Oculas Questを買ってみた

スタンドアローンのVR機Oculas Questが発売になったので買ってみた。

Oculas Goが発売された時に、値段が手頃だったので、買ってみようかとは思ったのだが、気づくのが遅く、ちょっと乗り遅れた感があったのと、そのあと、Questという進化版が出るということだったので、待っていた。

とはいえ、ものすごく欲しかった、というよりも、スタンドアローンのVR機で、PSVRではないコントローラーを前提としているもの、ってどんなもんかいな、というのを体験したかった、ぐらい。
なので、スペックやら特徴やら、どんなアプリがあるのか、とかは、ほとんど調べていなかった。

唯一、Insta360 EVOを買うと、その撮影した3D映像を専用アプリで見られそう、ということぐらいか。
(実際には、まだQuest用の専用アプリはリリースされていない)

Questを日本でAmazonでオーダー受付があった頃に、逃してしまったので、発売日近くに
公式サイトで注文したら、サクッと到着。

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思ったよりも箱がでかい。
何にも調べていなかったので、何が付属しているかも知らないので、仕方ない。

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内容物は、本体、充電ケーブル、充電器、左右のコントローラ。
充電はUSB-Cで、ケーブルがやたら長い。

セットアップする前に、アプリをダウンロードせよ、とのことなので、ダウンロード。
その後の案内が悪いのか、ペアリングコードが表示されるので入力せよ、と出るが、色々ひっくり返してもそのコードが見当たらない。電源をオンオフしたりするうちに、画面上に表示されたので、なんとかクリア。

ヘッドセットは、なんのケーブルも接続しないスタンドアローンなので、チップやバッテリーも含み、重量感はある。ベルトの機構はPSVRなんかに比べると簡素だが、多少の長さ調整もでき、必要十分な感じ。
PSVRはヘルメット感があるが、Questは、浅い帽子をかぶる感じ。

電源ボタンは小さくて押しにくい。あとは、音量のボタンが付いている。
意外だったが、イヤフォン利用は必須ではなく、スピーカーから音が聞こえてくる。外にはダダ漏れにはなっているが、目が塞がっていても音は聞こえるので、あんまり閉塞感がないかもしれない。

他にもセンサーやらカメラが内蔵されていると思うが、外からみて、どれがどれやら、はわからないし、気にする必要もないっぽい。

ヘッドセットをかけると、PSVRに比べて、かなり画面が綺麗になっていることに驚く。
PSVRは、1920ピクセル幅に対して、Questは、2880ピクセル幅なので1.5倍ぐらいの密度になっている感じ。画面の粗さは、PSVRへの不満の一つだったので、これは嬉しい。

そして頭を動かした時の、トラッキング性能がいい。
何でも、6軸対応とかで、左右上下前後の傾きだけでなく、前後左右上下の位置・移動もトラッキングしてくれるらしい。

PSVRだと、テレビの上につけた3Dカメラで位置を検出していたが、Questは、本体内にカメラがあって、周囲を認識するらしい。つまり、テレビの前にいなくてもよくなった。空いたスペースがあれば、どこでもプレイできる。
バッテリー駆動できるので、完全ワイアレスで、束縛少なく、動き回れるのはすごい。

コントローラーは、Oculas Touchという名前がついており、親指、人差し指、中指に対応したボタンと、スティック、それ以外のABボタンと、ホームボタンという構成。丸い部分はアンテナなのかな。
位置は、かなり正確だし、人が手を握る行動をかなり再現できている。

一通りのチュートリアルを実行すると、使い方はわかった。
左右のコントローラーは、似た形状で、ちゃんとLRのシールが貼られているが、指を握り込んだ内側にボタンが来ると分かれば、左右を間違えることはない。

秀逸なのはガーディアンという仕組みがあって、部屋の中に仮想の安全に遊べる境界を設置し、そこから出そうになると警告してくれる。設定も簡単なので、片付いているスペースからはみ出すことなく遊べる。
部屋の中の境界の設置は、内蔵カメラの映像を使うのだけど、ふつうにヘッドセットがないかのように表示され、そこにコントローラーでARっぽく、レーザー光線でビーっと、境界がひける。これだけでも結構楽しい。

境界から無理やり外にでると、ゲームが中断され、カメラ映像に切り替わる。リアルタイムに遅延少なく、外の景色が映し出されるので、そのままトイレにいったり、飲み物を飲みに行くこともできる。これは、さすがに近未来感満載。

さて、基本機能を楽しんだら、なんかのアプリを楽しむわけだが。
ここからが結構、Questの大変なところ。

結局、Questはゲーム機、ということらしく、しかも、主は6軸センサーやOculas Touchを生かした、体感型のゲームが主のよう。
有料ゲームしかないのはしょうがないにしても、数はまだ少なく、日本語に対応していないものもほとんど。ひとつひとつの価格が抑えめで3000円程度なのは、まだ好感は持てる。

そんな中で、まず買ってみたのが、Vador Immortal:Epsisonde Iというやつ。
スターウォーズの世界で、インペリアルデストロイヤーの中を動き回ったり、ライトセイバーを振り回すアプリ。英語しかないので、全部わかったわけではないが、それなりに楽しめた。エピソード1とあるので、続きがあるのかな。

2つめに買ったのは、Virtual Desktopというユーティリティのアプリ。Mac対応と書いてあったので、買ってみたが、実際には対応していないみたいで、返金してもらった。プレイ2時間以内なら、返金してもらえるのはいい制度。

3つめは、Journy of the Godsという、ゼルダっぽいアクションアドベンチャー。日本語対応。
しかし、VR酔い気味が強そうなのと、強制終了したり。中ボス戦になって、倒し方がまったく分からず、何度もやり直しになる中、酔いがひどくなってくる、という中で嫌気がさした。これは返金してもらった。

次に買ったのはSuper Hot VR。VRでは、メジャーなやつ。
PSVRで買おうと思いつつ、買ってなかったもの。これは、静止した空間の中でのプレイなので、酔わない。当たり判定に、若干理不尽さを感じるところもなくはないが、少しずつ遊んでいる。

最後は、Mossというパズル性のあるアドベンチャー。
これも、画面は動かないので、酔う要素は少ない。座ってのんびりプレイでき、ボイスも含めて日本語化されている。
謎はそれほど難しくないし、死んでもすぐリスタートできるし、相棒のネズミ娘がかわいい。これは楽しく遊べる。

というわけで、好みのゲームを選ぶ、というところまではいっておらず、なんとか遊べそうなものをかたっぱしから試している、というのがQuestの大変さ。そういう意味だと、PlayStationとか、Nintendo Switchとか、日本人は甘やかされている、というか、ラッキーというか。

だんだんわかってきたのは、自分自身が、VRに強い興味があるけど、酔いやすい体質っぽい(車酔いも人の運転だとしやすい。電車や飛行機などは大丈夫)ので、適したものを見つけるのが大変そう、というところか。まぁ、でも、Questは、体感系であれば、酔いにくいのかもしれない。



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