iPhone 5 初日レビュー

iPhone 5の起動後、今まで使っていたiPhone 4Sからの復元を行い、電話番号も切り替え、Wi-Fi環境の設定も終わり、移行も完了。

Twitterを見ていると、結構自宅がLTEだったというのを見かけたので、ちょっと期待したが、電話番号の切り替えをして、表示を見てみるとまだ3Gだった。
まぁ、自宅はWi-Fiがあるので、LTEと遜色ない速さだと思うので、特に問題はない。

今日、1日だけど、iPhone 5を使った感想など。

まず、ハードウェア。
やはり薄くて、軽い、というのが感じるところ。
今日1日で、iPhone5に少し慣れたと思うが、iPhone4/4Sを持つと、めちゃくちゃ厚くて、重く感じる。昨日まで、普通に文句無く使っていたのに。

4Sのときは、筐体変更がなかったが、薄さ、軽さをアップしてきたiPhone 5は、いい進化だな、と。

特筆すべきは、デザインというか外観。

ガラス面から側面、側面から背面が、45度ぐらいにきれいに面取りされていて、緻密な印象を出している。
また、側面と背面は、ブルーの入った黒灰色という感じで、美しい。
Appleマークは、これまでのようなシルバーではなく、表面処理をツルツルにしての表現でも、控えめな感じ。
とても大人の雰囲気で、安っぽさとはほど遠い。

iPhone 4/4Sは、前背面のガラスと、サイドのシルバーの金属面に段差がありすぎて、裸では持ちにくいデザイン、と書いたが、そこが完璧に改良されている。

背面は、スレートブルーと漆黒の2色のツートンになっているが、正面からみれば、黒一色にしか見えない角度もある。表と裏が分かりにくすぎる気がするぐらい。

4Sのときは、Siriぐらいしか見るべきアップデートがなかったが、この外観のおかげで、iPhone 5にしてよかったな、と思う。

ただし、ちょっと傷つきやすいという噂があって、この質感を維持するためには、ケースを付けないといけないのかな、というところがマイナスか。

画面の大きさは、まだ対応しているアプリが多くないのものの、TwitterクライアントのEchofonやFacebookアプリが対応していてくれたので、その価値は分かった。
事前に想像した通り、縦に少しピクセルを伸ばしたところで、大きく使い勝手が変わるわけでもなかった。情報量は増えるので、便利は便利。地味な改良、というところか。

それでも、大きな画面に慣れると、iPhone 4/4Sに戻ると急に狭く見えてしまう。

液晶の発色などは、特に黄色がかった感じもなく、むしろ緑など鮮やかに出ていて、少しよくなった印象。

ボタン類の操作は、あまり変わっていない。

今回から新しく採用されたLightningコネクタは、思っていたよりも細身で、イヤフォンジャックとそれほど違いがない。これはとてもいい。
もちろん、これまでのドックアクセサリが使えない、というのは面倒なところもあるのだが、これからはこれが普及していくと考えると、扱いやすいし場所を撮らない、いいコネクタだと思った。

ヘッドフォンジャックの位置が下になったのは、いいこと。
iPhone 3Gの発売前、最初にiPod touchから使い始めたので、下側が便利ということはわかっていたが、スピーカーとか大きなものが下側にあるので、仕方なし。
でも、今回Lightningコネクタの採用で、下側に戻ってきた。
やはり、ケーブルの出る方向が1方向にまとめられるし、上からケーブルがぶら下がることもないので、利点が多い。

Wi-Fiが、5Ghzに対応してくれたのはいいことかも。
2.5Ghz帯は込み合っているし、うちの場合、リアスピーカー用のワイアレストランスミッターの周波数と重なるので、たまにiPhoneを使っていると、ノイズが入ることがある。
他の、iPadやMacBook Airは、5Ghzに対応しているので、iPhoneが対応してくれると、主要デバイスはみんな5Ghzになってくれる。

起動すると、操作がいちいちキビキビしている。
2倍の速度がある、ということだが、今までも結構速かったので、2倍速いなすげー、と感じる機会は少ない。
ちょっと処理の重そうなゲームでも探そうか、という気になるぐらい、何でも速そうではある。

一日使った感じだと、電池の持ちがそれほど改善されていないのかな、と思ったが、まだ充電が不十分だったのかもしれない。

と総合的に見て、iPhone 4Sのときよりは、結構、初日満足度は高い。新しくして良かったという気持ちが強い。


あとは、iPhone 5の大きな利点の一つはLTEなので、LTEが使えるようになったら、また感想を書いてみたい。