Apple Watch Series 2にしてみて

1年半使った初代Apple Watchに、Series2を買い増してみたので、まずは、使い出してすぐ、の感想。

一番、期待していたのは、動作速度の改善だけど、なかなかいい。

もともと、Apple Watchで、そんなに重い処理があるわけではないので、速度アップも派手に体感できるわけではない。
けれども、ちょっとした待たされ時間が短くなった。

例えば、

週末は、ロードバイクで60km弱走ってきたけど、最近、走っている最中は、StravaアプリをApple Watchで起動している。
で、今何km走ったかな、とか、何時間走ったかな、とApple Watchで確認するとき、今までは、Stravaアプリだと全部のデータはすぐに出ずに、段階的に表示される。
この時の時間が短くなり、ストレスを感じない程度になった。

Yhaoo!天気で、今日の天気を確認するのも速くなった。
ミュージックアプリで、プレイリストの表示が速くなり、サクサク選べるようになった。
Remoteアプリが、すぐ起動するようになり、AppleTVを操作しやすくなった。

一番、変化を感じるのはSiriかも。

今までは、Hey Siriを使っても、もたついて聞き逃したり、そもそもHey Siriが起動しない、ということがあった。
Siriが便利な場面もあるんだけど、聞き逃しや取りこぼしがあると、結局、操作した方が速い、ということで、ほとんど使わなくなってしまっていた。

けど、Series2になって、取りこぼしが少なくなった気がする。

Siriは、有用なコマンドを覚えないといけないところは、面倒。
iOS10で、サードパーティアプリでもSiriコマンドが使えるようになったらしく、Runtasticアプリでも、使えるみたいだが、コマンドがわからず、使えてない。Runtasticを起動は、使えるんだけど。

ま、こんな感じで、速度アップは、満足。

次に期待していたのは、バッテリーの持ちの改善。

正確には、Appleは、改善したとは言っておらず、ただ、バッテリー容量を増やした、という報道。一方で、GPSやら、CPUを強化したので相殺されているのでは、というのが事前の話し。

まだ、数日程度だけど、これも満足。

60km弱、ロードバイクで走って、その間、Stravaアプリを起動しっぱなし。
先週も同じコースを同じように走ったけど、終了時点で、バッテリー残量は4割弱ぐらい。

これがなんと、6割弱は残っていた。すごい。

初代は、100kmを無充電で走れないので、充電ケーブルを持っていって、昼食時には、チャージしないといけなかった。
これなら、無充電で100km走れるんじゃない?

日常では、通勤で行って帰ってくると、watchOS3以降の初代は15%ぐらいの残量、ひどい時は、駅に着く前に残量ゼロでスリープ、ということもあった。
これが昨日は、50%残。すごい。(そのあとは、もうちょっと減って、20%台)

2日は無理だけど、1日で残量を心配する必要がなくなったかも。
もうちょっと様子を見ないとだけど、バッテリー残量を気にしなくて良ければ、文字盤の残量計を他の情報に置き換えられる。

新機種の良さが、速度アップと、バッテリーの持ちが改善、と地味に聞こえるかもしれないけど、GPSがつくよりも、防水が強化されるよりも、速度とバッテリーの改善の方が、全体の有用性は、はるかに向上する。

これからフェリカが使えるようになるらしいけど、iPhoneと共存できないらしいのは悩ましい。残高を二重に管理しないといけない。数千円入れておいて、非常時に使う、ぐらいになりそう。

iPhone無しで運用したい、という声をよく聞くけど、さすがにiPhoneの代替にはならないので、個人的には、あまり興味がない。

これから買う人向けでは、しっかり使う気のある人はSeries2、体験したい、ぐらいの人は、Series1ですかね。