Feiyu-Tech G6の使い勝手

なんだかんだ言って、G4GS、Smooth-Qに続けて、3台目の電動ジンバルになったG6だが、基本的には、いい買い物だった。

手持ちで、きちんとブレ補正ができるし、単独で使用するときのバッテリーの持ちもいい。
使っているうちに、位置がズレてくるが、背面ボタンダブルクリックで、ニュートラル位置になるし、ジョイスティックで方向の微修正も可能。

角度のついたジンバルで、背面液晶も見やすい。

側面の三脚穴で、POVマウントができるので、手ぶらのまま、撮影ができる。以前は、マンフロットのミニクランプを使っていたが、不安は少ない。

基本機能は、非常に良く、撮影もしやすい、という前提のもと、イマイチの点を挙げるとすれば、

重量が重い。主にモーターの重さだと思うが、G4GSに比べると、結構重い。気軽にとり回せる、という感じはやや失せている。

バッテリー周りは、持ちはいいのだが、本体充電もしにくいし、GoProの充電も、給電もしにくい。また、給電も実際には、それほど延長できるわけではないので、本当に長時間使おうと思うと、モバイルバッテリーから、GoProに直接給電となる。すると、本体の位置をどうするか、というのがでてくるわけで、結局は、1時間の撮影時間なら、便利、というところに落ち着いてしまう。

ワイアレス接続で、GoProをいくつかコントロールできるが、安定して、常に接続できてるわけではないので、本体操作が基本になってしまう。給電のことを考えると、ワイアレスで電源オンできるといいんだけど。

イマイチではないけど、モーションタイムラプスは、角度の設定は楽だけど、速度計算が必要。速度設定は、アプリからだけっぽいので、面倒。今のところ満足のいく速度で取れたことがない。



実際の使用例では、家族旅行では、ちょっとした移動はPOVマウントでずっと撮っていた。
と言っても、それほど長時間回すわけではないので、ちょくちょくモバイルバッテリーで充電していれば、電池の持ちは関係ない。
録画したものは、そのままの尺では見れないのだけど、早回しで編集すれば、なかなかいい旅の思い出になった。



自転車イベントのツールド東北でも使ってみた。
こちらは、バッテリーが持っているうちは、ブレも傾きも少ない、いい映像が撮れていたが、なにせ8時間以上走るので、バッテリーがなくなる。
G6からの給電では2時間ぐらいしか持たなかったのではないか。

ジンバルのバッテリーがなくなると、ブラブラして撮影できなくなるので、その時点でいくらGoPro側のバッテリーが残っていても無意味。
途中で、モバイルバッテリーからジンバルに給電を試みたが、ケーブルが抜けやすく、充電も追いついてないみたいで、途中で諦めた。ソニーのアクションカムも持っていったが、こちらも、中華バッテリーの劣化が結構激しく、早々に電池切れになってしまった。

これら経験を踏まえると、G6は、単独で動かし、GoProにモバイルバッテリーから給電、が良さそう。細く軽いUSBタイプCケーブルがあるといいな。




Feiyu Tech G6 3軸スタビライザー ジンバル