PS5Proを予約してみた



PS5 Proの予約が始まっていますが、自分も予約をしてみたので、そのことを共有します。

とにかく高い

PS5 Proは、最初それほど購入したいと決めていたわけではなく、12万円という価格が発表されてからは、余計に購入意欲は減っていました。

家庭用ゲーム機は、プレステシリーズを1から5までずっと買ってきていますが、いままでは、高くても5万円ぐらいまでで買えていたものが、倍以上になってしまったわけです。
加えて、今年はApple Vision Proに60万円も使ってしまったので、控えめにしようかと。

ただPS4の時、4K表示に惹かれてPS 4 Proにしていましたし、最近では、PS5を2台体制にしようかとも思っていたので、価格が高くなければ、買う可能性は十分にありました。

変わった理由

買う気はなくはなかったけど、高すぎるな、と思っていたところ、考えが変わって、予約に踏み切ったわけです。

理由は2つあって、そのきっかけは、4K60fpsでプレイしたい新作ゲームの情報がでてきたこと。

まず東京ゲームショウでゴーストオブヨウテイが発表になりました。
前作のゴーストオブツシマは、DLCも込みでトロフィーをコンプリートまではプレイして、かなり楽しみました。
ヨウテイはツシマの続編ではないでしょうが、同じシリーズとなれば、やはりプレイしたくなるものです。

前作はPS4で最初にリリースされましたが、PS5でおそらく、グラフィック面もさらにパワーアップしているでしょう。
これは4K60fpsでプレイしたくなります。

あと、モンハンワイルズ。
世の中的な流れですが、モンハンワイルズは、PCの推奨スペックがかなり高水準になった、ということで、それに比べるとPS 5 Proのスペックも結構ありでは、みたいな感じになりました。

自分は、モンハンは、アイスボーンを途中で終わっていますし、ライズはプレイしたものの、サンブレイクはやっていないので、ワイルズをプレイするかは、正直決めかねてはいるのですが、もしやるとなったら、4K60fpsでプレイしたいです。

それ以外にも、来年はデスストランディング2も来ます。

今後、発売されるメジャーゲームは、今のPS5より高いスペックを必要としてくるという感じ。
PS5も発売より4年経ったので、ゲームの方も高度化していき、それに合わせて要求スペックが上がっていくのは、致し方ない気がします。
であれば、PS6までの繋ぎとしては、PS5 Proにいっておくのもありなのかも、というのが理由のひとつです。

画質が動きか

理由のもう一つは、今までもでしたが、今後はより画質と動きのトレードオフの選択を迫られるのかも、と思ったことでした。

アメリカでPS5 Proを先行体験された方の動画で、FF7リバースの比較映像が出ていました。

気になったのはPS5 Proの画質がきれいか、というよりは、PS5のグラフィックモードとパフォーマンスモードってどれぐらい差があったっけ、というところ。

自分はFF7リバースをグラフィックモードでプレイしていたか、パフォーマンスモードのどちらでプレイしていたか覚えていませんでしたが、確認してみたところ、グラフィックモードでプレイしていました。

試しにパフォーマンスモードにしてみたのですが、4K 75インチで見ると、かなりひどいグラフィックでした。
たぶん、そのひどさに耐えきれずに、グラフィックモードにしていたようです。

一方で、グラフィックモードでは30fpsは出ていると思うのですが、フレーム数が少なく、動きはパラパラしています。画質と動きがトレードオフになっているのですが、過去の自分は、まだ動きの粗さの方が我慢できると思ったようです。

ホグワーツレガシーも比較してみましたが、バランスモードで遊んでていて、FF7リバースほど酷さは感じませんでした。ですが、動きも画質もよりいい設定があり、動きを取れば画質が落ち、画質を取ると動きが粗くなるというトレードオフが発生しているのは、FF7リバースと同じでした。動きと画質を両立できないというのは残念さを感じます。

スパイダーマン2は、モードの違いでそれほど差は感じなかったです。

この3本はPS5ですでにプレイしたことのあるゲームですが、画質と動きの設定を確認して思ったことは、今後発売されるゲームでも、画質と動きのどちらかを選択することを迫られ、どちらかを諦めざるをえない。ちょっと、もったいないなぁと。

ゲームは長時間楽しめる娯楽ですが、同じことの繰り返しではなく、ストーリーなどがあって、だいたいはクリアまでの一度きりのプレイになります。一度きりしかないそれぞれの瞬間で、動きも画もできるだけいい状態でプレイしたいものです。

もう一つ、先ほど設定を比較した3本のゲームは、いずれもプレイが途中で止まっています。クリアしておらず、1/3から半分ぐらいまで進めて放置しています。
なぜ放置しているのでしょうか。

それぞれのゲームが自分に合っていない、とか、他にもっと面白いゲームがある、とかありますが、
自分の好み的に、動きよりも画質を優先する傾向があるのですが、その結果、動きがパラパラしていることで、無意識的にプレイがあまり楽しく感じず、放置してしまっているのかな、とも思いました。

逆のパターンですが、最近遊び始めたゼンレスゾーンゼロは、アクションが楽しいゲームですが、アニメ調のグラフィックで描画負担が少ないため、4Kでもおそらく秒間60コマはでていると思います。
さきほどの3作は、グラフィックの書き込みが細かい、いわゆるフォトリアル系のゲームなので、画質と動きがトレードオフになりやすいのかもしれません。

さきほどあげたような今後発売される楽しみにしているゲームは、いずれもグラフィックの書き込みが細かいフォトリアル系のものです。
ということは、画質と動きのトレードオフが発生する可能性が高く、その選択の結果、たのしく感じなくなってしまうと、かなりもったいない、と思ってしまったわけです。

どうせ遊ぶなら、できるだけいい状態で楽しく遊ぶ、と考えると、動きと画をより高い水準で両立させられるPS5 Pro もありかな、と思い始めたわけです。

ディスプレイ環境

PS5 Proの要不要議論の中で、PS5でも画質が十分高いので、これ以上良くなっても気づかない、というものがありました。

一人暮らしや自分の部屋で、24インチのディスプレイなどでPS5を楽しんでいる方は、Proにする必要はかなり薄そうです。

この例は、たまたま家にあった、16インチフルHDのモバイルディスプレイにFF7リバースを表示させてみましたが、これでは、グラフィックモードもパフォーマンスモードもほとんど区別がつきません。

我が家の場合は、2021年製のBravia75インチで遊んでいるのですが、このテレビはPS5との組み合わせを意識されているようで4K120fpsまで対応しています。

このサイズでは、さすがに解像度は4Kでないと厳しいです。
グラフィックモードとパフォーマンスモードでのグラフィックの差も激しく、誰でも見分けがつくと思います。

最近見たソニーの開発者のインタビューや、ソニーからきたPS5 Proの案内によると、PS5 Proは4Kテレビでのプレイをターゲットにしている、とありました。

4Kテレビで遊ぶならPS5 Pro、ということなので、自分にはPS5 proにする意味がありそうです。

ゲーム配信者の方なんかをみると、ほとんど自室とか配信部屋の27インチぐらいのモニタでプレイしているようで、大画面テレビを使っている人はあまり見かけないので、そのような環境の人は確かにPS5 Proは不必要ということかもしれません。

vs. ゲーミングPC

PS5 Proに12万円払うなら、ゲーミングPCを買った方が良い、という意見もありました。
これはおそらく、ゲームしかできないPS5Proよりも、多用途に使えるPCがよい、ということだと思いますが、まだPCを持っていない中学生、高校生などはそうかな、と思います。

自分の場合は、メインPCはすでにMacを使っているので、PCしかできない多用途の部分はすでにカバーされています。自分の場合は、今からゲーミングPCを買っても、PCの多用途の部分は使わないので、無駄になります。

一方で、Macにはゲーム以外のことは普通になんでもできますが、まだあまりゲームが揃っていないですから、Macの弱点を補完する意味で、ゲームが豊富に遊べるPS5 Proの方が適していました。

あと、大画面のテレビで遊ぶのであれば、接続切り替えや、キーボードマウスを使わず、パッドだけで完結するゲーム専用機の方が適しているかなと思います。テレビにPCを接続するのはできなくはないですが、使い勝手はかなり悪くなります。

ぼったくり価格なのか

PS5 Proの価格は、税込で12万円と過去の家庭用のゲーム機の常識からすると非常に高いわけですが、20万円ぐらいするゲーミングPCでしか味わえない体験を12万円でできると、むしろ割安、ということにはなります。

仕事には高いPC、遊びには安いデバイスという序列は、社会の雰囲気的にはありそうに思いますが、実際にはほとんどの仕事には、そこまで高いスペックは必要ありません。

エクセルやパワポが、M4 Maxが必須で、M1だと厳しい、なんてことにはなっておらず、スペック的には圧倒的に劣るM1でもサクサク動くわけです。

PCの用途の中で、高いスペックを必要としていて、最大限に使い切っているのはフォトリアル系のゲームなわけです。仕事より、遊びの方がスペックが必要なんですね。

PS5 Proは、昔のゲーム機基準だと高いけど、PC基準だと安いということになるわけですが、そこまでのデバイスの性能を使い切ったゲームがたくさん存在していて、ダウンロードなどだけで手軽に楽しめる時代は、それはそれでいい時代になったな、と思います。

とはいえ、PS5 Proの12万円は、デバイスの額としてはかなりまとまった金額なので、価格の内訳もみて、妥当性も考えてみました。

PS5 デジタルエディション 6.6万円
M.2 SSD +1TBアップ 1.2万円
性能アップ分 x万円
消費税 1.1万円
合計 12 万円

PS5 Proは、ディスクドライブは標準では非搭載ですので、無印のデジタルエディションのグラフィックがパワーアップされたもの、と考えられます。

Proでは、本体ストレージも2TBに増設されているので、その分も加味すると、性能アップ分は3.1万円ぐらい。

処理性能のアップ分と考えると妥当な範囲な気もしますし、本体価格の1.5倍と考えると割高にも感じます。
ちょっと別の製品ですが、Mac miniのM2とM2Proを比較すると、

無印M2チップだと14.5万円、チップが強化されているPro版だと18.5万円と、4万円の差です。

この差ですが、M2 Proの方がCPUが2コア、GPUが、1.6倍の6コア増えています。
PS5とPS5 ProのGPU性能が1.67倍だそうですので、似たような感じですね。
GPU性能のパワーアップで+3万円は、妥当な範囲内に感じてきました。

抽選応募してみた

こんな感じで、PS5 Proを買ってもいいかな、と思い始めたのですが、まずはビックカメラの抽選販売に応募しました。

探し回れば、先着販売で確定購入できるところがあったかもしれない
のですが、ゴーストオブヨウテイとか、デススト2はまだ発売されていないので、そこまで焦ってはいなかったわけです。

ビックカメラは、iPhoneやMacの購入でこれまでもよく使っていますし、2020年のPS5の販売開始時も抽選応募して、当選しています。

昨今、転売対策が強化されてきて、購入履歴などもみられるようなってきていますし、あまり購入先を散らさない方がよいかもと思い、敢えて抽選販売のビックカメラを選びました。

その後ですが、Amazonでは応募して当選すると招待制で購入できる仕組みがあったので、こちらも応募してみました。
そうすると、意外と早く招待が来たので、いったんはこちらで購入手続きをしました。
実際の支払いまでは、まだ猶予があるとおもうので、ビックカメラの抽選結果が出て、ポイント還元の状態などもみて、最終的に買う店舗を決めようと思います。

発売日に入手できることは確定しましたので、PS5 Proが発売になったら先ほどの放置していた3本のゲームの続きをやろうと思っています。
FF16のDLCもまだ手をつけていないので、ゲームブースト機能で多少、快適に遊べるかも。

初代PS5は

PS5 Proが入手できれば、Braviaと接続して遊ぼうと思っていますが、今、繋いでいる初代PS5をどうするか。
最初の方に、PS5を2台体制にしようと思っていたといったのですが、これは、PS5をムスメと使うタイミングが重なることがあるためですね。

ムスメも親に似たのか、どうせゲームを遊ぶなら、大画面といいサウンドでプレイしたいのでテレビでプレイしたいわけですが、夜などはプレイしたい時間が重なることがあります。
そうなると、今までは、自分がFF14をMacとVision Proの組み合わせでプレイしたり、iPadのゲームをVision Proでプレイしたりと、分けていたのですが、ゲームを起動する側は、やはりPS5の方が簡単ですし、安定していて遊びやすいわけです。

なのでPS5 Proが来たら初代PS5は、自分のデスク側に持ってきて、ムスメがテレビを使っている時に、Vision ProやPSVR2と繋げて使おうと思っています。

まとめ

価格が高すぎると思ったPS5 Proですが、

今後数年、4Kテレビで遊ぶ時に、画質と動きのトレードオフで悩む必要がなくなる
価格も、冷静に性能を考えると、仕方ない範囲かな

ということで、予約してみた、という話でした。


PlayStation 5 Pro(アフィリエイト広告を利用)