と、昨年、新しいJoy-Conを1セット購入。
古い方のJoy-Conは、ダメ元で、自分でYouTube動画をみながら分解清掃してみたところ、無事に復活したので、ワンセット余っていたのでした。
この余った方をiPhone用にしてみようと思ったわけです。
一方で、iPhoneと、左右のJoy-Conがバラバラの状態では、外で使うときには、かなり使いづらそうなので、これを一体にできるものがないかと探してみるとありました。
■開封
購入したのは、ZenCTというメーカーのものです。
Joy-Conを取り付ける部分と、スマホを取り付ける部分が一体になっていて、Joy-Conとスマホを一体にすることができます。
Joy-Conの接続部は、Switch本体と似た機構ですが、金属ではなく樹脂でできているようで、脱着は引っかかる感があって、それほどスムーズではありません。
スマホとの接続部は、よくあるスマホホルダーのように、両端を押さえる爪があって、挟み込むとロックされ、リリースボタンを押すとバネで開きます。
スマホと当たる面には、ゴムが貼ってあり、傷の心配は少なそうです。
背面にピッタリつくのではなくて、浮いている状態でホールドされるので、カメラの出っ張りなんかがあっても、ガタつかずにホールドできます。
この1/4円柱状のパーツがいい仕事しています。
ガタ付きはないといっても、爪で挟んでいるだけなので、コントローラーだけ持って振り回すとかは、危険だと思います。
結構厚いケースでも対応しているみたいで、PeakDesign Mobileのケースでもいけました。
スマホ底面と当たる部分には、穴が空いているので、充電しながらプレイすることはできそうです。
左右が独立していて、左右それぞれで取り付けしないといけないのは面倒ですが、
左右で空いているスペースが、ちょうどMagSafeのある場所なので、MagSafeバッテリーで充電しながら、プレイすることもできそうです。
左右装着してみると、めちゃくちゃデカくなりますね。
Switchとほぼ同じ幅なんじゃないかと思いきや、並べてみると、少し大きいぐらいでした。
こうやって並べてみるまで気づきませんでしたが、iPhone 14 Proと、初代Switchは、液晶部分の画面幅はほぼ同じで、縦がちょっと短いぐらいですので、ほぼ同じ大きさになるのも、ある意味当たり前でした。
横からみるとiPhoneの部分と、Joy-Conの部分の高さは違うので、壁の部分のパーツがなければ、もう少しコンパクトにできた気もします。
肝心のJoy-Con自体の操作性は、DualSenseや、Proコンに比べると、使いにくいです。
スティックの高さが短いのと、ボタンの位置を押しやすいところに持ってきにくいんですよね。ないよりはマシ、ぐらいです。
なので、このアダプタをつけても、そこの使いにくい部分が大きく変わるわけではないです。
あと、Proコンなどよりは、コンパクトではあるんですが、爪が出っ張っていたり、重ねてうまく収納できる工夫があるわけでもないので、そこまで小さくなるわけではなかったです。
ZenCT iPhone&Joy-Con接続用スタンド