Voyager 855一週間レビュー



ステレオで音楽が聴けるBluetoothヘッドセットVoyager 855を買ってから、一週間以上が経過した。(二週間ぐらいだけど、途中、旅行に行っていたので。)

ほぼ100%近くで音楽を聴くために使っていて、通話で使うことはほとんどない。これは予想通り。
自分の生活の中では、もはや通話は特殊な用途で、緊急を要する時にしか使わないので、当然の結果。

音楽用途としては、そこそこ気にいっていることも、購入当初と変わりなし。
若干、扱いにくい部分もあるが、全体としては、ワイヤレス、クリップレスの快適さが優っている。

夏も本番になって、クリップタイプでは、付ける所に困ったり、服の布地が薄いので、少し走ると落ちたりしていたが、Voyager 855の場合は、頭の周りで完結しているので、そういった煩わしさには縁がない。

あと電池の持続時間が必要十分で、11回夜の間に充電しておけば、日中は電池の心配をしなくていい、という点も気にいっている。
今までの使用では、外出中に電池切れになったことはない。

ヘッドセットで一番抵抗があるのは、装着状態の異様な外見だと思うが、ここは髪型がカバーしていて、今のところ問題はない。
奇異な目線で見られたこともないし、そもそも誰も注意を向けているようには見えない。

両耳タイプであることも影響しているのかもしれない。

通話専用の片耳ヘッドセットだと、装着=通話をスタンバイしている、ということを表している訳だけど、今時の東京の通勤時に通話をしている人自体、 ほとんど見かけない。iPhoneユーザーより格段に少ない。

そんなご時世に、常時通話スタンバイの人を見かけたら、なんの仕事をしている人か、気になってしょうがない。

それが両耳タイプだと、通話スタンバイではなく音楽を聴いていることが推測でき、そういう人はいっぱいいるので、大して気にならない、のかもしれない。

全体としては満足している部分が大きく優っているが、扱いにくい面がない訳ではない。

一番面倒なのは、イヤループ。
プラスチック製の細いものなので、折れないか心配。飛び出ているので、イヤループを付けたままポケットに入れたりするのは難しい。

あと各ボタンの操作性というか、押しやすさというのもイマイチかな。
当然、目で見えない位置にあるので触覚を頼りに操作するのだけど、突起が4つあって、すぐに何番目の突起かわからないので、ボリュームをあげるつもりが一時停止、などということがしょっちゅうある。

それにコールボタンが硬くて押しにくい。力を入れて押しこむと、耳に向かって押すことになるので、耳が痛い。

最後に、Voyager 855の電源をいつ落とすか、ということを書いておく。

Voyager 855の待ち受け時間も、音楽再生時間も充分に長いので、日中、電池の心配をして電源をオフにする必要はない。

しかし、iPhoneVoyager 855が離ればなれになった時に、接続が切れてしまう。

具体的には、会社に着いてVoyager 855を机におき、会議にiPhoneだけ持っていって、帰ってくると、iPhoneVoyager 855の接続は切れている。

この時は、一旦Voyager 855の電源をオフにして、再度入れ直すと、接続できる。

結局、電池は大丈夫でも、しばらく使わないのなら、電源はオフにしておくのがいいみたい。




PLANTRONICS Voyager 855