DPT-RP1用にKindle自炊をやってみる

電子書籍用端末として、Boox NOVA2と買って、ほぼ同時にソニーのDPT-RP1を買ってみたが、マンガを読むなら、明るい場所であれば、圧倒的にDPT-RP1の方がよい。

売られているマンガの単行本は、NOVA2サイズではあるが、元は雑誌サイズで連載されていたものが多いし、紙の原稿の場合は、元から大きなサイズで書かれている。ある程度の大きさで読んだ方が迫力が違う。

ただ、DPT-RP1は、PDFファイルしか扱えないため、Kindleなどの電子書籍は読めない。
同じBooxでも、NOVA2ではなく、A4サイズのMAX3であれば、電子書籍も読め、A4サイズも読め、完全にいいところどりだったわけだけど、値段が高すぎ。

Nova2と中古DPT-RP1の2台合わせても、MAX3よりは3万ぐらい安かったので、いったんは我慢。

だがDPT-RP1でも、少し手間はかかるが、Kindleなどで購入した電子書籍を読む方法がないわけではない。
スクリーンショットを撮ればよい。

自動で全ページ分のスクショを撮り、自動で加工して、PDF化する、ということができれば、DPT-RP1でも読める。当然、できたPDFは、自分以外の人に渡したりしてはいけない。

具体的なやり方だが、Kindleの場合は、Macアプリがあるので、そのアプリを使って、まずスクショを撮る。

MacでもKindleのスクリーンショットを自動化したい!【RPA】

この記事が参考になる。
Mac標準についてくるスクリプトエディタを使って、ページ送りとスクリーンショットを自動化している。

4Kディスプレイでスクショを撮ると、かなりでかい、解像度のよいスクショが撮れる。300DPIのDPT-RP1でも、精細さにはまったく問題はない。

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できたスクショは、いらないUI部分も撮れてしまっているので、トリミングが必要。
Automatorを使う方法も紹介されているが、
XnViewMPというアプリが優秀だった。

XnViewMPを使うと、一括変換という機能で、画像ファイルに大して、同じ加工を一括でかけてくれる。

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設定したのは、トリミングとリサイズ、色深度をグレースケールに変更、という3つ。あとは保存形式もPNGから、JPEGに変更している。

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スクショしたファイルを全部選んで、一括変換をかけると、全ファイルにその3つの処理をかけてくれて、別ファイルに保存。

変換が終わったら、できたファイルをFinderのクイックアクションにして、PDFにまとめるだけ。
できたPDFファイルをDPT-RP1の同期フォルダに放り込む。

これで、Kindleで購入したマンガは、DPT-RP1でも読めるようになる。

(くれぐれも、これで作成したPDFを他の人に渡してはいけない)


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