BB386用のBBってどうやって取り付けるの? - WISHBONE BB38624

到着したFELT FR1フレームキット

フォークは分離された状態だったので、ヘッドパーツをどうやって取り付けるのか、と105本を見ていたら、BBの取り付け方法のところに目がいく。
ネジ山を切ってして、表面を馴らしてください、と。

そういえば、F85は、最初からスクエアテーパーのBBがついていたので、フレームにはネジ山が切られていて、
自分でDURA ACEのBBをねじ込んだのだった。

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FR1のBB部を見ると、ネジ山はない。これは自分でネジ山を切るのか?工具ないぞ。

調べてみてわかったのは、カーボンフレームにBB386のBBを取り付けるには、ネジ山は切らない。
どうやって、ボトムブラケットを取り付けるのか、というと押し入れるらしい。

圧入とか、プレスフィットというらしいが、要は押し込むみたい。押し込むには、工具が要る。BBというのは、使用頻度が低いのにやたらと工具を要求するものらしい。

最初みた圧入用の工具が1万円以上するので、これは工賃払った方がいいかな、と思ったが、いろいろ調べると、WISHBONEというメーカーのBBは、この圧入工具は買わなくてもいいらしい。

普通のBB386用BBというのは、円形のベアリングを穴の口に押し入れる(圧入する)らしいが、BBやフレームの精度が悪いと異音が出やすいとか。左右別々に入れるからかな。

で、WISHBONEのBBは、左右から、圧入するのではなく、別れたパーツを左右から入れるが、筒が真ん中でネジで繋がって、回して入れる。これによって、左右パーツが一体になるので、異音が出にくい、とか。

工具は、いわゆるBBレンチで、ネットの情報によるとホローテックをつけるので、いけそう。
(後で、これは違っていたことがわかる)

手持ちの工具が使えて、異音も少ない、取り付けも簡単なら、ちょっと高くても、ということで、BBは、このWISHBONEにすることにした。

WISHBONEのBBの中で、自分に必要なのはBB38624という型番のやつ。
つまりBB386に、シマノの24mmクランクを取り付けられる、というもの。

メーカーのサイトにも、ホローテックII用と書いてあって安心。

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で、到着。

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重さは、121g。シマノDURA ACEのBBは60gぐらいだったので、倍の重さ。でかいからな。

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細々したパーツも付属しているが、他の規格用で、ホローテックIIには使わない。

仮合わせしてみようとすると、全然スムーズに入らない。
ネットのインプレでは、スルスル入るみたいにあったので、マジか、と。

もっとも、BB側だけでなく、フレーム側の精度もあるだろう。
削るのか?

BB工具で、締めて取り付けようとすると、径が合わない。まじか。
結局、専用工具が必要だという結論に達した。

ネットの情報をもう一度みたが、同じWISHBONEのBBについて書かれていても、他の規格のもので、BB386のものはなかった。他のタイプは、シマノの工具が使えるのかもしれないが、BB38624はダメ。
販売ページを見ても、WB-WRENCH-004という専用工具がいると書いてある。

しかも工具は2本いるのではないか。
外にでている、締め込み部はかなり薄く、手で押さえられなさそう。他のペンチもはまらない。2本同じものを買って、両方から締め上げるしかない気がする。

BB本体を買ったお店で、工具2本を注文。送料を2回払ったのは無駄だった。

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到着。

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ホローテックII用の工具と重ねてみたが、やはり、明確に経が違う。ちょっとでかい。


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さすが専用品だけあって、しっかりと締められそう。

工具まで入れると、結局、普通の圧入式のBBに、圧入工具を買った方が安かった。
剛性や異音対策、メンテナンス性が良くなったと諦めよう。

さて、工具も揃えたところで、BBを最初に取り付けてしまうか、と思ったが、気になったのは、内装ケーブル。
BBを付けてしまうと、フレーム内部にアクセスできなくなるので、先にケーブルを通した方がいいんじゃない?


(
組み付け記事はこちら)


ウィッシュボーン BB38624 シマノホローテック2&スラムGXPクランク用
Wishbornウィッシュボーン WB-WRENCH-004 BB386用レンチ【工具】


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