新iPhone 5s/5c 発表

ブログの更新も大分、滞ってしまった。

新しいiPhoneの5s/5cが発表になったが、あんまり、何か書きたい、という衝動がでなかった。

Appleが革新性を失って、がっかり云々、ということではない。
単に、もう7回目のiPhone発表なわけで、飽きた、というと言い過ぎだけど、慣れた、というか、要はスマホは、もうコモディティになった、というだけだろう。

MacBook Airのニューモデルがでても、わざわざ記事に書かないもんね。それと同じか。
6年もそれなりにワクワクできたのだけでも、儲けもん。

5cについては、特筆することは何もない。
一段進んだ普及期になると、カラーバリエーションを投入するのは、トランスルーセントのiMacからスタートし、iPodでも効果的だった、アップルの伝統といってもいい。
これは、Appleの伝統というか、自動車産業におけるフォードの単一モデルから、シボレーのカラバリ投入、という成熟化の系譜と言われている。

そういう意味では、iPhoneのカラバリ投入は遅いぐらいの感じもするが、日本で考えたときに、グッドタイミングだなー、と。

日本の中で、新し物好きや、変化を受容する層は、先にiPhoneに行ってしまっているので、残っているのは保守的な層で、それほど技術的な革新性などでは動かない層。その人達は、現実的には、保守的なドコモのガラケーにとどまっていたり、ドコモのAndroidを使ったりしているわけだけど、その層を取り込むためには、カラバリやら、プラスチックケース、安価なモデルは、魅力的に映る人も多いだろう。

自分としては、5cは、iPhone 5とスペック的には変わらないので、買い替えの対象としては興味がない。

で、5sだが、こちらもスピードアップ、指紋認証、モーション専用コプロセッサ、スローモーションカメラ、というような感じで、粒は小さい。
もう、Appleの開発力というよりも、カテゴリとして、スマホはこれぐらいの地味な進化の余地しかないのかもしれない。

指紋認証は、Apple IDのパスワード入力をスキップできるのは、地味だけど助かる。
画面ロック解除は、個人のiPhoneではロックをかけていないので恩恵はないけど。解除が速いなら、ロックをかけるようにしてもいいかも。

会社支給のiPhoneは、パスコードロック必須なので助かるけど、すぐには換えてくれないだろうな。

今後は、あらゆるパスワードをスキップしてくれるとか、Macやら他のデバイスのアンロックにも使えると面白い。

モーション専用コプロセッサM7も地味だけど、なかなか期待できる。
ライフログ系のアプリは、バッテリーの消費が激しいため、使うのを控える、ということがよくあるけど、M7があれば、軽減されるのかもしれない。
あと、説明を読む限りは、モーションを検知して、今自分が接続するべきネットワークや、探知の頻度をコントロールしてバッテリーを節約するらしく、これも地味だけどよさそう。

カメラは、120fpsに対応したとのことだが、これは今、手持ちのカメラでスローモーション撮影ができるものを持っていないので、使ってみたい。ただ、データ容量も4倍になるだろうから、おいそれと使えないとは思うが。

劇的なスピード向上については、今、それほど困ってはいないので、どうかな、と思うけど、処理速度が速くなることで、できることが増えていく、というのがこれまでのコンピュータの歴史なので、期待は持てる。
そんなに速いなら、キーボードとディスプレイを付ければ、普通にPCとして使えそうだけどな。

そんな感じで、自分の場合は、iPhone 5sかな。色はシルバーかなー。