Apple Watch Series 3を実戦投入

Apple Watch Series 3が来て一週間。早速使っているので、使い方や感想など。

■スポーツループ

到着時の記事で書き忘れたが、最初に持った印象は、えらい軽い、ということ。

本体重量はさほど変わっていないはずなので、おそらくナイロンでできた新しいバンド、スポーツループが軽い、ということだろう。

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スポーツループは、要はマジックテープ、ベルクロなのだが、目が細かく整っていて、柔らかくて、そこまで安っぽくはない。

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初代からあったフルオロエラストマーのスポーツバンドは、ある固定間隔に設けられた穴でとめるため、腕の太さに完全にはフィットしない、ということがあったが、スポーツループの方は、自由な位置で留められるので、完全にフィットさせられる。

一見、布のような素材なので、汗を吸ったり、水洗いした時に、乾燥しにくいのでは、と思ったけど、繊維に水分を吸収しないようで、乾きはかなり早い。水洗いしてもタオルでギュギュとすると、ほぼ乾いているぐらい。

腕に密着しすぎることが、仇になることもあるようで、ライドにして行った時に、Apple Watchと皮膚が接している面がかぶれてしまった。
密着状態が続くことによる、あせもだと思うが、今までApple Watchを2年半付けていて、こういうことはなかった。密着させすぎたかもしれない。
なので最近は、スポーツループをつけるときでも、少し緩めにつけて、密着しすぎないようにしてみている。

デザイン的には、かなりスポーツグッズ的な感じなので、普段、職場に来ていく服と合ってないときはある。なので、最近は、結局、何にでも合わせやすい黒のスポーツバンドにしている。

■音楽再生

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内蔵メモリが16GBになった、ということで、音楽ファイルをApple Watchに移動させて、iPhone側のストレージは空けられるかと思ったが、Apple WatchとiPhoneの音楽は同期になるので、iPhoneで音楽を消すと、Apple Watch側も消えてしまうので、これはダメ。

以前は、Apple Watchに同期できるプレイリストは1つだけだったが、watchOS4からは、複数できるようになったので、同期はさせやすくなった。
同期は、充電状態で、Bluetoothで行われるので、頻繁に好きな曲を入れる、というわけにはいかない。寝ている間にゆっくり変わっている、ぐらい。

AppleMusicは、家族会員にはなっているが、自分の場合は、好きな曲をダウンロード購入してライブラリ管理しているので、AppleMusicは使わず。

Apple Watchには、AirPodsとEARINを両方繋いでみた。

AirPodsは、切り替えが簡単なのでいいが、EARINは、難がある。
EARINは、多分マルチペアリング対応ではないので、音楽をApple Watchで聴いていて、動画をiPhoneで観ようとなると、切り替えが大変になる。
普段、遮音性が高いEARINの方が使用頻度が高いので、Apple Watchで音楽を聴くのは、ここが解決しないと、常用しにくい。
逆に使えるのは、AirPodsを使う場面なので、歩きや、ジョギングなどの時は、Apple Watch+ AirPodsの組み合わせでいけるだろう。

ちょっと気になったのは、今、家でApple WatchにAirPodsを繋げて、音楽を聴いていたら、結構音切れしていた。処理速度が追いついていないのか、2.4Ghz帯の電波が飛びすぎているのか。
ちょっと外でもそうなのか、気になるところ。

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音楽アプリの方は、最初はわからなかったが、再生中とミュージックという2つに分かれたっぽい。
ミュージックは、完全にApple Watch内の音楽を再生するものになって、再生中は、iPhoneの音楽のリモコンにもなる。

■セルラー機能

ここまで、肝心のセルラー機能について触れていないが、正直、まだそんなに試せてない。

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iPhoneとつながっているときは、左上にiPhoneのアイコンが出る。

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iPhoneがない時は、アンテナのつかみ具合を示すピクトグラムが表示される。
その下のモバイルデータ通信のボタンも緑になり、右下にあるiPhoneを探すボタンは使えなくなる。

Apple Watchは、iPhoneが近くにいる間は、iPhoneの回線を使い倒す仕様なので、セルラーが活躍するのは、iPhoneが近くにない場合。

自分の場合、小学生の頃から40年近く、コンピュータ有りの人生を送って来たので、デジタルデトックス的にiPhoneを置いて出かけましょう、には全く興味がない。

そんな中で、セルラー機能の使いどころとして、会社の会議に行くときに、プライベートiPhoneを置いていく、というのはひとつある。

今までは、会社PC、会社携帯がマストで、プライベートiPhoneと、多い時はiPad Proというのが、打ち合わせセットだった。

これとは別に、Apple Watch x2もあって、自分で書いててもバカじゃないの、とは思った。ただ、どの機器も小さいので、見た目は、そんな大変そうには見えない、はず。

今回、Apple Watch3がセルラー対応したことで、プライベートiPhoneは、カバンの中に入れておけるようになった。6台を5台にできた。まぁ進歩の第一歩かな。
ミニマムだと、会社携帯、iPad Pro、Apple Watch3+2か。(2はなくてもいいが、外すのも面倒なので)

後、日常生活では、コンビニに買い物に行く時は、時間も短いし、途中は移動しかせず、目的地でも決まった買い物しかしないので、Apple Watch3だけで、外出できた。コンビニでは、もっぱらQUICPayなので、財布もなしで、鍵とApple Watchだけ。まだ、ちょっと不安だけど、実際にはこれでいける。

ジョギングする時は、RuntasticがApple Watch単体で動くようになったので、Apple Watchだけでいけそうだが、ポケモンGoの距離稼ぎもしたい、COKEonのiPhoneアプリで溜まったスタンプで無料ドリンクをゲットしたい、とかなると、iPhoneありになってしまう。

ライドの時は、距離、Stravaなどはサイコン、連絡とコンビニはApple Watchでまかなえる。スピードが速すぎてポケモンGoはやらないし。
なので40-50kmのいつものコースで、トレーニングのみの時は、iPhoneなしでも行けそう。
途中、写真も撮るかも、だとiPhoneあり、かな。

持っていかないことはできるけど、ただiPhoneも防水にもなったし、重くもないし、自転車上に置き場所もあるので、iPhoneを持っていかない、ということに必然性はない。

まだまだApple Watch単独で動くアプリというのが少ない。これから増えてくると違うのだろうか。

■速度、バッテリー、Siri

動作速度については、かなり速くなっている、とのことだが 、Series 2から、あまり不満がなかったので、まだそれほど、恩恵を感じていない。

バッテリーの持ちは、ちょい悪いかな、ぐらい。1日は十分持つ。

Siriが、音声返答してくれるようになったが、これもまだ役立ちどころを模索中。
返答してくれる内容が、目で見れなかった、耳で聞けてよかった、というシーンは、まだ出くわしてない。
Siriが返答してくれる声の音量が結構小さいので、オープンスペースだと、聞きとるために耳に腕を近づけないといけない。

またiOSデバイスがこれだけ身の周りに多いと、部屋のApple WatchのSiriに聞いたつもりが、iPad ProのSiriが対応する、ということが結構あって、一週間では、なかなかApple WatchのSiriだけを使うというのが少なかったかも。

ざっとこんな感じ。

不満点はあまりないけど、買い足して良かったと感じる場面は、まだまだ少ない。
持ってない人には、オススメできるようにはなったとおもう。