Apple Watchの感想
2015/04/30 20:09 カテゴリ:Smart Watch
Apple Watchを使うことに集中していて、ファーストインプレッションみたいなのは、書いていなかったので。
全体としては、革命的とまでは言えないものの、かゆい所に手が届く、便利なハイテクグッズ、って所かな。
iPhoneを取り出さなくて済む場面が増える、のは、結構いい、と実感しつつある。
モノとしてのかっこよさは、70点ぐらい。
シンプルで悪くはないけど、惚れ込むほどでもない。厚ぼったいけど、バッテリもあるので、仕方なし。
アルミの素材感は悪くないし、バンドもスポーツ向けでいいと思う。ただ、シルバーと白の組み合わせが、ちょっと馴染んでない気もする。馴染み度だと、スペースグレイにブラックベルトなんかは良さそう。
バンドは、止めやすさも、交換のしやすさもいい。
重さも重く感じないし、着け心地も、自然で、あんまり意識しないのは、よくできてるな、と思う。
液晶は、キレイで、大きさも結構充分かな。
ただ、やはり画面を直接タッチするので、指紋が気になるのと、太陽光がガンと当たると、ちょっと見にくい。
ガラスが割れるとか、ヤスリだと傷つく、という話しもあるけれど、サファイアガラスみたいな硬いもんにくらべれば、そりゃ、多少柔らかいでしょう。保護フィルムを貼ることを検討してもいいかな。
時計としては、デザインも視認性がよく、カスタマイズ性もあって、なかなかいい。
針の色がもう少し変えられればいいかな。今は秒針と文字盤だけ。情報量が多いのが「シンプル」というのも変な気もする。
フィットネスデバイスとしては、よくできているなぁ、と。
今まで、Fitbit、Jawbone UPなんかを使ってきたけど、歩数、心拍、階段数なんかを一通り扱えるし、運動を促してくれたり、今日現在の動いた状況を簡単な手順でわかりやすく伝える、というのは、これまでのどのフィットネスデバイスよりも優れている。
そもそも、他のフィットネスデバイスは、すぐ壊れたしね。Apple製品は、さすがにそんなにすぐは壊れないし、サポートも受けやすい。
Apple Watchは、身につけるリモコンとしても、なかなかいい。
音楽、AppleTV、カメラ、家電、パワポなど、いろんなものを腕からコントロールできるのがいい。特にリモコンを探さなくていいから。
あとは、やはり各種通知かな。
通知がまともに動くようになって、いろんなことを教えてくれるようになって、ちょっと助かることが増えそう。
Pebbleも色々と通知はしてくれたけど、日本語が通らないので、豆腐の羅列とわずかな英数字をみて、これは家族からだな、とか判断してiPhoneを開いたりしていた。やはり、日本語が表示されるのは助かる。
コミュニケーションの補助としてはイマイチか。
電話代わりになるといっても、そもそもあんまり電話をかけないし、メールやメッセージの受け取りはいいけど、発信はできないに等しい。スケッチやら心拍を送る機能も、そもそもApple Watchを親しい人が持っていないと機能しない。
Siriも期待はずれ。
Hey Siriと呼びかけても、反応が遅すぎる。いつ、どう話しかけていいのかよく分からない。
多分、iPhoneを通じてSiriのサーバーにアクセスしていると思うので、iPhone側の通信が遅いと、反応が悪くなるのだと思うけど、そんなことユーザーには関係無い。
便利な機能も使えなければ意味がない。
アプリは、前の記事で書いた通り、いくつかいいものがあるけど、これからかな。
だいたいこんな感じか。
モノとしてのカッコよさは70点、と書いたけど、こうやって振り返ってみると、全体的にも70点ぐらいかな。
70点というのは、決して悪く無い点数だと思う。
これが5万円、という価格で、妥当性があるのかと言われれば。
Pebbleがsteelだと2万円ぐらい、心拍計が6000円ぐらい、フィットネストラッカーが1.5万円ぐらい。これら合計で、4.1万ぐらい。
これに加えて、液晶がRetinaのカラー、タッチパネル付き、スピーカーとマイク付き、と考えると、それほど割高感はない。
モノとしては妥当だと思うけど、当然、フィットネス系もPebbleもいらなかった人が、これを買うのは勇気がいるかな。通知がいっぱい来る人なら、恩恵は感じやすいかも、だけど。