iPhone 6s Plusファーストインプレッション

iPhone 6s Plusへの移行も終わったので、6sならではの機能について、軽く感想など。

◼︎重さ大きさ

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大きさについては、さすがにちょっと気づかないぐらい。
左が6s Plusだが、まったくわからない。

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裏面のSの刻印で、ようやくわかるぐらい

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純正革カバーも、ちょっときつい感じかしないでもないけど、使えた。

有名なブロガーやYouTuberの人を見ると、6 Plusから、6sへと小さくした人もよく見かける。
自分としては、
6 Plusの大きさに満足しているので、まったく小さくしてみようとは思わなかった。
(会社から、iPhone 6を支給されているし、相方は6なので、小さいサイズの使い勝手は知っているが、画面が小さくて迫力がないので、個人で持とうとは思わない。あくまで仕事用、という感じ)

重さは、ちょっとずっしり感が増したかな。
持てなくなるほどではないけど、気づかないというほどでもない、ぐらい。
ギリ許容範囲。

◼︎3D touch

6s
にしたのは、新しいインターフェースである3D touchが使えるからなので、期待はしていた。

発売直前のレビューでは、PeekPopが超便利、というような話しが多かったけど、少し使ってみて、いまのところ、そこまでの便利さは感じていない。

対応アプリが少ない、というのはあるけど、Peekしてチラ見しないといけないような情報というものが、あまりない気がするんだよな。
大抵のものは、Peekする前のタイトルや見出し、サムネイルなどで、その先の情報の価値はだいたいわかるので、Peekしたからといって、そのまま、先のコンテンツをみるだけ。つまり普通にタップするのとあまり変わりなくなってしまう。

6s Plus
になって、全体的に高速化されていることもあって、タップした方が早い、という場面が多そう。

他の3D touchの利用法としては、

ホーム画面で、アイコン強押しで出るメニューは、これはもう出るメニューの質による。カメラアイコンで、ビデオと写真を選べるのは、これは便利。

メールの強押しは、受信ボックスの選択と新規メッセージを書く、なんかが選べるけど、自分の場合、もうあまりメール自体を書かないので、取りたい選択肢が受信ボックスをみる、ぐらいしかない。なので。これも単にタップした方が早い。

アプリ起動時に、画面の左端を強押ししながらスワイプすると、アプリ選択になるが、これはホームボタンを使わなくてもいい、という面では、少し便利になるかも。

キーボードを強押しすると、カーソル選択ができるようになるが、これは便利そう。というか、これまで、iOSの文字選択は悪夢のようにやりにくかったので、かなりマシになるのかな。

メモアプリの手書きメモ機能では、押す圧力に応じて、線の太さや濃さが変わったり、消しゴムの消せる範囲が変わったりする。個人的には、そこまでの書き分けができるスキルが自分にない気がするが、3D touchにしかできない機能ではある。

というわけで、まだまだこれからだけど、色々と便利なところもあって、これからの対応アプリのバージョンアップに期待が持てそう。

◼︎4Kビデオ

4K
ビデオを撮れるようになったのは、すごいのだけど、4Kビデオを見られる環境がちっともない、という状況で、必要なのか?この機能、という感じはする。
まぁ、12MピクセルのセンサーとハイパフォーマンスのCPU/GPUを搭載できた時点で、4Kが撮れてしまう、という状態なんだとは思う。

うちの場合、iMac27インチで、Final Cut Pro X4K編集はできるが、表示するデバイスがない。

テレビは、REGZA65Z8Xというやつで、4Kテレビだが、iMac27インチは、4K出力ができないので、見られない。
SD
カード、USBメモリー、DLNA経由などで、4Kで撮影したファイルを再生してみようとしたけど、多分、REGZAのパワーが足りないので、再生できない。
HDMI
入力は、4K対応だと思うが、AppleTV2Kのみ。iPhone 6s PlusLightning端子からHDMIアダプタを経由すれば、4Kが出力されるのかと思ったが、これも2Kのみ。

つまり、どうやってもiPhoneで撮影した4Kビデオを撮影を4Kで見ることができない。4Kディスプレイがあっても。

こちらの記事によると、4Kビデオは、iPhone上では再生中でもピンチインで拡大することができる、ということなので、そうやって使うか、編集時にズームできるビデオとして使うしかないのだろうか。
iPad Pro
は、4K出力できるのかなぁ。(今、仕様を確認したところ、できないみたい)

◼︎LivePhoto

写真を撮るときに、シャッター前後の様子を動画として撮影し、動く写真化する機能。

写真アプリで強押しすると、動画の再生になる。
ここは、わざわざ再生するのではなく、ハリポタの動く写真のように、自動再生してくれるとよかった。まぁ、バッテリーは食うだろうけど。
わざわざ再生するなら、動画とあんま変わんない。


LivePhoto
は、ロック画面にも設定できて、ロック画面上の壁紙を強押しで、動かすことができる。これは、6sのデモとしては、いいかも。

LivePhoto
は、iCloudのフォトストリームには送られず、Macの写真アプリに取り込むと、単に短い動画ファイルになる。
いったんMacに取り込んで動画ファイル化されたLivePhotoAIrDropで、iPhone 6sに戻しても、LivePhotoにはならず、単に動画ファイルになるだけ。

短く動く写真、というのは、面白いと思うので、もうちょっと使いどころを工夫して欲しいところ。

◼︎いつでもHeySiri

意外に便利かもしれないのが、いつでもHeySiri

今までは、充電中しか使えなかったのが、いつでも使えるようになった。
iOS9
では、声の学習機能がついたけど、6sのいつでもHeySiriに合わせたんだろうな。
この機能のおかげで、娘がHeySiriを試してみたけど、確かに起動しなかった。

Apple Watch
もHeySiriに対応しているので、iPhoneとApple Watchに同時にHeySiriを使うと、どのように反応するのかを試してみた。

基本的には、


  • 両方、画面が消えている時、iPhone 6s Plusが反応。
  • Apple Watchの画面がついていて、iPhoneがオフのとき、Apple Watchが反応
  • Apple Wachがオフ、iPhoneがオンの場合、iPhoneが反応
  • 両方オンの場合、Apple Watchが反応

という感じ。

Apple Wach
HeySiriは、画面がオンの時しか反応しないのだけど、この場合、優先権は常にApple Watchにある。
それ以外は、iPhoneがいかなる時も反応する、という感じかな。

たまに、両方が反応する時もあるが、これは、Apple Watchに優先権があることが、iPhone側に伝わるのが遅れていそうなときに、起こりがち。

実際の使い方で考えると、iPhoneがカバンに入っていて、歩いているときなどは、AppleWatchに指令。
クルマや、自転車を運転しているとき、キーボードをタイプしているときなど、両手がふさがっていて、Apple Watchの画面をつけにくいときは、iPhoneに指令、というところか。

◼︎速度アップ

Touch ID
やら、アプリの起動、ネットへのアクセスなどなど、確かに速くなっていることは、わかる。
わかる、が、6 Plusでも十分速かったので、すごい感激するか、というと、そこまででもないかも。
しばらく使って、6 Plusを触ったら、実感するのかもしれないが。

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ざっと、入手後、数時間の感想はこんな感じ。

正直、一般の6 Plusのユーザーは、買い換える必要はまったくないと思う。 ]

自分としては、6 Plusが4-5万円程度で売れたとして、差額の5-7万円の価値があるのか、というと、結構、首をかしげる。
それでも機種変更したのは、新しいものを触り続けてみる、まずは使ってみる、という意地みたいのところが大きい。

外見以外は、全部新しい、といううたい文句だが、そこまでは変わった感じはしないんじゃないかな。
また日常の中で使ってみて、何か違いを感じたら書いてみたい。