GoPro Maxのスティッチ速度はどうなんだろう

GoProの新製品、HERO 8とMaxが発売された。



HERO 8は、手ブレ補正の強化と新筐体、動作の安定というところらしい。
相変わらずロール方向の手ブレまでは解消できないのと、給電ポートとバッテリーが同じ蓋になってしまったので、給電しながらは使いにくそう。
というわけで、今のところ買う気はない。



360度カメラのMaxの方は、小型化、軽量化、解像度アップ、メモリーカードの1枚化、タッチディスプレイ、TimeWarp、と、Fusionからの進化は大きい。

同じ360度カメラで、自分の持っているInsta360 EVOとの比較でいえば、タッチディスプレイがある、という点は優位。ただ、EVOの方が小型だし、メモリーカードも以前から1枚。手ブレ補正も多分、同程度だろう。

唯一わかっていないのが、スティッチ速度。これが速いのか遅いのか。
360度カメラは、面白い映像を撮れたり、後から如何様にでも編集できるという利点があるが、実際に書き出して、編集、使用できるまでの時間が時間がかかる。

Maxの説明には、本体内スティッチができるとあった。レビュー動画などをみても、Maxのファイルはひとつっぽく、前後画像が貼り合わせ済みのよう。



こちらの動画を見る限り、360度カメラとしてみた場合、全体の使い勝手は、やはりInsta 360Xの方が上回っているようで、であれば、ほぼ同じEVOのままでいいだろうと。



しかし、こちらの動画をみて、考えが変わった。
バイク動画だが、HEROモードという、前面のカメラだけを使った撮影方法だと、そもそも普通のmp4のファイルが作成されるみたい。で、これが、ジンバル不要の水平維持されたものになっている。
つまり、撮影してすぐの状態で、編集が可能になる。スティッチや変換の時間は不要。

HEROモードというから、HERO7/8と同等なのかと思いきや、思いっきり、HERO7/8を超えてきていた。

Insta360では、180度分だけ使うということはできないため、実際には、前面の映像しか必要のない時でも、貼り合わせて360度映像にする時間が必要だった。

安定性の面でも問題で、ツールド東北ので予備に撮影したinsta 360EVOで、後から貼り合わせ作業をしようと思ったら、ファイルが破損していて使えなかった、ということが発生したことがあるが、HEROモードなら、そういう心配は少なくなりそう。

ロードバイクの車載動画の場合、自分の中では、メカニカルジンバルのOSMO POCEKTが最強だったが、振動の影響が強すぎて、車載マウントができない。
GoPro Maxは、稼動部が無いので、車載マウントができる。MaxをHEROモードで運用すれば、車載できジンバルなしでもジンバル同等の映像が撮れそう。 

というわけで、360度カメラというより、ジンバル内蔵アクションカメラとして、GoProMaxを買ってみることにした。

OSMO POCKETのHyperLapsより、GoProのTimeWarpの方が仕上がりが多分よいので、その辺も少し期待。(4Kは撮影できないけど)

懸念の一つは、電源ポートが、バッテリーの蓋と同じになってしまった点。ロングライドでは、給電しながら撮影になると思うが、蓋を開けっぱなしだとバッテリーが落っこちないか。テープなどで落下防止するのが現実的かな。


GoPro MAX