ゼンハイザーのモニターイヤフォンIE 100 Proを買ってみた

ギター講師の方の動画をみていたら、プロモーションでゼンハイザーの新しいイヤモニIE 100Proというのが宣伝されていた。



音がいい、ということと、つけ心地がいい、ということだったが、ゼンハイザーのイヤモニを調べてみると、上位機種にIE400/500 Proというのがあって、下位機種にはIE40Proというのがあるらしい。

新製品のIE 100Proは、ちょうど、この中間にくるモデルのよう。

モニターヘッドフォンは、
SONYのMDR-7506を持っているので、音楽制作的なモニタ用途では間に合っているのだが、サイレントバイオリンのコントロールボックスで使うのに、ちょうどよい気がしてきた。

サイレントバイオリンでは、今は、
ソニーのBAタイプのXBA-1SLを使っていた。
XBA-1SL2012年購入のようなので、よう保っているな、とは思うけど、バイオリンで使うには、バイオリンを支える肩のところでケーブルを挟んで、耳から抜けてしまったり、ケーブルがちょっと短いな、とは思っていたところ。

IE 100 Proは、先行で、Bluetoothユニットを付属したモデルだけが1/19発売されるみたい。

楽器で使う分には、ワイヤレスでは遅延がでるので、使えない。
有線モデルのみがあれば、コストが抑えられて、ありがたかったが、あいにく、BTバンドルモデルしかなく、単体の発売も未定、とのこと。

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なので、BTバンドルモデルを買ってみた。
買ったのは、
ビックカメラ

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BTバンドルセットなので、単品の箱が2つパッケージされている。
BTユニットの方は、上位機種でも使えるとのこと。

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まず有線の方だが、ケーブル長的には、腰のところにつけたボックスにちょうどいいぐらいの長さ。さすがイヤモニ。
左右がわかりにくいが、右側のユニットには、赤い印がついている。

ケースと、サイズの違うイヤチップも付属。

掛け方は、まだ慣れないが、耳に刺す、ケーブルを耳のうしろに回す、挟まっている髪の毛を外す、と、ただ耳にぶっ刺すイヤフォンとちがって、手間は少しかかる。
ただ、装着し終わったあとは、かなり快適で、外れる心配もかなり少ない。プロのミュージシャンが使うのも同形式、というのもよくわかる。

このシリーズのいいところだな、と思ったのは、ケーブルが着脱できて、交換できるところ。
たいていイヤフォンは、コードが断線して、寿命が終わるのだけど、交換式であれば、長く使える。

肝心の音質だけど、最初は、付け方を間違えていたのか、変な音だったが、きちんとつければ、その実力はさすが。ちゃんと耳の奥に突っ込まないといけない。

バイオリンの単体の音で聞くと、弦と弓の擦れ具合で出てくる、今まで聞こえていなかった微妙なノイズが、解像感高く、クリアに聞こえてくる。直感的に、いい音。練習していて、気持ちいい。

遮音性もかなり高い。
目の前で小さく手を叩いてみても、ほとんど聞こえないぐらい。
そもそも音がよく聞こえる、ということと、集中力も増す。

これだけで、買って良かったというところはクリア。

MDR-7506とどっちがいい音か、というのは、試してみたいところ。
ただ、コンパクトさ、付けた状態での取り回しのしやすさという点では、IE 100Proに軍配が上がるのは確実。

一応、音楽全体としても、聞いてみたが、どこで何が、どんな風に鳴っているかが、わかる、という点での解像感がやっぱりいい。
一方で、特に中音域が豊かというほどではないかな。ちょっと物足りなさは感じるかも。


ゼンハイザーIE 100 PRO
(Amazonで売ってない?)