AirDisplayを使ってiMacの中身をMacBook Airに入れ替える

MacBook AirをMid 2011にしたのは、メインマシンであったiMac Mid 2007よりもCPU性能が速くなったので、iMac買い替えまで、Airをメインマシンのつなぎにできる、と思ったので。

ただ古くなったとはいえ、iMacは、21インチで、画面が大きいという利点がある。
Air用に外付けディスプレイでも買えば、大きな画面の恩恵を受けられるが、わざわざ買うのももったいない。

ふと思いついたのが、
AirDisplayを使えば、MacBook Airの画面をiMacに映し出せるのではないか、ということ。

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AirDisplayは、iPadなんかをMacのサブディスプレイできるアプリとしておなじみ。

これのMac版もあって、あるMacのディスプレイを別のMacのサブディスプレイにできる。

実際にやってみたところ、なかなかうまくいった。


まずややこしいのは、Mac用のAirDisplayのアプリといっても2種類ある。

ひとつはサーバー用のアプリで、これはiPadに画面を出力するアプリと共通で、無料でダウンロードできる。

もうひとつは、クライアント側で、そのMacを別のMacのサブディスプレイにできるアプリ。
これは
MacApp Storeで有料で入手できる。

自分の場合は、iMacにこの有料のアプリをインストールし、起動。

MacBook Air側には、無料のサーバーアプリをインストール。

リッドクローズモードで運用する場合は、USB/Bluetoothのキーボード、マウス/トラックバックの接続設定をしておく。

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システム環境設定のAirDisplayペインから、iMacを設定すると、iMac上の画面にMacBook Airの画面が表示されるようになる。

MacBook Airの画面を閉じて、iMacの画面をメイン画面として使うには、ディスプレイの設定で、メニューバーをiMac側の画面にドラッグ。

ACアダプタとキーボード類が接続されていることを確認して、MacBook Airの画面を閉じる。

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そうすると、あたかもiMacの中身がMacBook Airに入れ替わったかのように使える。

AirDisplayは、Wi-Fiで画面の信号を送っているので、微妙にFinderのアニメーションが乱れたりするが、動画をみたり、テキストをタイプするぐらいでは、問題はない。


OS 標準の画面共有を使うことで、似たようなことはできるが、リッドクローズモードを使える、iMacの画面サイズをフルに使う、描画や反応速度が速い、という点が違い。


Air Display