A4サイズのe-ink端末を中古で購入 - SONY DPT-PR1

BOOX Nova2の購入を検討しているときに、同時に考えていたのが、A4サイズのe-ink端末。

メインの用途は、楽譜。
今は、楽譜はわざわざ紙にプリントするか、iPadに表示させている。

紙は、大きくて見やすくのはいいのだけど、保管したり、広げたりするのが面倒。
iPadだと、やはりA5サイズぐらいで小さいのと、バッテリー駆動で、画面を付けっぱなしにしにくい。

楽譜という用途だけでいえば、A4のe-inkは最も適しているのではないか。
と以前から思っていた。

A4のe-inkといえば、
ソニーのDPT-PR1があるが、富士通のクアデルノというのもあるらしい。

この2機種、機能的な差があると思っていたけど、
この記事を見る限りは、ほぼ同一で、どっちかがOEM品っぽい。クアデルノの方がちょっと安いぐらい。

ただ、nova2のように電子書籍を見たりはできない割には、6-7万円と、結構な値段がする。

思いついたのが、中古での購入。
たまたまヤフオクで、本体しかないものが複数個出品されていたので、そのうちの一つを3万円ちょいで落札。

本体だけ、ということは、付属のペンとケーブルがない、ということ。

ケーブルはまだしも、DPT-PR1のウリのひとつは、紙のノートのように使える、というのがあるので、ペンが付属していないのはどうなの、というのはあるが、そもそも、紙でノートを取らないし、楽譜用途がメインなので、少なくとも最初はペンはなくてもよいかな、と。

E-inkは、バッテリ持ちもよく、劣化もしにくそうだから、中古で買うのはアリかもしれない。

落札したときに知ったのだけど、今、ヤフオクは家電の有料保証も販売していて、2000円ぐらいで1年間の修理保証をつけられた。ちょうど2000円オフのクーポンが配られていたので、無償で1年保証をつけてもらった感覚。

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到着した端末は、多少の汚れはあるものの、機能的には問題なく、Macとのペアリングなども一応できた。
汚れも洗剤で擦ったら、ほとんどきれいになった。

良い点としては、e-inkの質としては高く、やはり大きい画面は大変見やすい。
300dpiは、nova2と同じといえば同じなのだけど、同じ解像度のまま、画面サイズが4倍ぐらいあるわけなので、同じ絵を表示したときの、精細感や迫力がまったく違う。

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昔、自分で、紙の「風の谷のナウシカ」の全巻を買ってきて、自炊したPDFファイルがあるのだが、まさにこの端末でみるのにちょうどいい。

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もちろん、当初の目的であった楽譜も大変みやすい。
軽くて薄くて、今まで紙の楽譜を入れていたホルダーよりも使いやすい。

レスポンスも結構いい。

PDFしか見れないのだけど、PDFを見ることについては、かなり便利。
転送、ファイルへのアクセス、ファイルの操作、どれもよい。

ケーブルでも、Wi-Fiでも、Bluetoothでも転送でき、MacでもiPhone/iPadでも、転送できる。
Macからの場合は、フォルダ同期もできる。iCloudに同期フォルダを作っておけば、あらゆるApple端末から、自動同期もできる。

Macから、デジタルペーパーにプリント、という機能もあるので、まさに紙いらず。いや、デジタルの紙、というべきか。

楽譜以外の用途でいえば、製品の説明書なんかをみるにはいい。
大判でみたいもの、といえば、マニュアル本も見れたらよかったが、電子書籍には対応していないので、見たければ自炊しないいけない。そこはもったいない。
逆に、最近、紙の本を買わなくなったので、自炊もしなくなったが、紙の本を買って、また自炊してPDF化するのもありかも。

あとの残念ポイントは、nova2でフロントライトの良さを実感した身には、ライトなしは、ちょっと辛いかな、と。
うちの家は、間接照明中心で薄暗いので、画面が光ってくれた方がよかった。



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