Vision Proがきて5ヶ月
2024/12/01 14:52 カテゴリ:Vision Pro
Vision Proがきてから5ヶ月が経ちましたが、前回の2ヶ月経った時の動画から5ヶ月経つまでの間に試したことなどを共有します。
最初に、Vision Proの全体的な利用頻度ですが、あまり変わっておらず、今も毎日被っています。
まず9月にVisionOSがアップグレードして バージョン2になりました。
VisionOS 2になって、自分的によくなった点は
- 必要なアプリがすぐに起動できる
- マウスが使えて細かい作業ができる
- 日本語が入力しやすくなった
- iPadやiPhoneの画面が見られる
この4つでしょうか。
まずはアプリの呼び出し方が大きく変わりました。
以前は、画面の上の方にあったドットを注視して、タップしていましたが、
VisionOS2からは、手のひらを見えるようにすると、親指と人差し指の間に丸が出てきて、指をくっつけると、アプリのホームが表示されます。
表示されたホームも自分の好きな順にアプリを並べ替えられるようになりました。
VisionOS のネイティブアプリだけでなく、iPadアプリもフォルダからだして並べ替えられるようになりました。
Vision Proでよく使うアプリを最初のホーム画面に集めておけるようになったわけです。
iPhoneやiPadでは当たり前のことですが、最初のVision Proは、ホームの呼び出しも手間がかかり、アプリの並べ替えもできないところからスタートしたので、ようやく少し便利になり実用性が増しました。
マウス使える
これまた地味な機能ですが、マウスがつかえるようになりました。
今まではMagic TrackPadは使えたのですが、マウスは使えなかったんですね。
マウスが使えるようになったことで、Keynoteのオブジェクトの移動や変形など、細かい操作もできるようになりました。
マウスが使えるようになると、普通のMacのような感覚で作業できるので、空間コンピュータ感が強くなりますね。
使えるマウスはサードパーティ製のものでもよいようで、自分はMicrosoftのArcMouseを繋いでいます。
iCleverのトラックパッド付き折りたたみキーボードのトラックパッドも使えるようになっていました。
日本語入力の改善
日本語入力も使いやすくなりました。
変換候補が、入力位置のすぐ下に表示されるようになったんですね。
以前は、テキストプレビューという別ウィンドウに表示されていて、今もそれはあるのですが、変換する際には、変換候補がこのテキストプレビューにしか表示されないので、視線の移動を余儀なくされていて、非常に使いにくかったのが、大幅に改善されました。
AirPlayレシーバー
MacとVision Proの連携は、Mac仮想ディスプレイという形で、Macの画面を映すことはできたのですが、iPhoneやiPadの画面は写せませんでした。
Vision OS2ではAirPlayレシーバーという機能が搭載されて、iPhoneやiPadの画面をミラーリングで映すことができるようになりました。
Macの仮想ディスプレイとの違いで言えば、仮想ディスプレイの場合は、Macのマウスやキーボードの操作をVision Proのアプリにも反映することができたのですが、このAirPlayのミラーリングでは、Vision Proのアプリに対してはiPadなどのタッチ操作などを反映することはできません。
といっても、Vision Proのアプリは、従来通り視線とジェスチャで操作できるので、それほど大きな問題ではありません。
一方で、Mac仮想ディスプレイの場合は、Macの音声をVision Proのスピーカーから出すことはできなかったのですが、AirPlayミラーリングの場合は、iPadの音声をVisionProのスピーカーから出力することができます。あるいは、VisionProに接続したAirPodsから、iPadなどの音声を流すことができます。
iPadでは、と説明してきましたが、AirPlayレシーバー機能なので、iPadだけではなく、MacからもAirPlayのミラーリングとして出力することもできます。この場合も音声は一緒に送ることができます。Macの場合は、仮想ディスプレイとAirPlayミラーリングを選べるようになりました。
Vision ProがAirPlayレシーバーになることで、個人的にはiPadとの連携がよくなったなぁ、と思います。
MacBookだと、Vision Proを一緒に使うことで、どこでも大画面作業ができましたが、iPadでも、MagicKeyboardを使い、AirPlayレシーバー機能を使うと、ほぼ同じことができるようになりました。
作業的な面だけでなく、iPadのネイティブゲームもほぼ遅延なしに、Vision Proの大画面で遊ぶことができます。
PS5をリモートプレイする時も、以前はMacを経由する必要があったのですが、この中継の役割もiPadでもできるようになりました。MacよりもiPadの方が、アプリの扱いが楽なんですよね。
iPadを有線接続するとさらに安定性が高くなるので、Belkinの有線LANアダプタを導入して、ベランダでリモートプレイしたり、
寝室でもiPadを有線LAN接続して、ベッドで大画面プレイしたりもできるようになりました。
こんな感じで、VisionOS2になって、Vision Proの使い勝手が順当に上がっている感じですが、12月と言われているバージョン2.2では、Mac仮想ディスプレイがワイドディスプレイに対応ですね。
ベータ版を利用している方の情報では、幅は10Kらしいです。
Macの作業領域が10Kあってもなかなか使いにくいのではないかと思っていますが、自分の予想では、この幅はMacから、3D映像をキャストするために使われるのでは、と思っています。
MacのOSアップデートで、ウィンドウ単位のAirPlayもリリースされるらしいので、Macで3D映像をキャストして、VisionProで立体視を視るような流れを予想しています。
Wi-Fiアダプタを見直し
iPadを有線LANで接続し、AirPlayでPS5をプレイする、ということができるようになりましたが、Vision Proから、直接PS5のリモートプレイする方法の改善も試してみました。
見直す対象は、Wi-Fiアダプタ。
我が家ではVision Pro専用にWi-Fiアダプタを用意していて、以前はTP-Linkのものを使っていたのですが、これをバッファローのWXR-5700AX7Pというのにしてみました。
選んだポイントは、外部アンテナで安定性が良さそう、という点。
今時、Wi-Fi7対応のWi-Fiルーターも出ていますが、この機種はWi-Fi6にしか対応していません。Vision Pro自体がWi-Fi6にしか対応していないのと、Wi-Fi7も6Eも遠くに飛ばすための技術だと理解したので、ほぼ同じ部屋の中だけでしか使わないVision Proの場合は、Wi-Fi6で十分だと考えました。その分購入価格は2万円を切っていたので、安く買えたかなと思います。
実際に使ってみたところ、TP-Linkの時は、しょっちゅうアクセスポイントとの接続が切れていたのですが、バッファローにしてからは、かなり減った気がします。ほとんどきれないですね。やはり外部アンテナは強い、ということでしょうか。
PS5リモートプレイの接続も安定性がかなり増し、ゲームプレイが出来なくなるような酷い遅延は無くなりました。
ただ残念ながらカクツキはなくなっていません。
調子のいい時は30FPSでていると思うのですが、電波の状況なのか、かなりの時間帯は30FPSを下回っている感じもあるのでまだまだですね。P2P接続を活用するMacやiPadを経由した方が快適にプレイできます。
接続が安定したのでまぁよしとしましょう。
今まで使っていたTP-Linkの方は、ムスメの部屋に設置して再利用しています。
装着性の改善
この期間もVision Proの装着性の改善を進めました。
ANNA PROが一番良いのでは、という結論は変わっていないのですが、バッテリの後頭部マウントに不満があったので、そこを改善しました。
不満は、バッテリーを後頭部にマウントするときに、今までは面ファスナーだけで固定していたので、プラプラして扱いにくかった、という点です。
解決方法として、Amazonで、Vision Proのデュアルループバンドに装着して、後頭部をサポートするパーツを見つけました。BOBO VRにも似たようなパーツがあります。そこにバッテリーを固定することで、プラプラせずに装着しやすくなりました。
ヘッドレストに当たる部分は、できるだけ硬いものがくるのは避けたかったのですが、今はバッテリーをちょっと上にずらすぐらいになってますね。そこが残った改善点でしょうか。
あとANNA PROは、長さや角度が固定されているのが、使いにくいと思ったので、調整できるストラップをみつけて、良さそうと購入してみたのですが、これは失敗でした。
確かに調整の自由度は高いのですが、軽く作るためなのか、バンドの部分が薄い素材でペラペラしています。ライトシーリングを装着せずに使うと、Vision Proのアームの幅を維持できずに、Vision Proの本体が顔側に寄ってきて、近すぎる、という警告が出ます。つまり、ライトシーリングを使うことが前提となっているわけです。
ANNA PROは融通が効かない代わりに、幅が固定されているため、Vision Pro本体が顔に近づかないので、ライトシーリングを外した運用が可能になっていた、ということでした。なかなか難しいですね。
結局、ANNA PROが一番よい、という状態がキープされています。
ライトシーリング周りで言えば、ひどい夏の暑さがすぎさったので、ベランダでVision Proを使う機会も増えました。
この場合、ライトシーリングを外すと、隙間から光が入って誤動作することがあるので、一時的にAirCoverを復活してみました。
しばらくはその状態で使っていたのですが、その後、バッテリーの後頭部マウントを装着すると、特に上向の姿勢の時など、顔寄りに引っ張られることがでてきて、警告がでるようになりました。なのでノーズパッドも復活。が、やっぱり鼻に跡が残るのと、少し痛い。
結局、誤作動防止したい時だけ、着脱しやすい純正のライトシーリングを使う、という結論に。元の状態に戻ってきました。
最後に
普段の仕事はリビングの奥でしているのですが、気温が下がってきて、寒くなってきました。
日がでているときは窓際は暖かいので、VisionProとマウス、キーボードを持って、ワークチェアだけで窓際で仕事をしてみました。暖かくて暖房いらず。
場所移動のしやすいVision Proの恩恵ですね。
こんな感じで、Vision Proを毎日楽しく活用していますが、PS5で4Kゲームをする方法がかなり良かったので、また紹介したいと思います。
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