iPadはノートPCの代わりになるか

一人の人が複数のコンピュータを使い分けるようになって久しいが、自分の場合は、iMac、iPhoneに、最近iPadが増えた。

ディスプレイサイズ、フォームファクタで言えば、大中小のそれぞれがある、ということになる。

以前は、iBookなどノートPCを使っていたが、5年前に転職して外出の機会が減り、今の会社ではセキュリティ上、ノートPCの持ち込みや、仕事の持ち帰りなどもできなくなった。
MacBook Airなどは欲しかったが、使う機会がないため、買わずに済ませてきた。

世の中的には、ノートPC自体では、PC全体の販売シェアの半分以上占めている主流のフォームファクタであることは、間違いない。

しかし、実際には、自宅内で半ばデスクトップの代わりに使っているひとが大半。特にプライベート用途では。
持ち歩き用途で、ノート型のPCを使っている人もいるが、そういう人は少数派。

そもそもノートPCを持ち運ぶコストに比べて、見合うだけの必然性がない。

大抵の人は、プライベートでのPC用途としては、ウェブが出先で見られればいい。そこは、持ち運ぶコストに見合ったデバイスとして、iPhoneが躍進していることによって満たされつつある。

さて、本題。

iPadに対して、ノートPCで充分なので、力不足、という意見がある。

こういう人は、すでにノートPCを持ち歩き用途で使っていて、自分がいま使っている用途を置き換えられない、ということを言っている。

ノートPCの方が、操作が複雑だが高機能であることは当たり前。
複雑さ、重さ、大きさのコストを払って、今、現在、ノートPCを必要として使っているのだから、その目で見ても、iPadはどう見ても力不足に見えるだろう。

今、ノートPCを使っていない人はどうか。

自分の場合、今はノートPC使ってはいない。
自宅にはデスクトップPCしかないので、持ち歩ける中型のコンピュータはない。

そこにiPadが出たことによって、中型のコンピュータであるiPadを持ち歩くようになった。
MacBook Airを欲しい、という気持ちが以前はあったが、iPadの発表と共に無くなった。

iPadを毎日持ち歩いてみているが、出先でもネットに繋がって欲しい、ということはあっても、代わりにノートPCを持ち歩きたい、という気持ちはまったくおきない。

つまり、タイトルの「iPadはノートPCの代わりになるか」ということについては、

今現在、ノートPCを持ち歩いていないのであれば、代わりになりうる

ということか。
今、必要性があって持ち歩いている人は、あまり期待しない方がいい。

ノートPCも、iPadもできる事に差はあれ、汎用機。
結局、代わりになるか、ならないか、ということは、使う人次第でどうとでも変わる。

自分の場合、なぜiPadをノートPCの代わりに持ち歩いているのか、といえば

フリーハンドで図を書きたい
iPhoneよりも快適に文章を作成したい
iPhoneよりも大きな画面で、本やウェブをみたい

ということになる。

このためだけに、5万円払い、700gをカバンに入れて持ち歩いているわけだけど、自分としては、まあ、ありなんじゃないかと思う。