Appleタブレットに3G回線は必要か

今週に発表されるというAppleのタブレット端末。
個人的には、もうほとんど買うことは決めている。

期待としては、以前に書いた通り、紙のノートを置き換えてくれるのではないか、という点。

具体的には、会議室やミーティングの場面でとったノートや、自分の考えを整理するためのラクガキをスキャンする手間無く、人にシェアしたり、保存できる、というような使い方。

今、ちまたで噂されているタブレットの用途である、電子書籍、ウェブブラウズ、大きな画面のビデオなどは、今のiPhoneやMac/Windowsでもできていること。だけど、このようなノート機能は、どの端末でも、今は十分にはできない。

で、Appleタブレットが仮にこのようにノートを置き換える様な端末だったとして、それとは別に、インターネットへの繋がり方が複数用意される可能性がある。

・有線LAN
・無線LAN/WiFi
・3G
・WiMAX
・WiFi/Bluetooth経由テザリング

などか。

この中で、確定なのは「無線LAN/WiFi」だろう。
最低限、WiFiは搭載され、あとはそれ以上のネットワーク接続手段を用意するかどうか。

有線LANポートは、iPhone寄りと言われているOSの性格や、持って使う端末、デザイン上のポートの処理から考えると、なさそうな気がする。個人的にも、LANポートがあると、会社で持ち込みが不可になってしまう可能性があるので、無しがよい。

WiMaxは、まだそれほど普及していないことや、グローバル展開を考えれば、可能性が薄そう。

WiFi/Bluetooth経由テザリングは、WiFiについては、タブレット側から見れば、普通のWiFiアクセスと同じだろう。Bluetooth経由のテザリングは、できそう/やりそうな気がするが、このあたりがちょい読みにくい。
テザリングは接続手段よりも、ソフトバンクがiPhoneのテザリング機能をオープンにするかどうか、という点が気になる。
ソフトバンクは、普通の携帯ですら、WiFi化を進めていることを考えれば、テザリングの解放は、少し可能性が薄い気がする。

最後に残るは、3G。
今、モバイル端末を世にだすときに、できるだけどこでもネットワーキングできる事を考えない、ということはないので、3G機能は乗せてくるのではないか。
ただ、ハンドセットをどうするのかということから考えて、データ通信のみで、通話機能はない可能性の方が高そう。

となると、

・WiFiのみ
・WiFi+3G

という2種で、iPod touchとiPhoneの関係に似る可能性があり。
組み合わせとしては、両方か、WiFiのみ、+3Gのみ、と3パターン。

で、この記事の趣旨は、3G回線の個人的な必要性を考える、ということ。

3G回線内蔵端末がでると、必ずキャリアとの契約が必要になってくる。そうなると、ランニングコストが発生し、単にハードウェアを買うだけ、とはいかない。
必要性が高ければ、契約すれば良いし、必要なければ、無駄な支出は減らしたい。

自分の実際の使用場面を考えた時に、

自宅:Mac、iPhone(WiFi)
移動中:iPhone(3G)
会社自席:会社のPC(有線)
会議室:iPhone(3G)

となっているのだけど、タブレットは、会議室での利用を想定している。

しかし、別に会議室でネットワークに繋がる必要があるわけではなく、その場ではメモを作成するだけで、あとからでも、そのファイルを自分の会社PCに送る事ができればよい。
つまり、常時アクセスできる必要は高くない、ということか。

仮に、3G機能が内蔵されていたとして、実際に使う場面は、会議がつまらないときに暇つぶしする、ぐらいしか思いつかない。あとは、たまたま電車で座れたとき、か。

ソフトバンクがiPhoneのテザリングを解放しないとしても、Bluetoothや端末間WiFiを使って、PasteBotのように、タブレット→iPhoneにファイルを送る事ができる可能性はある。

というわけで、3G回線無しモデルを選択する、のかな。

あとは、3G回線ありモデルしか発売されなかった場合は、どうするか。
3Gでのパケットを発生させないようにするという手もあるが、iPhoneの場合、料金最低プランは月2300円ぐらい、年28000円とちょい高い。
Kindleみたいに、キャリアとiTunes Storeのレベニューシェアでもして、月額不要になったらいいんだけど。

ま、仮に月額モデルになったとしても、買ってしまいそうな気がする。

結論:WiFiのみモデルが基本。3G回線の必要性は薄い。