PS5 Pro
PS5 2台体制とBravia+で120FPその後
2024/12/24 14:57 カテゴリ:games
PS5 Proがきて、1ヶ月が経ちました。
来た直後の動画で、ゲームが遊べていなくて不満、としたのですが、その後はProを使っていつものようにプレイすることができました。
やっぱり大画面で、綺麗なグラフィックがヌルヌル動くというのは、いいですね。
動きのヌルヌルさが、一部のゲームでしか味わえなかったのが、持っているほとんどのゲームで味わえるようになって、さらにゲームが楽しくなった感じです。
自分は、あまりゲームが上手い方ではないのですが、しっかりと知覚できなくても、動きのよさが、いい感情や興奮に繋がっていることはわかります。
さて今回の動画では、Proに役目を譲った後の初代PS5の活用方法と、以前の動画の秒間120コマのその後の話しをしたいとおもいます。
なぜ2台体制なのか
以前持っていた、PS2、PS3、PS4 Proなどは、新しいPSシリーズを入手したあとは、売却していました。
PS5 Proが来た時点で、初代のPS5をヤフオクなどで売却すれば、それなりの値段で売れて、PS5 Proの高い購入費用をカバーすることもできたわけですが、今回はそれはしませんでした。
以前との違いですが、我が家には、自分以外にも大学生のムスメという、ゲームプレイヤーがもう1人誕生しており、PS5でのプレイ時間が被ることがでてきています。
ゲーム以外のものであれば、ちょっと時間をずらしたり、終わってから交代するなどでもいいと思うのですが、ゲームというのは、比較的長時間プレイをしますし、あとで人が待っていると思うと、楽しんでプレイしにくくなってしまいます。
いままではゲームの時間が被る時は、iPadやMacでできるゲームをプレイしていたのですが、Vision Proを使うようになって、自由な場所で、大画面でPS5のゲームがプレイできるようになったので、初代PS5は手放さずに、2台体制にすることにしました。
セッティング
PS5 Proの方は、性能を最大限活かせるようにBraviaと接続してプレイしているのですが、そこは以前初代PS5がいた場所。初代の方は別のセッティングが必要です。
まず初代の設置場所は、同じリビングの端の方にある自分用デスクの脇にしました。
一応、ディスプレイは接続していて、Macでも使っているLGの40インチ5K2Kモニタに接続。これはゲーム用ではありませんが、300カンデラ、72Hzまでの対応で、HDMI接続。
一応スピーカーは内蔵していますが、このモニタの音声出力は、モニタスピーカーに繋がっているので、音声はそれなりにいい音でなります。
ネットは、有線LAN。
これが一番基本のパターン。これでも十分プレイできます。
が、仕事をする環境と同じデスク、ディスプレイになってしまいます。ゲームは気分転換の意味もありますので、仕事と同じ環境ではあまりゲームをやりたくないこともあり、画面の確認ぐらいにしか使わないかな。
次にシンプルなセッティングは、PSVR2を接続するパターン。
有線接続になりますが、PSVR2には、ディスプレイもイヤフォンもありますので、モニタを接続しなくても使えます。
GT7をVRで遊ぶ時はこのパターン。
次はMacと接続するセッティングです。
PS5のHDMI出力の途中にHDMIセレクタを使っていて、Genki Shadowcastという、今は廃版になってしまったキャプチャデバイスにも出力しています。
ShadowcastはMac miniに繋がっています。
Shadowcastは、HDMIの信号をMacに表示できるもので、解像度はフルHDの2K、秒間60コマでプレイできます。
Mac mini上では、Genki ArcadeというアプリでPS5の画面を投影できます。遅延は結構少ないかな。
このMac miniの画面をMac仮想ディスプレイで、Vision Proに投影できるので、Vision ProでPS5ゲームができます。
音声は、Macに来るので、AirPodsなどで聴きます。
コントローラーはPS5に接続
初代PS5の活用方法としては、これの頻度が一番多いですね。
寝室など別の部屋の場合は、iPad Proを有線LANでつないで、リモートプレイできます。iPadの映像は、Macと同じようにVision ProにAirPlayでとばせます。なので、寝室でも大画面でゲームができます。
コントローラーは、PS5には電波が届かないのですが、iPadに接続してリモートアプリで認識して使えます。
動きの安定性は落ちますが、Vision ProにMirrorPlayアプリで、直接PS5と接続してプレイすることもできます。この場合、コントローラーは直接Vision Proとペアリングします。
こんな感じで、家族がテレビを使っていても、PS5を色々なシーンで活用できるようにしてみました。
キャプチャデバイス経由とリモートプレイとの違いですが、どちらも2K60コマでプレイできるので、その点では大きな違いがありません。
違いがあるとすれば、Shadowcastは、PS5の著作権保護機能であるHDCPがオンになっていても動作するので、PS5のYouTubeやTorneなどのメディア系アプリやBlu-rayプレイヤーの映像も見ることができます。
Vision ProにいいYouTubeアプリがないので、PS5でYouTubeを再生して、VisionProでみるというのも結構ありです。メディアリモコンも使えるので、Torneアプリを使えばテレビがもう一台ある感覚になります。
惜しいのはShadowcastがステレオに対応していないため、音声がモノラルになってしまうところでしょうか。
あと実はこのセッティング自体は、PS5 Proの方でもほぼ実現できることばかりです。なので2台必要なのは、あくまで2台同時にゲームをプレイすることがあるから、という理由です。
初代とProの役割分担
PS5 Proとは、ほぼ同じゲームをインストールしてあります。
のちほど説明しますが、セーブデータは同期できますので、テレビでPS5 Proをプレイしていたあと、初代PS5の方で続きをプレイすることができます。
Pro は、テレビに繋がっているので、ムスメと共用、どちらかというとムスメ優先ですね。
対して初代PS5の方は、自分専用と言えます。
PSVR2も主に初代に接続して使っています。
PSVR2をProで使うと、PSVR2の描画も改善されるとのことですが、試した感じでは違いがよくわかりませんでした。だったら、PSVR2は自分しか使わないので、自由に使える初代で使う感じです。
Proの方は4K、初代は2Kなので、ストーリーの重要な場面や画面の美しさが必要な場面では、Proでプレイ。
Vision Proを使っている場合、電波状況によっては、接続が不安定になることもあります。自分ひとりでプレイしているときはいいのですが、マルチプレイなどで他の人に迷惑がかかりそうな時は、安定しているProを使います。
テレビでプレイしていると、攻略情報などを一緒に見るのが難しいのですが、PS5とVision Proであれば、同一平面上にいくらでも画面を増やせるので、みながらゲームをする時は、初代の方を使います。
セーブデータは同期できる
2台利用するとセーブデータがどうなるのか気になると思いますが、先に述べたように、2台のPS5の間でセーブデータが同期されるため、普通に続きがプレイできます。
自分のプレイしている中では、FF14、原神、ゼンゼロは、セーブという概念がなく、進行具合が常にサーバー保存され、元からマルチデバイス対応になっているため、これは今まで通り。
メタファーは、ゲームの中でセーブデータをクラウド保存ができるようになっています。
そういった機能がないゲームでも、PS Plusのセーブデータをクラウド保存する機能が結構優秀。
プレイし終わったらゲームを終了し、またプレイする、というサイクルをしている限りでは、自動で2台のPS5でセーブデータを同期してくれます。
PS5のホーム画面で、オプションボタンを押すことで手動で同期することもできます。
マルチデバイス対応のゲームで、環境設定などはデバイス保存になっていて、それぞれのデバイスで設定し直さないといけない、ということがありますが、PS5のクラウド同期は、同じデバイスのセーブデータの同期なので、設定なども同期されるのは地味に便利です。
FF14だと、ホットバーを変更した場合、Macに変更を持ってくるのには、サーバーにデータをアップロードして、Macでダウンロードしないといけないのですが、PS5の場合は、何もしなくてもホットバーの変更が別のPS5に同期されています。
こんな感じでセーブデータの同期が優秀なため、空いている方のPSで遊ぶ、ということが気軽にできるようになっています。
マルチプラットフォームで同じゲームをプレイしていると、地味に不便なのが、プラットフォームの特典や購入が、他のプラットフォームで使えない時がある、という点です。
例えば、FF14の場合は、PS Plus会員は、ワープポイントであるエーテライトが1箇所無料、という特典があるのですが、MacのFF14では、この特典は利用できません。
原神の場合は、PSで購入した有料のアイテム特典をiPad版の原神では受け取ることができません。
初代PS5とPS5 Proの2台体制の場合、どちらもプラットフォームはPSですので、同じ特典を利用することができるのは、地味に便利なところです。
不便な点
PS5が2台あることで、かなり便利になりましたが、若干気になることもあります。
コントローラー多すぎ問題
PS5のコントローラーはDualSenseですが、基本的には同時に1台のデバイスとしかペアリングができません。
自分の環境ですと、PS5と直接、iPadでリモートプレイ、VisionProでリモートプレイ、という3つのパターンがあるのですが、それぞれ別のコントローラーを使うか、毎回ペアリングをやり直す、ということになります。
我が家にはたまたま、初代用にコントローラーが3つあるので、それぞれとペアリングしていますが、置き場所も3台分必要ですし、充電管理も3台しないといけません。これとは別にPro用も自分とムスメ用の2台あるわけで、コントローラーが多すぎです。
同じAppleアカウントであればデバイスをまたいで使えるAirPodsがいかに素晴らしいか、というのが分かります。
フルHDは粗い
もう一点感じるのは、2KフルHDは粗いな、と。
先ほどの初代PS5のセッティングの中で、最初の5K2Kのディスプレイとの接続以外は、2KフルHDでの表示になってしまうのですが、せっかくPS5は4Kでプレイできますし、Vision Proも片目4Kに対応しているのに、フルHDしか表示できないのはもったいないですね。いつも4Kに見慣れていると、大画面にしたときに文字など見にくく感じることもあります。
これについては、キャプチャデバイスを4K対応することで改善できる可能性があるので、その辺はまた動画にしたいと思います。
こんな感じで初代PS5は初代で、かなり有用に使えているので、家にゲームプレイヤーが2人以上いる場合は、Proの買い増しを検討してもよいかもしれません。
秒間120コマその後
以前の動画でPS5 Proが我が家の環境でどのぐらい滑らかに表示されるのか、というのをやったのですが、結果はほとんどのゲームで秒間120コマでプレイできることがわかりました。
なぜ秒間120コマ出ていたのか、動画を出した時点では、よくわかっていなかったのですが、コメントで、Braviaの倍速駆動機能ではないか、と教えていただきました
教えていただいたあと、動画のタイトル、概要欄、サムネにBraviaと合わせ技で秒間120コマということを追記しました。
その点について、少し説明を補足しておこうと思います。
倍速駆動
倍速駆動機能というのは、ゲームの表示の滑らかさをあげるために、テレビの方で、コマとコマの間を補完したコマを挟み込む機能のようです。
なので、PS5の方で秒間60コマ出ていれば、テレビの方で全部 120コマにしてくれるので、ほとんどのゲームが120コマになっていたわけです。
どんなゲームも、テレビで秒間コマ数を上げてくれるのであれば、そもそもPS5 Proいらない、ということになるのですが、コマ数が少ない場合は、綺麗な補完にはならないんじゃないかと思います。
このようにテレビの機能で120コマを達成している場合と、PS5 Pro単体で、秒間120コマ出せる場合もあると思いますが、個人的には、PS5 Pro単体でも、テレビとの合わせ技でも、結果として滑らかな映像が実現されているので、どっちでもいいかな、と思います。
PCでもグラボのフレーム補間機能があるようですので、グラボに内蔵しているか、ディスブレイ側に搭載しているかの違いでしかないように思います。
おそらくPS5 Proを作った人たちも、無理にPS5単体で120コマを狙いに行くよりも、60コマを達成できれば、テレビの機能で120コマにしてくれるので、まずは60コマをターゲットにしていたのではないかと想像します。
動画投稿前に、自分で倍速駆動のことに気づいていれば良かったのですが、すっかり忘れていたというか、知ったのは数年前という記憶で、コメントいただいた時に、そういえばそういう機能もあったな、ぐらいの認識でした。教えていただけたのは、たいへんありがたかったです。
間違ってはいない?
最初は間違ったことを伝えてしまったのかな、とも思いましたが、冷静に考えても、特に間違ってはいないなと判断しました。
その理由ですが、どのようなものでも、評価は目的に沿って行うものだと思います。
目的をはっきりさせることと、目的に合った物差しを使うことが大事です。
今回も、動画の冒頭に、自分にとっては、ゲームには没入感が重要と考えており、そのためには、「自分の環境でどのぐらい滑らかに見えるか」と、何のために評価するのか目的を明確にしていました。
「滑らかさ」を測る物差しとして、自分の眼の代替である、カメラによるスローモーション撮影をすることにしました。この場合は、「1秒におけるコマ数が多い方が滑らか」、なわけです。
結果としては、自分の期待以上に、十分に滑らかさが達成されていることがわかりました。具体的には多くのゲームで秒間120コマだったわけです。
目的も測定の方法も明らかに示していたので、この目的で、この方法を使って、この結果だった、だからこう思った、をセットで提示していて、その中には何ら間違いはなかったので、BraviaとPS5 Proの組み合わせで、という部分を追加するにとどめました。
PS5単体 or 合わせ技
いくつかネガティブなコメントもいただきましたが、おそらくは
PS5単体で120fps出るはずがないのに、この動画は出ていると言ってるのはおかしい
ということなのかと思います。
倍速駆動のことを動画作成時に気づいていれば、より良かったのですが、それに触れられなかったのは、申し訳ないと思います。
それはさておき、前回の動画の中では、我が家の環境、つまりPS5 Proと我が家のテレビを接続したときにどうなるか、にしか言及していないので、PS5単体の出力性能については言及する意図はありませんでした。
もとより、PS5 Pro単体の出力性能を検証するつもりもなかったですし、そもそも個人では単体の出力性能を測ることすらできない、と思っていたわけです。
画面を直接撮影する測定方法は間違いである、というコメントもいただきましたが、確かにPS5 Pro単体の出力方法を測定するのであれば間違いだと思います。
が、今回は、我が家の環境でPS5 Proに置き換えることでどのぐらい滑らかになるのかを測るという目的でしたので、この目的に対して、画面のスローモーション撮影は、今から考えても適切だったと考えています。
fpsの測定
蛇足ですが、PS5 Pro単体で、どのぐらいのfpsが出ているかを測定する方法は結構難しいです。
よくfpsが話題になるのは、ゲーミングPCだと思いますが、この場合、GPU、対応ディスプレイなどで計測しているようです。
世の中には、そういった測定結果の情報があるので、PS5 Proでも同じようにfpsを測定できるのではないかと思ってしまいますが、PS5の場合は、内蔵デバイスは使えませんし、専用アプリなどもありません。このためだけに測定可能なディスプレイを買うのも馬鹿らしいので、実質的な選択肢は120fps対応の外付けキャプチャーデバイスぐらいしかありません。
メーカーがPS5 Proがどのぐらいのfpsをだせるか数字を出せばいいと思うかもしれませんが、PS5 Proは4Kテレビのために作られたとありますから、テレビとセットで語るならまだしも、PS5 Pro単体でfpsを語る意味も動機もなさそうです。
なぜfpsが重要なのか
なぜPS5 Proのfpsについて、ネガティブな強い興味を持つ人がいるのかも少し考えてみました。
おそらく、対人シューティングや格闘ゲームのプレイヤーと思しき人が、なぜfpsに対してそこまで厳しい見方をするのか。
自分の場合は、60コマと120コマの違いもよくわからないので、どっちでもいいのですが、なぜ彼らは重要だと考えるのか、を考えてみました。
対人シューティングや格闘ゲームのゲーム性から考えると、対戦相手の動きを少しでも速く見たい、からでしょうか。
fps、秒間コマ数は、基本は映像の滑らかさを表していますが、コマ数が多いと、1コマの表示秒数も短くなる。
表示秒数が短いと、次のコマが速く表示される。
ゲームで言えば、相手の動きが速く表示される、相手の動きが速く察知できて有利になる、ということなんでしょうね。
対人シューティングや格闘ゲームのプレイヤーにすれば、動きの滑らかさは、おまけに過ぎない。
なので、この視点からは、フレーム補完による120fpsは意味がありません。
フレーム補完は、2コマ目の映像がわかってから補完映像を作成するのですから、どうしても2コマ目の表示よりも後に作成されます。
対人シューティングや格闘ゲームのゲームのプレイヤーからすれば、そんなもの作っている暇があったら、さっさと2コマ目を表示して欲しいわけです。
ですから、ネイティブfpsが高ければ高い方がいい、ということなのでしょう。
実際の秒数でいうと、0.0083秒ぐらい。
対人シューティングや格闘ゲームは、この0.0083秒の遅れが命取りになると考えている人が多いのでしょうから、ものすごくシビアな中でゲームしているのだな、というのは多少わかった気がします。
一方で、他のジャンルのゲームの場合は、人間が相手にするのはコンピュータで、こんなシビアな差を前提にしていたら、遊ぶ人がいなくなってしまいますし、人間が遊びやすいようにコンピュータ側がいくらでも手加減してくれるわけですから、ここまでの精度は必要ないんだな、ということもわかりました。
整理すると、
前回の動画は、自分の環境での滑らかさを測定するために、スローモーション撮影して、秒間コマ数を測定しました。
ですが、一部の人は、対戦アクションゲームなどで次のコマ数がどのぐらいの速さで表示されるのかが関心があったので、PS5 Pro単体でのfps性能だと捉えて、動画の内容に対して不信感を感じたのではないか、と推察しています。
そもそも目的が違うのですが、たまたま物差しが秒間コマ数、fpsと同じだったために、行き違いになってしまったのかもしれません。
人はどこまでわかるのか
■参考文献
【西川善司】4Kテレビをディスプレイとして選ぶときに理解しておきたい「倍速駆動」の話。「多画面環境2017」の話題を添えて
論文
https://www.britishecologicalsociety.org/research-reveals-which-animals-perceive-time-the-fastest/
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0298007
https://www.jstage.jst.go.jp/article/itej/67/8/67_J340/_pdf
https://www.tcu.ac.jp/news/all/20201117-33297/
倍速駆動120fpsとネイティブ120fpsの間に0.0083秒の遅延があることはわかったのですが、自分に0.0083秒の違いが認識できるとは思えないし、ソファに座って楽しくゲームする中、そんなシビアなゲームはプレイしたくないなと思ったのですが、人間はどのぐらいの動きの細かさを理解できるのか、という疑問を持ちました。
簡単に調べた範囲で、いくつかの論文を見ると、
2022年のイギリスの研究によると、人間がわかる平均は1秒に65Hzであるとして、他の生物と比較しています。研究方法まで、見つけられていないですが、他の生物と比較しているので、脳波とか神経レベルで測定しているのでしょうね。
2024年のイギリスで18-35歳の88人が参加した研究では、中央値は50ぐらいで40-70の間に分布しています。単位がよくわからなかったですが、おそらくHzなのでしょうか。
この2つの研究は、映像やゲームとは直接結びついていないものでしたが、次の二つは映像、ゲームに関する研究です。
2013年のソニー研究者による10人に対する研究では240Hzでも脳波の反応がでている、というものがありました。
2020年の東京都市大学のeスポーツについての6名が参加した研究では、240hzの画像変化を認識できているとのことでした。
諸説ある、という感じですが、自分なりにまとめると、ヒトの実用域というのか通常運転の領域としては60コマ前後。訓練や才能によって240コマが見える人がいたり、240コマの違いを感じることができる場合もある、という感じでしょうか。
対人シューティングや格闘ゲームをやっている人は、元から240コマの違いが見える人もいれば、訓練、つまりゲームをやり続けることで見えるようになった人もいるでしょうが、最初の2つの研究結果を正とするならば、そうでない人が大多数であり、その人たちは120コマや240コマあるかどうかすら、あまり気にならない、というところでしょうね。
自分の場合、PS5 Proで120コマになっても60コマとの違いが分からないと言ったのですが、数日経つと確かに滑らかさの違いはなんとなく感じるようになってはきました。
初代PSをプレイするときに60コマに戻るのですが、それが気になるかと言われれば、対人シューティングも格闘ゲームもやらないので気にならないし、自分の遊ぶ範囲の中では、0.0083秒の遅延は、プレイやゲーム体験に差があるというほどのことはない、という感じです。
最後に
色々とみてきましたが、初代PS5をそれなりに有用に使うことができてよかったです。
またPS5 Proが4Kテレビのためにつくられた、というのがありましたが、性能をテレビとの合わせ技まで含められて考えられていた、ということは有意義な発見でした。
■商品紹介
※商品リンクにはアフィリエイト広告を利用しています。
・PlayStation 5 Pro
・Genki ShadowCast 2キャプチャーデバイス(HDCPは非対応のはず)
・HDMIセレクタ Anker HDMI Switch
・Belkin USB-C - イーサネット + 充電アダプター
PS5Proがやってきた - PS5 Pro+Braviaで120FPS?
2024/11/10 14:45 カテゴリ:games
4Kテレビのためのゲーム機、PS5 Proが発売されました。
ビックカメラの抽選販売に当選し、予約したよ、って動画を出したのですが、思ったより多くの人に見てもらえましたし、楽しみにしてます、というコメントもいただいて嬉しかったです。
その後、ちゃんと発売日に我が家にもやってきました。
PS5 Proは、4Kテレビでプレイする際に、画質と動きのどちらかを犠牲にするのではなく、両方どりができる、という期待で購入したのですが、実際にどうだったかなどを共有したいと思います。
最初に結論をお伝えしておくと、我が家の環境では、綺麗な画質のまま、秒間120コマ出ているゲームも結構あって、期待以上でした。
開封
我が家のPS5は初代ですので、Pro版はスリムになったな、という感じです。
本体全面のUSBポートは、前は片方がUSB-Aでしたが、今は2つともUSB-Cなんですね。
同梱物は、ケーブル類は一通りありますが、LANケーブルはないんですね。Wi-Fi7に対応したらしいので、不要という事かもしれません。
DualSenseが付属していますが、これはムスメ用になります。自分はDual Sense Edgeを使っているので、そちらを使いますが、ムスメはPS5発売時に購入したものを4年使ってきて、結構ボロボロになっていたので、新品に交換です。
透明の脚がついており、これは、横置きのときに取り付けて使います。
セットアップ
設置場所ですが、今まで初代PS5が置かれていた、テレビスタンドの上の段に置き換えになります。
電源コード、LANケーブルは配線をやり直すのが大変なので、そのまま初代のものを使いました。
電源オン、起動して、接続してから気づいたのですが、テレビに120Hzで接続できていないようでした。
我が家のテレビは、2021年製の75インチブラビアですが、HDMIの3-4番ポートが、120Hzに対応しているはずです。
思い当たる節としては、PS5とテレビの間に、ゲームの画面に合わせて照明の色をリンクさせるHueシンクボックスというものを使っていたのですが、これが間に挟まっているからかも。
外して直接、テレビとPS5 Proを接続すると、無事120Hzが使えるようになりました。
HDMIケーブルによっては、120Hz接続などができなくなることもあるそうなので、PS5 Pro付属のケーブルを使用しました。
データ移行
本体を起動しただけでは、中身はまっさらな状態なので、初代PS5からデータ移行をしてくる必要があります。
データ移行専用の機能が用意されているので、簡単なはずですが、ここでちょっと苦労しました。
移行できるデータは、ユーザーの設定、セーブデータ、ゲーム本体、スクリーンショットなどがありますが、大事なのはユーザーの設定、セーブデータ、スクリーンショットなど、ユーザーしか持っていないデータです。
我が家の場合、ムスメがプレイの思い出として、スクショを大量に撮るので、それだけはちゃんと移行させてあげないといけない、というのがありました。
移行するものがセーブデータだけ、という場合は、PlayStaion Plusのクラウド保存機能を使えるので、もっと楽でしょうね。
ゲーム本体は、拡張M.2SSDに入っているものは、移行できないので、再ダウンロードで良かったです。
2台の接続方法ですが、同じネットワーク上に有線LANで2台とも接続して行いました。
Wi-Fi経由だと遅すぎますし、イーサケーブルで直結すると速い、というのを見かけて、一度試してみたのですが、ネットワークがつながっていないと、PS5自体が使えなかったので、諦めました。Wi-Fiでネットワークに接続しつつ、直結すれば行けたのかな。
4KテレビのためのPS5 Pro
PS5 Proのお手並み拝見と行く前に、どういう視点でお手なみを拝見するのかを明確にするために、冒頭にも4KテレビのためのPS5 Proといったことを、簡単に説明します。
ゲームの楽しみ方は色々あって、頭を使って工夫すること、他の人と競うこと、自分の限界に挑戦することなどありますが、その中の一つに、現実世界ではない綺麗な世界を体験する、というのもあると思います。
それを味わえる一つの方法が4Kテレビでのゲームプレイです。
今、4Kテレビは50インチ、60インチといった大きな画面で、ゲームの世界に入り込んだような没入感を感じやすいですし、4Kあれば、画面が大きくてもギザギザを感じにくくなります。
HDRに対応しているテレビであれば、過去のテレビよりも眩しささえも表現できますので、さらに綺麗さを味わえます。
動きの滑らかさも重要ですが、PS5でも比較的シンプルな画像の場合は、秒間60 コマというような滑らかな動きが実現できていました。
ですが、現実に近いような書き込みの細かい画像の場合、PS5の処理性能では足りなかったわけです。
そこで、処理速度をパワーアップして、書き込みの細かなゲームでも滑らかな映像を楽しめるPS5 Proが登場したわけです。
なので4Kテレビでゲームを楽しむ最後のピースがPS5 Proというわけでした。
逆に言えば、4Kテレビでゲームしない人にとっては、あまり価値がないため、色々と言われてしまうようです。
というわけで、PS5 Proは、画質を維持したまま、滑らかに動くかをみていきます。
我が家の環境
プレイ環境についても説明しておくと、我が家の4Kテレビですが、2021年製の75インチBraviaです。
PS5が出た後に出たモデルで、PS5との相性は考えられているようです。
4Kはもちろんのこと、HDR対応で、おそらく明るさも670カンデラと結構な明るさがでます。
動きの滑らかさで言えば、最大秒間120コマまで対応しているようです。
しているようです、というのは、対応しているゲームも少なそうでしたし、そもそも120コマで見れるように設定していなかったということが、今回判明しました。
たぶん、個人的には普通のテレビ番組の倍である秒間60コマ出ていれば、満足水準です。
こんな感じで、我が家のテレビは4K、大画面、HDR、最大120コマとPS5 Proを楽しむには、なかなか適した環境になっていると思います。
お手なみ拝見の方法
自分だけでPS5 Proの性能を確認するなら、単に遊べばいいわけですが、みなさんと共有するには、色々と難しい面があります。
この動画を見ている方のデバイスの画面サイズ、HDR対応、動きの表示性能はまちまちですから、自分が4Kテレビで見ているのと同じ体験はしてもらえません。
ノーマルPS5とPS5 Proの違いは、同じ画質であれば、動きの滑らかさに現れますので、基本的には、最高画質のときの表示コマ数を見ていこうかなと思います。
一応、方法を説明しておきます。
自分の普段の環境でどうみえるかが大事なので、キャプチャーボードは使わず、テレビ画面を一眼カメラで直接撮影しました。この画像の画質は無視してください。
録画は、秒間120コマのスローモーションで撮影しています。
YouTubeは、最大秒間60コマで再生できるので、この動画も60コマで作成しています。
なので、120コマのスローモーション映像をそのまま再生すると、実際の速度の1/2のスローで再生されます。これを2倍速にすると元の速度で再生されます。
この撮影環境で、PS5 Proと初代PS5で同じゲームを撮影しました。
PS5 Proに最適化されたPS5 Proエンハンスドというゲーム、そうではない普通のPS5 Proのゲーム、PS4のゲームがあるので、それぞれ見ていきます。
まずはFF7リバースですが、PS5Pro用に新たにエンハンスモードを搭載しています。
遊んだ感じは、めちゃくちゃ動きが滑らかになっていて、プレイしやすくなりました。
これは初代のPS5でFF7リバースをグラフィック優先で撮影しています。
120コマで撮影したものを60コマで再生しているので、再生速度は実時間の半分。撮影したコマは全て表示されています。
これは2倍速で再生、本来の速度になっていますが、撮影したコマの半分は失われています。
同じことをPS5 Proのエンハンスモードでやっています。
半分の速度で全コマ再生していますが、全体的に動きが滑らかになっているのがわかるでしょうか
本来の速度です。
初代PS5とProを左右に並べて再生しています。右がProですね。
動きが滑らかになっていることがわかるでしょうか。
ここからは1秒に1コマずつ再生してみます。
初代PS5では、4から5コマに1回、画面が描き変わります。
4コマだとすると、1秒間120コマ中30回書き換わる、つまり秒間30コマということになります。
PS5 Proですと、毎コマ書き換わっています。つまり1秒に120コマ、120fpsということになりますが、最初は本当かいな、と思いました。
同時に再生です。初代はパラパラしているのに対して、PS5 Proは滑らかですね。
ちょっと心配になったので、iPhoneのスローモーションで秒間 240コマで撮影してみました。
するとこちらは、2コマに1回描画されているようですので、やはり120fpsでているようです。ちょっと驚き。
YouTubeは、秒間60コマしか出せないので、完全には伝わっていないと思いますが、60コマであっても、PS5 Proの方が、戦闘シーンでの動きがよくわかるようになりました。
個人的には、30コマと60コマの違いは結構分かりますが、60コマと120コマの違いは、気づく自信がありません。まぁでも、PS5 Proが、なかなかのもの、ということはわかりました。
こちらはスパイダーマンマイルズモラレスですが、パフォーマンスProというモードがあり、これが最適な設定のようです。
Pro版は、こちらも秒間120コマになりました。ですが、元の忠実度モードでもコマ数が40近くあるようなので、違いがわかりにくいです。
ホライゾンは、パフォーマンスPro、解像度Pro、バランスProというモードができました。
解像度Proモードだと、秒間コマ数は30コマに固定されているようです。
パフォーマンスProが推奨のようで、こちらは秒間120コマでています。高画質のモードのコマ数をあげるのではなくて、コマ数の高いモードの画質をあげるようです。
このキャプチャで、画質はわかるでしょうか。自分としては、推奨のパフォーマンスProの画質で十分だと思いました。
ホグワーツレガシーは、新しいモードはなく、従来のモードの画質が強化される雰囲気。
高画質モードでは、コマ数は固定のようです。
バランスモードは秒間60コマでているので、この画質が許容範囲かどうか。個人的には、これで十分。
バルダーズゲートもクオリティモードでは、30コマが固定されているようで、パフォーマンスモードの比較になります。もともと120コマでているようで、これも画質で比較しないといけなそうです。
比較はありませんが、NoMan’s Skyも120コマでているようです。
ここからはPS5 Pro エンハンスに対応していないゲームです。
まず、FF16ですが、画質優先モードで30コマだったものが、PS5 Proでは60コマになっています。
デススト、ゴーストオブツシマ、アーマードコア6については、元々PS5でも秒間60コマあったようなのですが、PS5 Proでは120コマになっているようです。
FF14、GT7、PS4ゲームですがモンスターハンターアイスボーンは、もともとコマ数は多いようで、PS5 Proになったからといってコマ数が改善した感じはありませんでした。もう上がりきっている感じですね。
ここまでの結果をまとめてみたのがこちらです。
なんと、今回試したほとんどのゲームが秒間120コマで遊べるようになった、という結果でした。
最初の結論に、期待以上としたのですが、元は30コマのゲームが60コマで遊べるようになればいいなと思っていて、実際には60に届かないケースも多いのかな、と思っていました。
それが実際に試してみたら、120コマがほとんどだったので、これは期待以上、と言わざるをえません。
もっとも自分の計測方法などが間違っているかもしれませんが、実際に遊んでみた感じでは、動きの滑らかさで不満を持つケースはなかったので、計測方法が間違っていたとしても、PS5 Proを買った期待は叶えられています。
詳しいことはわかりませんが、これがPSSRの恩恵なのでしょうか。
いくつかみた記事では、PSSRでコマを生成しているのではなくて、低めの解像度をPSSRで高解像度化するらしい。実体のリソースはコマ生成にあてて、描画をAIで処理しているということかも。
今回死ぬほどコマ送り画像をみたんですが、一コマずつの動きは、確かにちゃんとしていたなとは思いました。
ただ自分の場合は、120コマでていても、スパイダーマンのように40コマ以上ぐらいで、見分けがつかなくなる感じなので、ちょっと猫に小判的な感じもありますね。
整理してわかった気をつけたいことは、ホライゾンやホグワーツレガシーなどのように、高画質モードでフレームレートをあげるのではなくて、フレームレート優先モードで、画質を上げるパターンもあるので、いくつかのモードを試してみて、一番画質と動きのバランスのいいものを選択したいところです。
若干余談ですが、意外と30コマしかでないゲームも少ないですね。
それとPS5でしか遊べないか、先行販売されているタイトルも多い気がしました。PCゲームは、相性問題が複雑で最適化が難しいという話しはよく聞くので、ゲームを楽しむならPS5、というのはこれからも続きそうです。
今の不満は、新しいPS5 Proが来たのに、ろくにゲームで遊べていないので、この動画をアップして、楽しみたいと思います。
初代PS5の活用方法も動画にしたかったのですが、長くなったのでまた別の動画にします。
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PS5Proを予約してみた
2024/10/10 14:40 カテゴリ:games
PS5 Proの予約が始まっていますが、自分も予約をしてみたので、そのことを共有します。
とにかく高い
PS5 Proは、最初それほど購入したいと決めていたわけではなく、12万円という価格が発表されてからは、余計に購入意欲は減っていました。
家庭用ゲーム機は、プレステシリーズを1から5までずっと買ってきていますが、いままでは、高くても5万円ぐらいまでで買えていたものが、倍以上になってしまったわけです。
加えて、今年はApple Vision Proに60万円も使ってしまったので、控えめにしようかと。
ただPS4の時、4K表示に惹かれてPS 4 Proにしていましたし、最近では、PS5を2台体制にしようかとも思っていたので、価格が高くなければ、買う可能性は十分にありました。
変わった理由
買う気はなくはなかったけど、高すぎるな、と思っていたところ、考えが変わって、予約に踏み切ったわけです。
理由は2つあって、そのきっかけは、4K60fpsでプレイしたい新作ゲームの情報がでてきたこと。
まず東京ゲームショウでゴーストオブヨウテイが発表になりました。
前作のゴーストオブツシマは、DLCも込みでトロフィーをコンプリートまではプレイして、かなり楽しみました。
ヨウテイはツシマの続編ではないでしょうが、同じシリーズとなれば、やはりプレイしたくなるものです。
前作はPS4で最初にリリースされましたが、PS5でおそらく、グラフィック面もさらにパワーアップしているでしょう。
これは4K60fpsでプレイしたくなります。
あと、モンハンワイルズ。
世の中的な流れですが、モンハンワイルズは、PCの推奨スペックがかなり高水準になった、ということで、それに比べるとPS 5 Proのスペックも結構ありでは、みたいな感じになりました。
自分は、モンハンは、アイスボーンを途中で終わっていますし、ライズはプレイしたものの、サンブレイクはやっていないので、ワイルズをプレイするかは、正直決めかねてはいるのですが、もしやるとなったら、4K60fpsでプレイしたいです。
それ以外にも、来年はデスストランディング2も来ます。
今後、発売されるメジャーゲームは、今のPS5より高いスペックを必要としてくるという感じ。
PS5も発売より4年経ったので、ゲームの方も高度化していき、それに合わせて要求スペックが上がっていくのは、致し方ない気がします。
であれば、PS6までの繋ぎとしては、PS5 Proにいっておくのもありなのかも、というのが理由のひとつです。
画質が動きか
理由のもう一つは、今までもでしたが、今後はより画質と動きのトレードオフの選択を迫られるのかも、と思ったことでした。
アメリカでPS5 Proを先行体験された方の動画で、FF7リバースの比較映像が出ていました。
気になったのはPS5 Proの画質がきれいか、というよりは、PS5のグラフィックモードとパフォーマンスモードってどれぐらい差があったっけ、というところ。
自分はFF7リバースをグラフィックモードでプレイしていたか、パフォーマンスモードのどちらでプレイしていたか覚えていませんでしたが、確認してみたところ、グラフィックモードでプレイしていました。
試しにパフォーマンスモードにしてみたのですが、4K 75インチで見ると、かなりひどいグラフィックでした。
たぶん、そのひどさに耐えきれずに、グラフィックモードにしていたようです。
一方で、グラフィックモードでは30fpsは出ていると思うのですが、フレーム数が少なく、動きはパラパラしています。画質と動きがトレードオフになっているのですが、過去の自分は、まだ動きの粗さの方が我慢できると思ったようです。
ホグワーツレガシーも比較してみましたが、バランスモードで遊んでていて、FF7リバースほど酷さは感じませんでした。ですが、動きも画質もよりいい設定があり、動きを取れば画質が落ち、画質を取ると動きが粗くなるというトレードオフが発生しているのは、FF7リバースと同じでした。動きと画質を両立できないというのは残念さを感じます。
スパイダーマン2は、モードの違いでそれほど差は感じなかったです。
この3本はPS5ですでにプレイしたことのあるゲームですが、画質と動きの設定を確認して思ったことは、今後発売されるゲームでも、画質と動きのどちらかを選択することを迫られ、どちらかを諦めざるをえない。ちょっと、もったいないなぁと。
ゲームは長時間楽しめる娯楽ですが、同じことの繰り返しではなく、ストーリーなどがあって、だいたいはクリアまでの一度きりのプレイになります。一度きりしかないそれぞれの瞬間で、動きも画もできるだけいい状態でプレイしたいものです。
もう一つ、先ほど設定を比較した3本のゲームは、いずれもプレイが途中で止まっています。クリアしておらず、1/3から半分ぐらいまで進めて放置しています。
なぜ放置しているのでしょうか。
それぞれのゲームが自分に合っていない、とか、他にもっと面白いゲームがある、とかありますが、
自分の好み的に、動きよりも画質を優先する傾向があるのですが、その結果、動きがパラパラしていることで、無意識的にプレイがあまり楽しく感じず、放置してしまっているのかな、とも思いました。
逆のパターンですが、最近遊び始めたゼンレスゾーンゼロは、アクションが楽しいゲームですが、アニメ調のグラフィックで描画負担が少ないため、4Kでもおそらく秒間60コマはでていると思います。
さきほどの3作は、グラフィックの書き込みが細かい、いわゆるフォトリアル系のゲームなので、画質と動きがトレードオフになりやすいのかもしれません。
さきほどあげたような今後発売される楽しみにしているゲームは、いずれもグラフィックの書き込みが細かいフォトリアル系のものです。
ということは、画質と動きのトレードオフが発生する可能性が高く、その選択の結果、たのしく感じなくなってしまうと、かなりもったいない、と思ってしまったわけです。
どうせ遊ぶなら、できるだけいい状態で楽しく遊ぶ、と考えると、動きと画をより高い水準で両立させられるPS5 Pro もありかな、と思い始めたわけです。
ディスプレイ環境
PS5 Proの要不要議論の中で、PS5でも画質が十分高いので、これ以上良くなっても気づかない、というものがありました。
一人暮らしや自分の部屋で、24インチのディスプレイなどでPS5を楽しんでいる方は、Proにする必要はかなり薄そうです。
この例は、たまたま家にあった、16インチフルHDのモバイルディスプレイにFF7リバースを表示させてみましたが、これでは、グラフィックモードもパフォーマンスモードもほとんど区別がつきません。
我が家の場合は、2021年製のBravia75インチで遊んでいるのですが、このテレビはPS5との組み合わせを意識されているようで4K120fpsまで対応しています。
このサイズでは、さすがに解像度は4Kでないと厳しいです。
グラフィックモードとパフォーマンスモードでのグラフィックの差も激しく、誰でも見分けがつくと思います。
最近見たソニーの開発者のインタビューや、ソニーからきたPS5 Proの案内によると、PS5 Proは4Kテレビでのプレイをターゲットにしている、とありました。
4Kテレビで遊ぶならPS5 Pro、ということなので、自分にはPS5 proにする意味がありそうです。
ゲーム配信者の方なんかをみると、ほとんど自室とか配信部屋の27インチぐらいのモニタでプレイしているようで、大画面テレビを使っている人はあまり見かけないので、そのような環境の人は確かにPS5 Proは不必要ということかもしれません。
vs. ゲーミングPC
PS5 Proに12万円払うなら、ゲーミングPCを買った方が良い、という意見もありました。
これはおそらく、ゲームしかできないPS5Proよりも、多用途に使えるPCがよい、ということだと思いますが、まだPCを持っていない中学生、高校生などはそうかな、と思います。
自分の場合は、メインPCはすでにMacを使っているので、PCしかできない多用途の部分はすでにカバーされています。自分の場合は、今からゲーミングPCを買っても、PCの多用途の部分は使わないので、無駄になります。
一方で、Macにはゲーム以外のことは普通になんでもできますが、まだあまりゲームが揃っていないですから、Macの弱点を補完する意味で、ゲームが豊富に遊べるPS5 Proの方が適していました。
あと、大画面のテレビで遊ぶのであれば、接続切り替えや、キーボードマウスを使わず、パッドだけで完結するゲーム専用機の方が適しているかなと思います。テレビにPCを接続するのはできなくはないですが、使い勝手はかなり悪くなります。
ぼったくり価格なのか
PS5 Proの価格は、税込で12万円と過去の家庭用のゲーム機の常識からすると非常に高いわけですが、20万円ぐらいするゲーミングPCでしか味わえない体験を12万円でできると、むしろ割安、ということにはなります。
仕事には高いPC、遊びには安いデバイスという序列は、社会の雰囲気的にはありそうに思いますが、実際にはほとんどの仕事には、そこまで高いスペックは必要ありません。
エクセルやパワポが、M4 Maxが必須で、M1だと厳しい、なんてことにはなっておらず、スペック的には圧倒的に劣るM1でもサクサク動くわけです。
PCの用途の中で、高いスペックを必要としていて、最大限に使い切っているのはフォトリアル系のゲームなわけです。仕事より、遊びの方がスペックが必要なんですね。
PS5 Proは、昔のゲーム機基準だと高いけど、PC基準だと安いということになるわけですが、そこまでのデバイスの性能を使い切ったゲームがたくさん存在していて、ダウンロードなどだけで手軽に楽しめる時代は、それはそれでいい時代になったな、と思います。
とはいえ、PS5 Proの12万円は、デバイスの額としてはかなりまとまった金額なので、価格の内訳もみて、妥当性も考えてみました。
PS5 デジタルエディション 6.6万円
M.2 SSD +1TBアップ 1.2万円
性能アップ分 x万円
消費税 1.1万円
合計 12 万円
PS5 Proは、ディスクドライブは標準では非搭載ですので、無印のデジタルエディションのグラフィックがパワーアップされたもの、と考えられます。
Proでは、本体ストレージも2TBに増設されているので、その分も加味すると、性能アップ分は3.1万円ぐらい。
処理性能のアップ分と考えると妥当な範囲な気もしますし、本体価格の1.5倍と考えると割高にも感じます。
ちょっと別の製品ですが、Mac miniのM2とM2Proを比較すると、
無印M2チップだと14.5万円、チップが強化されているPro版だと18.5万円と、4万円の差です。
この差ですが、M2 Proの方がCPUが2コア、GPUが、1.6倍の6コア増えています。
PS5とPS5 ProのGPU性能が1.67倍だそうですので、似たような感じですね。
GPU性能のパワーアップで+3万円は、妥当な範囲内に感じてきました。
抽選応募してみた
こんな感じで、PS5 Proを買ってもいいかな、と思い始めたのですが、まずはビックカメラの抽選販売に応募しました。
探し回れば、先着販売で確定購入できるところがあったかもしれない
のですが、ゴーストオブヨウテイとか、デススト2はまだ発売されていないので、そこまで焦ってはいなかったわけです。
ビックカメラは、iPhoneやMacの購入でこれまでもよく使っていますし、2020年のPS5の販売開始時も抽選応募して、当選しています。
昨今、転売対策が強化されてきて、購入履歴などもみられるようなってきていますし、あまり購入先を散らさない方がよいかもと思い、敢えて抽選販売のビックカメラを選びました。
その後ですが、Amazonでは応募して当選すると招待制で購入できる仕組みがあったので、こちらも応募してみました。
そうすると、意外と早く招待が来たので、いったんはこちらで購入手続きをしました。
実際の支払いまでは、まだ猶予があるとおもうので、ビックカメラの抽選結果が出て、ポイント還元の状態などもみて、最終的に買う店舗を決めようと思います。
発売日に入手できることは確定しましたので、PS5 Proが発売になったら先ほどの放置していた3本のゲームの続きをやろうと思っています。
FF16のDLCもまだ手をつけていないので、ゲームブースト機能で多少、快適に遊べるかも。
初代PS5は
PS5 Proが入手できれば、Braviaと接続して遊ぼうと思っていますが、今、繋いでいる初代PS5をどうするか。
最初の方に、PS5を2台体制にしようと思っていたといったのですが、これは、PS5をムスメと使うタイミングが重なることがあるためですね。
ムスメも親に似たのか、どうせゲームを遊ぶなら、大画面といいサウンドでプレイしたいのでテレビでプレイしたいわけですが、夜などはプレイしたい時間が重なることがあります。
そうなると、今までは、自分がFF14をMacとVision Proの組み合わせでプレイしたり、iPadのゲームをVision Proでプレイしたりと、分けていたのですが、ゲームを起動する側は、やはりPS5の方が簡単ですし、安定していて遊びやすいわけです。
なのでPS5 Proが来たら初代PS5は、自分のデスク側に持ってきて、ムスメがテレビを使っている時に、Vision ProやPSVR2と繋げて使おうと思っています。
まとめ
価格が高すぎると思ったPS5 Proですが、
今後数年、4Kテレビで遊ぶ時に、画質と動きのトレードオフで悩む必要がなくなる
価格も、冷静に性能を考えると、仕方ない範囲かな
ということで、予約してみた、という話でした。
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