Pogoplugは何に使えるのか?

取り急ぎ、ということでPogoplugを導入してみたが、いまのところ、まだあまり活用できていない。

Pogoplugがどうのこうの、というよりも、クラウド上に数百GBのストレージを置いて役立てる、という経験がないので、まだ何に使えるか、使おうか、というのを考え中。

また、3G回線の遅さ、つながりにくさ、というのもあって、なかなかストレージを活用できる環境も難しい。

今のところやってみたのは、Pogoplugに500GBのハードディスクを接続し、自炊した書籍や楽譜と、映画のファイル、音楽のファイルを入れてみた。

写真は、とりあえず頻繁に見返すこともないので、入れていない。

入れてはみたものの、実際にPogoplugで使ってみようとすると、色々と問題がある。

まずPDFを開こうとすると、Pogoplugのアプリやウェブサービスが変換をかけようとし、開くまでに非常に時間がかかる。
また、アプリの中でしか開けず、巻物状に表示されるだけなので、閲覧性も悪い。
ほとんど実用に耐えない。

映画の方は、わかりにくいトランスコードの仕組みがあるが、自分の持っているH.264のファイルは、Pogoplugのウェブサービスからであれば見られることが、わかった。
おそらく、SafariのHTML5ビデオで見ている、ということかもしれない。

しかし映画の場合は、回線の問題が大きく、なかなか安定したストリーミングを行うことは難しい。

音楽は、映画ほど重くないので、比較的使いやすくはあるが、iTunes StoreのDRMに対応し、シャッフル再生もできないみたいなので、iPodアプリの代わり、というわけもいかない。

ファイルのコピーは、割と簡単で、Finderで普通にコピーする方法と、アクティブコピーという方法がある。

Finderの方は説明するまでもないが、アクティブコピーというのは、なかなか便利な方法。

Mac側のあるフォルダを監視していて、ファイルが追加されれば、自動的にPogoplug側の指定したフォルダにもコピーしてくれる、という機能。

例えば、自分の場合、自炊した本や買った製品マニュアルをPDFというフォルダに保存している。
Macの中にあるこのPDFフォルダに、いつものように新しい製品マニュアルを保存するだけで、自動的にPogoplug経由で外から、いつでも取り出されるようになる。

このアクティブコピーを使えば、Pogoplugへのコピーは自動化されるので、ある意味存在を忘れてしまうことができる。
普通にFinderで保存をすれば、いつでもPogoplugで引き出せる、と。

まぁ、問題は何を引き出すのか、というところではあるが。



Pogoplug ブラック POGO-P25