VisionPro装着感改善ANNAPROでいいのかも
2024/09/16 16:57 カテゴリ:Vision Pro
いままで、Vision Proの装着感を改善するものとして、BOBO VR、ソロニットバンドについて動画をアップしてきましたが、その後、さらにいくつか試してみたことを共有します。
結論としては、今のところANNAPROというところのVision Pro用ストラップでいいのでは、という感じです。
AirCover 2.0
BOBO VR導入後に、Vision Proの装着感を改善するために買ったアクセサリは3種類あるのですが、まず最初はInfinity One というところのAirCover 2.0です。
AirCoverを知ったのは、YouTubeとかでおすすめ動画に出ていたのだと思うのですが、特に欲しいと思ったわけではありませんでした。
買うつもりはなかったけど、海外の商品のようだったのでApple Payで送料いくらかな、とみようと思ったら、注文が通ってしまっていました。完全に事故購入ですね。
3Dプリンタで作られたものらしく、高級感とか全くないのですが、本体価格はものの割には高め、さらに日本までの送料が3000円ぐらいと、めちゃくちゃ高いです。
AirCoverはどういう商品かというと、Vision Proのライトシーリングの代わりとして使うもので、純正が顔面に全体的に接触するのに対して、AirCoverの場合は顔面との接触面は、おでこの上の方に限定されています。
なので、純正のライトシーリングと違って、顔の横、ほおのところが解放されていて、その点の圧迫を感じなくなっています。ムレがないのもいいところ。
加えて、左右には、隙間を隠す別パーツがあるために、ライトシーリングを使わないのに没入感は少し高くすることができます。
AirCoverの取り付けは、SIMピンなどを使って、Vision Proの左右のアームを取り外して、AirCoverを差し込み、アームを戻します。
戻したあとで、左右のカバーを取り付けます。
バッテリーを後頭部にマウントして、前後の重量バランスを取っている前提で、純正のライトシーリングよりも快適なことは間違いありません。
ですが、顔面に分散していた重量が、おでこ上部に集中することもあり、2時間ぐらいが限界な気がします。
純正のライトシーリング単体だと、自分の場合は30分も持たないので、それよりも大分といいのですが、前後に挟む方式だけでは、快適な装着、というにはやはりちょっと難しいかもしれません。
ノーズパッド
次に試してみたのが、しのぶ工房のノーズパッド。
YouTuberの方が紹介されていたので、即、購入してみました。
モノとしては、Vision Proのレンズの間に装着して、メガネのように鼻で支えるものです。
紹介した人の補足によると、これは単体で使うよりも、先ほどのAirCoverのように、他に頭などに重量を分散させる方法と併用するようです。
鼻に当たる部分はあるものの、自分はメガネ歴が長いので、メガネと同様の形式であれば、あまり違和感を感じないのでは、と注文してみました。
これも3Dプリンタで作られたモノですが、価格はめちゃくちゃ良心的で、注文後すぐ到着しました。
取り付けは、Vision Proの真ん中内側にひっかける形で装着。鼻に当たる部分には、スポンジが付属していましたが、このスポンジは触り心地も悪く、面で鼻と接触する形になっていて、違和感がありました。
なので、Amazonでメガネ用のシールで貼ることのできる鼻パッドを購入して、取り付けています。
実際の使用感ですが、最初、AirCoverと併用してみたのですが、オデコと鼻のバランスが取れれば、かなり楽になりました。
AirCoverだけだと、2時間が限界でしたが、ノーズパッドをつけることで、時間での限界はなくなったかもしれません。
難点を挙げるとすると、Vision Proのガラス面を保護するTPUのカバーと干渉するところでしょうか。
無理して併用はできますが、実際にケースが役立つ場面は何回もあり、ガラス面は保護したいところなので、ちょっと気になるところです。
Anna Pro
最後に試してみたのは、ANNAPROというストラップです。
これはVision Proの左右のアームの間を渡す樹脂製のストラップになっていて、内側にスポンジを取り付けることができます。
調整機構などはなく、スポンジの厚みが2種類付属します。
取り付け時は、ソロニットバンドは外す必要がありますが、アームは外す必要はありません。
先に買ったAirCoverとは、頭と接触して保持する場所が、微妙に違うので、同時に使うこともできました。
購入の目論見としては、AirCoverとノーズパッドで分散した接触箇所をさらに分散させることで、一箇所にかかる圧力を減らすことができるのでは、というところです。
で、いろいろ試した結論ですが、AirCoverやノーズパッドを使わずに、ANNAPROと面ファスナーを組み合わせたセッティングが一番よさそう、ということになりました。
まずノーズパッドですが、鼻に接触すること自体は慣れているので耐えられるのですが、無接触であればそれに越したことがないわけです。
ノーズパッドを外して、AirCoverとANNAPROだけにしてみたところ、確かに頭にかかる重量は増えるものの、許容範囲だったので、であれば、カバーとの干渉も気になるので外してしまうことにしました。
ANNAPROとAirCoverとの併用ですが、確かに圧力は分散になっていました。
ただ、2つ使うので重量が増えているのも気になるので、ANNAPRO単体なら、意外といけるのでは、となりました。
一方で、ANNAPRO単体だと、BOBO VRなどと違って、位置や締まりを調整できないし、あまりフィットせず、ずり落ちる感じが気になります。ずり落ち感をなくすには、ソロニットバンドをかなりぎゅっと締めることになって、頭が痛くなります。
そこで、結局いつもの面ファスナーの投入。
縦方向に調整可能な面ファスナーを加えることで、ずり落ち感を軽減。
同時に、2本の面ファスナーがおでこにかかっていた圧力を分散。
面ファスナーの長さで、ベストセッティングをある程度固定できるので、装着時のセッティング作業の時間短縮となりました。
このセッティングであれば、ソロニットバンドのダイヤルは完全に緩んだ状態でも使うことができ、前後の圧迫も頭の締め付けもほとんどありません。
◼️違い
AirCoverとANNAPROは似たような仕組みですが、違いは、頭のどの部分で接触しているか、という点。
AirCoverはおでこの皮膚部分で接触しているのに対して、ANNAPROはおでこの上の髪の毛がある部分で接触しています。
AirCoverだと、前後の締めつけでVision Proを固定するのに対して、ANNAPROは、もう少し頭の上側にあるので、前後ではなく頭の上に載せる形になります。
またAirCoverは、おでこで支えるため、皮膚に直接接触する部分が多く、接触面がヒリヒリして来て、耐えられなくなってきます。
ANNAPROの場合は、おでこの上の髪の毛のある部分で接触するので、ヒリヒリはなりにくいですね。帽子を被っている感覚です。
装着感
完成したセッティングの付け心地ですが、BOBO VRの、頭に載っけておくだけでいい、というラフな感じには及ばないものの、かなり近いところまではきていると思います。
逆に、フワフワした感じはなく、適度なフィット感があるので、大きめの動きがある時でも、安定して装着することができます。
装着方法ですが、まずソロニットバンドのダイヤルは完全に緩めて、伸びる状態にしておいてから、前髪をあげながらANNAPROのスポンジ部分に頭をあてます
その後、バンドやバッテリー位置を調整。
自分の場合は、そのままではVision Proと顔の距離が遠くて、アラートがでてしまうことが多いので、ソロニットバンドのダイアルを結構締めて、OpticIDの認証を突破します。
そのあとは、ダイヤルを適度に緩めて、楽な状態で使っています。
ライトシーリング
ANNAPROとAirCoverは併用できるわけですが、純正のライトシーリングも併用できます。
シーリングの周りのクッションをつければしっかりホールドでき、隙間もありません。
クッションを外すと、隙間はできますが、顔に密着しなくなるので、むれや圧迫はなくなりつつ、そこそこの没入感になります。
AirPods Maxとの併用が可能
BOBO VRと比べて、ANNAPROの利点は、AirPods Maxが使えることです。
BOBO VRだとフレームに厚みがあるので、AirPods Maxと干渉してしまうのですが、ANNAPROの場合は、ソロニットバンドを使うので、干渉せずに使うことができます。
AirPods Proは、そういったフレームの干渉問題はないのですが、AirPods Maxの方が、バッテリーが長時間もつので、Vision Proで長時間作業する時には、バッテリーを気にするものをひとつ減らすことができます。
セッティングととりつけ
面ファスナーのセッティングを紹介しておくと
ソロニットバンド側を保持するループを2本
調整ができるようリングを取り付けておきます。
ANNAPRO側にもループを2本取り付け、リングを出しておきます。
ANNAPROを取り付けます。
ANNAPROは、バンドが外れていれば差し込むだけで取り付けられます。
ソロニットバンドをとりつけます。
前後ろのリングができているので、これを面ファスナーで繋ぎます。長さは仮なので、緩めにしておきます。
ここで一度被って、VisionProが正しく動作するようにします。
被った状態のまま、面ファスナーを締めます。ポイントは、Vision Proが持ち上がるほどには締めすぎず、そのままの位置になるぐらいに締めるところです。
長さが調整できたら、バッテリーをとりつけます。
バッテリーは、ソロニットループの真上に付けてしまうとワークチェアのヘッドレストなどに当たってしまうので、少し上側にぶら下がる感じで付けます。
再度被って微調整すれば完成。
今のところ3週間ぐらい使っていますが、バッテリーの取り付けが少しグラグラするぐらいの不満点だけなので、しばらくはこれが一番いいかなと思っています。
ANNAPRO自体は、手軽でいいのですが、角度や締め付け具合を調整できないので、その辺が改善されるともっといいかな、と思っています。
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