電池内蔵スタイラスのJotScriptが来た

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注文していたJotScriptが到着した。
iPadの発売以来、結構な数のタッチペンを購入してきた。

最初のものに比べると、徐々に向上はしているが、満足に値するものはなかった。

iPadのタッチパネルは指先の静電気を活用した方式なのだから、電池などで静電気を発生させたら、もうちょっとマシなものができるのでは、と思っていたら、最近にやって、ようやく出回り始めた。

その一つが、このJotScript。

Evernoteとのコラボ商品らしい。
ちょっと前だと、Evernoteは、アホほど落ちまくるクソアプリだったので警戒したかもだけど、最近はかなり安定度は増したので、注文していたしてみた。これでタッチペン8本目。

購入を決めた一つは、単4電池で使えること。
入手性の低い単6で使えるものは多いのだけど、ここは単4の方が長く使うにはいいだろう、と。eneloopも使えるかもしれないし。

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実物を見てみると、軸もペン先も金属製っぽい。
その割りには、それほど重くない。電池はペンの上側に内蔵するが、重心がものすごい上、とも感じない。実際にはペン先より、60%ぐらいのところに重心があるようだけど、単4電池はそれなりに軽いので、そこまで気にはならないのだろう。

紙のマニュアルが入っていて、構造やら、アクティベーションの方法が最低限書いてあるのは、好ましい。

JotScriptは、電源オンで、ただのタッチペンとしても機能するし、Penultimateというノートアプリを使うとBluetoothでペアリングし、手のひらに反応しないようにすることもできる。

Penultimate自体は、出た最初から使い続けているアプリなので、個人的にはまったく問題がない。むしろ、Penultimateで使えるから、JotScriptにしたようなもの。

肝心の描きごこちの方だけど。

正直ベースだと、完全に満足いくものではない。
大分マシではあるけど。

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何も意識せずに、試し書きしてみると、ペン先と画面上で線が描かれる場所が、右に数ミリズレていたり、ペンを速く動かすと、遅れて描画される。

このままでは、手書きで特に漢字を書くのは、かなり厳しい。

色々試してみると、コツが要るみたい。

まず、ペン先のズレは、ペンを画面に付けてから、少し待つと一致するようになる。
後は、ゆっくり丁寧に描くようにすれば、それほどズレはかんじないので、実用的には使える。

パームリジェクションの動作も、先にペン先を画面に付けた後には、正常に機能するみたい。

あと、漢字混じりの日本語を小さめの字で書くのであれば、Penultimateの画面を拡大して、書くことで、割と快適にかける。このとき、ドリフトモードといって、書いているうちに画面が自動で右スクロールしていく機能があるので、これを使うと連続で書きやすい。画面にリターンボタンがあるので、右端までいったら改行もできる。
もちろん、自動スクロールも止められる。

というように、いくつか工夫して使えば、使える、という感じ。

これまでのスタイラスは、自分の手の静電気を軸を通じて、ペン先に伝えないといけないので、ペンの中程を持ったり、軽く握り直したりすると、描画されない事があった。
その点、電池式は、どういう握りをしても、描画はされるので、そういうストレスはない。


https://www.evernote.com/market/feature/stylus-jp