ワイアレスでiMacの画像をテレビに映す - SX-2000U2+USB-RGB/D2

iMacの画像をテレビに映したい場合、今まではmini DVIポートから出力した映像をHDMIで60A2500に入力していた
この方法のデメリットは、有線接続なので、iMacからテレビまで線がデローンと伸びてしまう。

ワイアレス化できればいいな、と思っていたのだが、USBデバイスサーバーとUSBディスプレイアダプタを使って、一応可能になった。

使ったのは、以前から持っているサイレックスの
USBデバイスサーバーSX-2000U2
それと、今回新たにIOデータのフルHD対応USBディスプレイアダプタUSB-RGB/D2を入手。





接続方法としては、

iMac→AirMac Extreme→HUB→USBデバイスサーバー→USBディスプレイアダプタ→HDMI→テレビ

という順。

使ったケーブルは、
エレコムのDVI-DをHDMIにするCAC-HTD30というもの。



当初、USBデバイスサーバーで、USBディスプレイアダプタが認識できるか、ちょっと不安はあったが、認識自体は成功。

で、一応iMacの映像がワイアレスで飛ぶようになったのだが、結論的に言えば、実用的ではなかった。

■動画再生はカクカク

まず、USBデバイスサーバー経由では、転送速度が遅く、動画再生などをするとカクカクになってしまう。iPhotoのスライドショーも厳しい。
上位機種のSX-3000GBや、net.usbで改善される可能性は無くはないが。

もちろん、USBデバイスサーバーを使わず有線で繋げば、動画再生もそこそこできるのだが、それは元々ディスプレイポート経由でできる話。

YouTubeの標準的な小さいサイズの動画であればそこそこ見られるし、ウェブ閲覧とか、テキスト入力ぐらいの作業であれば、わりと普通にできてしまうぐらいの遅延ではあるので、大画面での転送速度が追いつかないということなのだろう。

■フルHDは出力できず最大720Pまで

あと、期待はずれだったのは、60A2500とUSB-RGB/D2の相性が悪いのか、1920x1080の改造では出力できず、最高1280x720になってしまう。
これはUSBでバイスサーバーを介さずに、直つなぎでやってみても同じなので、相性の問題か。

iMacの標準解像度が縦1050で、フルHDは1080なので、ウィンドウをそのままテレビに持っていっても、リサイズしないで、そのまま見られる、という利点がある。
しかし、縦が720だと、毎回必ずウィンドウを小さくする必要がでてきてしまうので、結構かったるい。

一応、これはIOデータに問い合わせ中。

まぁドットバイドットにこだわらなければ、720pで、文字などはわりと見やすい大きさになる

■何に使えるのか

まとめると、今できているのは、ワイアレスの1280x720のマルチモニタ環境だが、動画再生はできない、という環境。
一応、いろいろ調べようとはしたのだけど、こんな変態的な使い方をしている人は、あんまりいないので、まあ仕方ない。

これは、いったい何に使えるのか。



画面中のキーボード、iMac、テレビは、いずれもワイアレス接続。



I-O DATA USB-RGB/D2