iPhone Xの画面が死ぬ

娘が朝起きてきて、自分のiPhone Xの画面がやばい、と。
下部から液状のようなものが漏れている状況で、画面に縦線が入っている。

あら、これはやばいね、と言っている間に、数時間後には、画面全体がまっくらになってしまった。

そもそも、娘のiPhone Xは、私のお下がりで2017年購入なので、3年前のもの。しかも、去
年の4月に、娘が画面を割ってしまい、修理業者で画面交換をしている。そこから、1年半ぐらい持った、ということになる。

自分は、今年iPhone新機種にしたばかりなので、交換したばかりのXS Maxを譲る予定ではあったので、タイミングが良いといえば、良いが、まだ新機種は発表されていない。その点ではタイミングが悪い。

自分は、仕事の用のiPhoneもあるので、先に娘に譲って、そちら一本でやることも考えたが、AppleWatchだけは、iPhoneと紐づくので、ヘルスケアデータの連続性がなくなってしまう。この線は厳しい。

代替デバイスだが、娘には、iPhone X以外にも、他に自分で購入したiPadと、親が貸している(といいつつ専用機になっている)MacBook Airがある。

さて、ここから。

iPhoneの管理は、高校生になってからは特に、本人任せで感知していなかったが、まずバックアップをとっていない、と。
いざという時の備え、という考えが体感的にまだ持てない歳なので、仕方がないが、今回で必要性は実感したよう。

もう一つ、バックアップがとれない理由が、ストレージの問題。

iPhoneの中に大量のスクショやらなんやらのデータを保持しており、バックアップを取るだけのストレージを持っていない、という点。
自分のお下がりのiPhone Xで256GBモデルだが、そのうちの150GB以上は使用していたよう。
iPadも、MacBook Airも、iCloudにもそんな容量はないので、高校生ではバックアップの取り用もなかったみたい。(容量オーバーと言われる)

・AirPlayで画面を見られるようにする

とはいえ、まずはバックアップ。

画面は死んでいるが、幸い、本体の機能は生きている。画面が真っ暗な状態でどうバックアップ操作をするか。

結論的には、AppleTVにAirPlayミラーリングで画面を手探りでなんとか表示して、そこから先は、画面が見られるようになったので、なんとか操作できるようになった。
普段から、AirPlayを使っていたので、大体の位置を覚えていたようだ。

Lightningケーブルで、MacBook Airと接続すれば、QuickTimeプレイヤーで画面が見られるはず、と思ったが、うまく表示されなかった。ここで、iPhone側の問題なのか、MacBook Air側の問題なのか、トラブルシューティング自体が困難なので、まずは、使えるAirPlayで対処。

・ポインティングデバイスを使う

さらにiOS13からは、ポインティングデバイスが使えるようになったので、Bluetoothマウスを設定してやり、ポインタが表示されるようになれば、手探りで操作もしなくてよくなった。

ちなみに画面が死ぬと、FaceIDも死ぬらしく、パスコードは手探りで入れる必要がある。(そして、なぜかパスコードの解除とか変更ができなくなる)

・バックアップを取る

画面が見られるようになって、まず私のMacBook Proに繋いでバックアップを取り、iPadに移せるデータや、アプリデータの引継ぎをし、iPhoneで行っていた多くの作業は、iPadでできるようにした。

念のため、iCloudにもバックアップをとることにしたが、なんせ150GB以上もあるので、iCloudの容量を200GBに拡張。200GB以上だと、ファミリー共有で、娘も使えるようになるので、これにバックアップ。

iPhoneの画面を見るために、テレビを使うのはコスパが悪いので、MacBook AirにAirPlayレシーバーのアプリを入れて、本人の環境だけで作業できるように。

この状態から、今は、膨らみ切ったスクショとかの山を整理する作業を今やっている。

あとは、iPhone発売までは、なんとか凌いでいただきたいところ。

なかなか大変なところもあるけど、興味深いこともあった。

例えば、スクショをため込むこと。
これは、中学生の頃はネットやアプリの時間制限をかけていた。そのときに、自分が見たいもの、好きなものをメモ帳アプリに保存し、オフラインでも見られるようにした、というところから来ている。
友達なんかもそうしているらしいので、今時の中学生ライフハックの一つなのかも。

あとは、バックアップの大事さや、クラウドの活用、ストレージの容量まで含めた環境づくり、など、これまでiPhoneはiPhone、iPadはiPad、と単体で使っていた点をある程度改めて、考え直す必要がありそう。