iPadは電車の中で使えるか?

リビング端末と言われているiPad。果たして持ち出して使えるか?

実際に電車、バスの中で日常的に使えるかを少し試してみた。

結論からいえば、結構ムリ。

試してたパターンは、

・バスの席に座る
・電車の席に座る
・電車で壁などに寄りかかる

の3つ。

電車、バスで吊り革に捕まる、という状況では、ムリすぎて試してもいない。

iPadを保持するには、ツルツルするボディのせいで片手では不十分で、できれば、両手が欲しいくらい。なので、座るか、寄りかかるかして、両手を空ける必要がある。
その上で、操作をするとなると、ブラウズぐらいしかできない。

となると、立っている状態では、ブラウズぐらいで、入力作業は厳しい。

座っていると入力しやすいかといえば、いくらかはやりやすいが、肘の扱いが難しい。
電車やバスで座っている場面では、iPadを体から十分に離すことができないため、iPadを横置きにして、ブラインドタッチに近い形で入力しようとすると、肘が横に出ようとしてしまう。しかし、限られた幅しかないので、結局、ブラインドタッチのように、自由に指を動かせない。2本指ぐらいを駆使しての入力になってしまう。

かといって、縦置きにしても、手前にキーボードが来すぎてしまうので、やっぱり入力しずらい。

まぁ、それでもiPhoneでフリックを駆使して入力するよりは、少しは早く入力できるので、まったく使えないわけではないが、机に置いた時や、広い所に座っての入力よりは、かなりスピードは落ちる。

あと、大きさが結構あるので、取り出しにくかったり、画面が自発光タイプなので、目立つ。
入力するために画面を地面に水平に置くと、周りから見放題になる。

やるとすれば、電子書籍を読む、ぐらいしかなくなるが、本を読むだけにしては、電車の中でのiPadは大きすぎる。

リブリエを少しの間借りて使っていたことがあるが、取り出しやすさ、気軽さ、目立たなさは、リブリエの方が、圧倒的に上。
Kindleも、リブリエと同じタイプだと思うので、本だけに特化するならば、iPadよりもKindleの方がいいだろう。