パワーメーター導入を考える

自分にとってパワーメーター が実走時に欲しいもう一つの理由は、踏まなくていい時に踏みすぎて、ヘタってしまうのを避けるため、というのもある。

特に向かい風の強い時。心拍計と速度表示だけでは、どのぐらい負荷がかかっているか分からずに、つい踏みすぎてしまう気がしている。
こういう時にパワーメーター があれば、適度に力を抜いて、脚を温存し、距離を持たせることができるのでは、と。登り坂も同じか。

もともと、
ツールド東北の100kmをまともに走るため、練習方法のやり直し、というところからスタートしているので、ペース配分に役立ちそう、という期待。

パワーメーターが欲しいな、と思い始めた頃、YouTuberのけんたさんが、
Stagesのパワーメーターの宣伝動画を上げていた。

調べてみると、Stagesのパワーメーターはクランクを入れ替えるだけでよい、ということで、めちゃ簡単。
自分の使っている105の165mmタイプもあったし、値段も5万円未満。

パワーメーターはクランクタイプ以外にも、ペダル型、ハブ型などあるが、今の自分のFR1のパーツとの相性を考えると、クランクの交換だけで済むStagesのはいい選択。

Stagesの中でも、左側だけタイプと、両側タイプとかなり悩んだが、両側はアルテグラ以上しかなくて、値段が結構違う。
左右あればペダリングスキルの向上には役に立つかもしれないが、自分の性格を考えると、そこまで細かいものをずっとみる性格ではない気がした。
大まかに今のパワーを知りたいだけの自分には、片脚で充分、と。

エイっと、注文したのだが。

注文した直後にも、色々と情報を見ていたら、クランクタイプのパワーメーター は、ダイレクトマウントブレーキと相性が悪い、というのがあった。
確かに、クランクの内側にパーツが貼り付けてあり、そこが飛び出ている。

自分のFELT FR1をみると、ちょうどそのでっぱりが当たりそうなところに、ブレーキ側のパーツも飛び出ている。これは確実に干渉して、使えなさそう。
シマノのブレーキでなくても、Tektroのブレーキに替えると、干渉しなくなる、という話しも見つけたが、105ベースの中、ブレーキだけは効きを気にしてアルテグラにしている。それを替えるのは、結構勇気がいる。
結局、Stagesを諦めることにして、慌ててキャンセル希望のメールを入れてみた。

ほどなく代理店から連絡があって、1cmのクリアランスがあれば使えるので、測ってみて、と。
1cmの6角レンチで試せるらしい。が、結果はダメ。一応定規でも測ったが、7mmしかない。
その事情を伝えると、キャンセルしてもらえた。

キャンセルできたのはいいとしても、では、ダイレクトマウントブレーキに干渉しないパワーメーター は、となると難しくなってくる。

選択肢は、シマノ純正のFC-R9100-Pぐらいしかないかも。

Dura-Aceのクランクにパワーメーターが仕込んであるやつ。シマノ最上位のコンポのグレードだが、自分には105で充分(だって低脚だし!)と思っていたので、全然考えていなかった。
ただ、ダイレクトマウントに干渉しにくそう、実はStagesの両側モデルより全然安い、ということで、アリかもしれない。

少ない情報を集めてみると、やはり、シマノのダイレクトマウントブレーキの相性は考えられており、ほぼ干渉しないはず、とのこと。確かに写真でみても、突起がペダル側に寄っているので、ギリいけそうな気がする。後付けとは違って、センサーを外側に貼り付けるのでなく、クランクの中にセンサーが仕込んであるらしい。

ほぼこれ一択な気がしてきた。

今のフロントディレイラーは105のFD-5800だが、Dura-Aceのクランクとは互換がないので、変えないといけない。
クランク長も、今使っている165mmはないので、170mmにしないといけない。が、170mmは元々乗っていたので、なんとかなりそう。

交換するフロントディレイラーは、Dura-Aceだと高いが、新しい105のFD-R7000だと安いので、まぁそれでもいいかも。

FC-R9100-Pのクチコミとしては、他にも、左右測定誤差が大きいとか、Bluetoothでサイコンと接続できないとか、温度変化に弱いとかあるみたいだが、ファームウェアのアップデートもあり、改善されつつあるとかも。

選択肢がないので、おこがましいが、DuraAceいっとく?